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53.西方料理

(´;ω;`)クリスマス終了のお知らせ。

「次はどうしよう?」

アレックスは嬉しそうに問いかける。

そろそろ、俺の腹時計は昼だロビンに聞く。

「ロビン、この近くで安くて旨くて量の多い店を案内しろ。酒が出ても良いぞ。」

「いや、オットー昼真っから酒は無いでしょ。」

フェルッポが言う。真面目モードのマルコ。

「学外での飲酒は違反だぞ。」

「そうか?薄いバーボンなら大丈夫だろ。」

「バーボンは水だ。」

心強いコトを言うジョン。

いろいろ騒ぐミソッカス共。

「あの、ココラ辺には安い店は有りません。」

なんてこったい!!ロビン、よし解かった。

「では安くて安全ではない店を案内しろ。」

「あの、ハイデッカー様なにをする気ですか?」

「大丈夫だ、俺が総力を挙げて安全化する。」

「あの、王都での騒乱は重罪ですよ。」

「大丈夫だ、全ての目撃者を消せば良い。」

「いや、人の噂は止められません。」

「全てだ。知る者が居なくなれば噂は出ない。」

「オットー冗談は笑える内に納めてくれ。今の話は笑えない。」

マルコが止める。

なんだよ。チンピラのアジトで大運動会じゃないのか?

「ロビン君頼むよ。ソコソコの値段でソコソコの味で安全な店を紹介してくれ。」

アレックスが珍しく下民に頭を下げている。明日は雨か?

「わ、わかりました、近くにまあまあの店があります。」

ロビンの後に続くミソッカス共。

なんだよ。コレからが面白い所だろ?


店に着くとテーブル席20席とカウンターがある店だった。

未だ少し昼には早いが。身なりの良さそうな平民の家族や、ご年配の夫婦等がもうすでに食事をしている。

席は全て埋っていないのでスグに座れた。

「へー悪くないじゃないか?」

アレックスが店内を興味深く見渡してる。

店内は明るく。天井が高いので開放感がある。

「ココのご主人は西方のご出身で今は帝国に併合された邦国の料理が出てきます。」

ロビンが自分のコトの様に威張って言う。

「なるほど。」

わからん

「失礼します。」

金髪ツインテールの女の子がワゴンを押してお辞儀をした。

ワゴンにはカトラリーの入ったカゴとフィンガーボールらしき容器、ナフキンが乗っている。

次々にテーブルの上に並べる。

「今日はお食事ですか?お酒にしますか?」

「お食事でおねがいします。」

ロビンに任せる。

「本日は、鹿の心臓と頬肉を使ったトマトのオイル煮か、白身魚のフライのトマトソース掛けが選べます。付け合せは白パンとレバーパテ、キャベツの酢漬けです。」

「えーっとどっちにしますか?」

ロビンがたずねる。

「え?心臓?ぼく、魚にするよ。」

「フェルッポ?お前、魚食べれるのか?」

「兄さん、昨日オットーのゴーレム見たらちょっと…。」

「仕方が無いな?僕は肉だ。」

「もちろん俺も肉だ。」

「俺は肉だな。」

「ぼ、僕は魚にしておくよ…。」

マルコと乳タイプ兄弟は肉でアレックスは魚だ。

「俺は肉にしておこう。大盛りは出来るのか?」

「ハイできます。」

「では、私めは魚にします。ご注文よろしいでしょうか?肉が4で内一つ大盛り。魚が3でお願いします。」

「はい。かしこまりました。肉のオイル煮が3と大盛り1、魚のフライが3ですね。お飲み物はどうしましょうか?」

「酒だ。」

酒が飲める酒が飲める。

「いや、飲酒はまずいよ。」

アレックスからツッコミが入る。

「ああ、そうか、では酒精のある飲み物はあるか?子供が飲んでも良いモノだ。」

「あの、果物の赤ワイン漬けの水割りが在ります。」

「ソレを皆に。」

「おいおい、オットー勝手に決めるなよ。」

「そうだよ、酒呑んだのがばれると寮監から家に連絡が行くんだぜ。」

「フェルッポ、水割りなら果汁と変わらないだろう。」

「俺はどっちでも良いぜ。」

抗議の声を上げるミソッカス共。

「あの、ご人数ぶんですとボトルの方がお得です。量は10杯分になりますが。」

「「「ソレでお願いします!!」」」

何故か全員が一致した。

(´;ω;`)コレが掲載されているコロ。俺は…。

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