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340.錬金術(銭の方)3

ポーンで寮の作業場に飛んだ。

とりあえず節穴親父の注文を果そうではないか?

魔力構成を鼻歌で桶に水を張る。

25本の剣を手早く分解する。

「ウェ~イwww錬金だ~w」

1本ずつ分子構造を替えウェスで余分を拭き取り加熱して桶に落す。

沸騰した桶の水で室内が曇る。

5本づつしか桶の水の量が対応できない。

机の上に並べ200℃まで加熱して放置する。

これを5回繰り返す。

さて、節穴親父の注文だ。

”鉄2   (インゴット)×1226”

”鉄   113.2Kg ×1”

さて、”鉄113.2Kg”はクロムモリブデン鋼の元だ。

コレを使うのは厳しいだろう。

剣に使うには硬すぎる。

新たに金属を作るか…。

鉄2の出番です!20個取り出す。

「ウェ~イw」

「ウェ~イww」

「ウェ~~イwwwどうだ!!」(ハアハア)

低級ポーションを呷る。

GUIには

”硫黄  8.1Kg×2”

”珪素  5.2Kg×2”

”ふた付き瓶(砒素1.9Kg)×2”

”鉄3  224.7Kg”

なお、鉄3は。


サーチ結果

----------------------

道具:鉄3(インゴット)

効果:量産品の鉄(鉄:88.4%炭素:5.6%クロム:1.2%マンガン:0.8%その他:4.0%)

----------------------


であった。

まあ悪く無いだろう。

炭素を下げれば鋼になる…。

問題は炭素をドレだけにするか?だ、暇があったら高マンガン鋼を作って見ても良いだろう。

その時は一次焼き入れは油冷にすべきか?

油が大量に必要に成る。

それとももっと不純物を取り除くか…。

イカンイカン、ヤスキ鋼になってしまう。

今必要なのは純粋な硬さだ、イイカゲンな作りの鋼を貫く強靭な鋼が要るのだ。

あの世界の特殊鋼の様な物が…。

まあ、ソコまでの物は要らないであろう。

あの世界の連中は頭がおかしい。

ソコソコの鋼でも、形で何とかなる。

収納から取り出し、低級ポーションを呷る。

「ウェ~~イwwwタンソ10(Kg)!!」


サーチ結果

----------------------

道具:炭素インゴット

効果:炭素(炭素:99.9%)

----------------------


サーチ結果

----------------------

道具:鉄3(インゴット)

効果:量産品の鉄(鉄:92.6%炭素:1.2%クロム:1.2%マンガン:0.8%その他:4.1%)

----------------------


うむ、まあまあの鋼だ。

いっその事もう、低炭素鋼にして浸炭処理してしまおうか?

ガス浸炭が出来ないこの世界では運に任せてやるコトに成るだろう。

運で浸炭、正に”うんたん”だ。

100本に1本の当たりが出れば、伝説の剣、”うんたん”が出来上がる。

「ちっ、実験ならやるのだが…。うんたんうんたん。」

しかし、性能検査は金属顕微鏡の無いこの世界では破壊検査しか選択できないであろう。

あっちの世界のチートアイテムが羨ましい。

破壊神ルデールの使徒A-10が有れば帝国なぞ木端微塵なのだ。

もしくは二段ロケットのA10。

俺のA10細胞にはなんら反応しないどっかの使徒たち。

何せ翔ちゃんは細かい構造を知らないのだ。

コレでは再現しようが無い。

「仕方が無い、一歩ずつ問題を解決しよう。」

先ずは目の前の、試作品だ。

適当に160の鉄片に分ける。

剣の母材だ。

その内、4個を形の違う剣に加工した。

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