番外地:帝国編(の最終話)
(´・ω・`)クククク、先負で午後からは吉。
「ジョゼ見送りすまんな。」
「マフディ、俺は名前を変えても、同じ民族の誇りは忘れてない。友が行くなら見送るさ。」
帝都の外れの南へと続く街道の門の外。
馬に乗った二人の青年が話し合っている。
一人は皮鎧の騎士。もう一人は教会騎士団のコートで下に白い鎧を着ている。
下級神官の旅姿である。
「ジョゼ。小さなナウラのコトだが…。」
「大丈夫だろう。アイツはすばしっこい。きっと逃げ切っている。」
「そうだな、南邦に付いたら色々と当たってみる心算だ。」
「マフディすまない。恐らく俺も後から追いかけると思うが…。」
「ジョゼ。待っているぜ。」
「ああ、帝都のでの仕事を片付けてから向かう。ゴミ拾いだが…。恐らく外征には間に合うと思う。」
「外征か…。本当にやるのか?」
「おいおい、マフディ今のは神官として問題だぞ?」
「ああ、解っている。ジョゼ内緒にしておいてくれ。異教徒から神の僕を救わなければ成らない。俺は聖堂の教えを広めるのは賛成だ。」
「なら何の問題がある?」
「やり方の問題だ、力では信仰を変えるコトはできない。教義の神聖性と理解が重要なのだ。尤も、教会の上層部は皆ヤル気だが…。成功率は低いだろう。抵抗を受ける。」
「そうだが、マフディ、我々には時間が無い。」
「そうだな、ジョゼ、全ての準備が足りない。」
背中の布に包まれた単槍を見るマフディ。
「マフディ、そんな玩具が通用するのか?」
「ジョゼ、コレは戦争と世界を変える未来の武器だ。」
得意そうに背中の火打ち式銃を示す神官。
旋条は無い、滑降砲だ。
銃身の厚さが違う。
「だが、未だ問題が多いのだろう?」
「ああ、そうだな、しかし、南のマイスターに見せれば技術的な問題は消せるハズだ。」
「そうか…、頑張れよ友よ。良い知らせを待っている。」
「ああ、友よ、良い知らせを待って居てくれ。神様の言うとおり」
「ああ、解った君は何時もソレだな。」
彼の独特の言い回しだ。
帝国式ではない幼い頃からよくお祈りをしていた。
「じゃあな、ジョゼ。向うで待っている。」
「そうだな、マフディ。君を追いかけよう。」
手を振り、手綱を操作する親友。
駆ける馬。
荒野を土ぼこりを上げ走りさる。
見つめる親友の背が小さくなる。
風は俺の背中を吹いている。
きっと今なら叫べば届くはずだ。
マフディの口癖を思い出す。
意味は解らないが、運命に従うと言う意味らしい。
息を吸い込み叫ぶ。
「インシャーアッラ!!」
遠くのマフディが振り向き手を振って叫んでいる。
聞こえないがきっとこう言っている。
神は偉大なり
(´・ω・`)はい。と言うわけで”Q:主人公は何時出るの?”の答え”A:もう既に出ていました。”が正解でした。
(#◎皿◎´)おい、ヤバイの引いただろ。
(´・ω・`)…。(帝国は一神教なので日本人では辛い。)
(#◎皿◎´)え?主人公、日本人じゃないの?。
(´・ω・`)たぶん、中東出身のイスラームで。タヒんだ後に、何か光る変なのに”指導者にならないか?”と言われて”はい、喜んでー!!”と言ってしまう位のおっちょこちょいさんだと思います。
(#◎皿◎´)アカン。
(´・ω・`)中東の物語で神を名乗る者は神か悪魔か半々で間違えると罰ゲームなのはテンプレ。
(#◎皿◎´)ヒドス。
(´・ω・`)では、これで”オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳”は最終回です。
(#◎皿◎´)は?俺の教授編は?
(´・ω・`)次回、新連載”オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳:成人編”で御送りします。(ノク夕か何か。)
(#◎皿◎´)おい!最悪だろ?
(´・ω・`)…。(すまん、軍人編がどう頑張っても18菌なんねん。すぷらった。)
(´・ω・`)では、長い間お付き合いしていただきありがとう御座いました、新番組で会いましょう。




