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オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳。  作者: 王石 勉
第一章.チュートリアル
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3.3変態

魔法は独学で学ぶ。

幸い家には領地の資料や先代達の学んだ学校の教科書&専門書が在った。

どうやらハイデッカー家からはあまり魔法使いが出ていないらしい。

いや、家から出た魔法使いが資料を残さなかったのかもしれない。

ゲームの俺は魔法学園に入学していた、魔法特性は在るはずだ。

もちろん知っている魔法のサーチや鑑定を使ってみたが。

叫ぶだけでは発動しない。

何かコツが在る。

なぜ魔力値が在るのか?

レベルが上がれば増えるのは何故か?

ゲームだから仕方ないでは済まない。

そして見つけた。

”生活魔法入門”かまどに火をつけたり洗濯をしたりする魔法の入門書だ。

魔力の扱い方から始まっている。

パンをこねる魔法の練習は粘土を使うらしい。

光りを照らす魔法は可視光光源を発生させる。

物を冷やす魔法。氷は出来ないらしい。温い水が冷たくなるだけだ。

水をコップ一杯出す魔法。空中の水分を集める様子だ使えない場合も在ると書いてある。

そよ風を起こして涼しくしたり洗濯物を早く乾かす魔法。

粘土を練って時間が来たら鐘を鳴らす魔法は目覚ましタイマーの代わりらしい。

意外と万能だな生活魔法。


本を片手に庭で”魔力を熱に変換してかまどに火をつける”から試してみた。

木と落ち葉を集め準備する。

何故か桶と水を用意しろと俺が忠告しているので用意した。

なになに?先ず魔力を体の芯から取り出す。

体の芯は人によって違う、眉間の場合、胸の奥心臓の場合。臍の下の場合。

丹田のことか?

空手の型で丹田に力を入れると在ったのでそのまま何となく使っていた。

先ず、イメージだ、魔力を臍の下で回して

手から出た魔力を凝縮して熱に変換する。

う~んなにか繋がった。

落ち葉から白い煙が出て火が付き始めた。

なるほど。こんな感じか…。

桶の水を掛けて火を消し。

くすぶる薪に魔力を力強く凝縮して熱に変換。

ボッフッ

熱風と水蒸気で落ち葉が飛び散る。

あーしまった。

薪じゃなくて水に熱が伝わって水蒸気爆発っぽくなったな。

待てよ?コレは使えるのでは?

物質の三態+プラズマ状態はこの世界でも有効なのか?

魔力はどうやって熱に変換したんだ?

光りに変換できるなら別の光線や電波でも可能なのでは?

物体の熱エネルギーを魔力で自由に替えられるのなら攻撃に使えるのでは?

攻撃魔法に雷撃系が在るから電子や磁力もコントロールできるのでは?

フライ系魔法なら揚力か重力だ。

よし!!実験だ。

まずは項目を作り相関関係が在るのか調べよう。

俺は実験に没頭した。


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