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339.教員室3

食事が終わり食堂の前でサンピン&ミソッカス共と別た。

普通魔法科教員室へ向かう。

やったね翔ちゃんレポートの提出だよ。

教員室の前で身形を整えレポート書類を確認して深呼吸。

いざノックする。

「だれだ?」

「オットーフォンハイデッカーです。レポートの件で参りました。」

「入れ。」

「失礼します!」

ドアーを開け中に入る。

室内の机に座るワリス教授を確認する。

相変わらず整理整頓がされている部屋だ。

「ワリス教授、実験の仕様及び方法に関する指示書を含むレポートです。」

書類の束を手渡す

「うむ、生徒オットー。レポートは受け取った。学園長にも目を通してもらう。」

「はい、よろしくおねがいします。…学園長?」

「そうだ。今回の実験は学園長も興味を示している。」

「そうでしたか。」

いやん、大事になってる。

教授はレポートに目を通している。

「この、気圧計と言う物は何だ?」

「はい、コチラに完成品が在ります。」

開いた机の上に水銀柱を出す。

「なんだ?コレは?ドコから出した?」

「レポートの図を参照して下さい。大まかに説明すると、気圧、つまり空気の密度が変化すると水銀の重さでガラス管の中の真空の体積が変化します。」

「真空?」

「はい、空気が無い空間です。」

「何故真空だと言える。」

「うーん、分解するコトに成るのですが…。」

水銀の溜まった下のバットに水を入れる。

そのままゆっくりと水銀柱を引き上げる。

ガラス管が水銀と水の境界面を超えた所で、ガラス管内の水銀が流れ出し水が流入する。

完全に水銀が流れだすと。

水がガラス管の中に満たされた。

よかった、真空度は保たれていた。

理科実験でお馴染みの水銀柱実験だ。

「このように、空気が存在すればガラス管内に気泡が出来ますが、全て水で満たされているため。あの空間には空気が存在しないと言えます。」

頭痛が痛い様子のワリス教授。

「つまり、ソレがお前の言う空気の密度に差が在る証明なのか?」

「いや、今の実験は真空が存在するコトを証明する実験です。」

無言でガラス管の中の水を見る教授。

鐘が鳴る、午後の授業の開始の合図だ。

「くそ、時間だ。解った、生徒オットー、その実験装置は復元しておけ。」

焦る教授。授業の資料を手に持っている。

「復元しておきますが一日掛ります。全部で3台同じ物を作りました。残りを置いておきます、気圧を測るための目盛りは未だ付けていないのですが…。」

分解した物を収納して、残りの2台を机の上に置く。

「解った、学園長に見せる提出しろ。」

「ではその他の実験器具も提出します。」

更に実験器具を置く。

レポートに構造と原理、使用法は書いてあるので問題は無いハズだ。

「後で見ておく。」

教授がストールに掛ったコート取り袖を通している。

「はいでは、ご機嫌よう。」

ドアーを出た教授が立ち止まり振り返る。

「授業に出ろ!生徒オットー!!」

俺は笑顔でポーンを操作した。

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