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337.執事とメイドと主人1

さて、受注は受けたので、店を出る。

路地に回り大量の剣を収納する。

取り合えず…。どうするか…?

あまり時間が取れない。

昼まではあと少しだ。

エンリケの店に行くとどうしても時間が掛るだろう。

性的な意味だ。

ココは保留だ、店には明日にでも時間の余裕を取って行こう。

敵の情報を探ったほうが良いだろう。

政敵な意味で。

さっきからGUIに謎の光点が現れている。

節穴親父の店のドアーにへばり付いていたヤツだ。

コイツを巻こう。

ポーンを操作した。


学園の校舎の前に立つ。

近衛の兵が敬礼している。

返礼して寮の管理棟へ向かう

目指すは玄関の受付だ。

いた。

「これは、オットー・フォン・ハイデッカー様、何か御用でしょうか?」

痩せたカリアゲメガネ、鋭い眼つきだ。

「うむ、配下の者の仕事の配分について話が在る。お時間は良いかな?Mr・R(ミスターロバート)

一瞬目線が泳ぐ鬼畜メガネ。

おかしい、何かが在るのか?

「ミス・マルカのことでしょうか?」

「そうだ、知っての通り、俺の配下の者が俺の私用で学園を離れている。その為手が足りない様子だ。マルカは俺のメイドだが学園の生徒でも在る。学業を優先させたい。」

「はい、わかります。」

「その為。仕事の配分を考慮して欲しい。」

「了解しました…。」

「手が足りないのであれば此方で雇い入れしても良い、但し、ベスタは一月程で戻ってくる予定だ、我が家に手紙を送っても代わりの者が来るのはソレぐらいだ。なので仕事が解る者を紹介してもらい短期で雇い入れても良い。」

「はい、探してみます…。」

歯切れの悪い様子のMr・R(ミスターロバート)凡そ何時ものクール鬼畜眼鏡では無い。

Mr・R(ミスターロバート)何か在るのか?」

コレは嘘を…。何も言っていない。

しかし、迷いの在る目だ。

「実はその…。我が…。いえ、此方で対処します。」

「そうか、君に任そう、問題が在り手が足りないなら言ってくれ、費用は此方でも考えよう。」

「お心遣いありがとうございます。」

言い切る鬼畜。

コイツは嘘は言わないであろう。

「ふむ、一つ参考までに聞くが今まで寮で手が足りない場合はどうするのだ?」

「デービス家の者で探しますが、簡単な作業ならば学園の購買部に依頼を出して生徒を募集しています。」

「なるほど…。」

顎に手を充て考える。

学園の掲示板か…。確かに学園の素材収集のイベントは在った。

「短期ならば…。ソレでも構わんのか…。」

「ご安心下さい、ミス・マルカに付いてはコチラで対処いたします。」

「いや、あくまで参考の話だ。」

「はい、」

「一つ聞くが今は忙しいのか?」

「いえ、特には…。」

冷や汗を掻くMr・R(ミスターロバート)珍しい表情だ。

「そうか。では何故…。いや、止めて置こう。申し訳ないが他の者に負担が掛るかも知れん充分に礼を言ってくれ。」

スタッフに何か持って行った方が良いだろうか?

甘い食べ物を。

「うむ、そうだな。実はサロンに出ている焼き菓子を注文したいのだが…。大銀貨1枚分だ。出来上がりは何時でも良い。」

銭を払う。

「はい、了解しました。手配しておきます。」

すんなり受け取る鬼畜メガネ。

おかしい、やはり忙しいワケでは無いのだ。

「では、又、何か在ったら相談に来る。」

時間がアレだ、教室に顔を出そう。

「はい、ありがとうございました、オットー・フォン・ハイデッカー様。主人に成り代わりお詫び申し上げます。」


お詫び?



イマイチ引っかかる言葉で有ったが、教室に向かう。

授業中で無人の廊下を進む。

未だ昼までは時間が在る、少しだけ教室に顔を出そう。

教授にも用がある。

講義の声が漏れている。

生徒の笑い声もだ。

ああ。

ココに入ると皆、押し黙るのであろう。

意を決してドアーを開ける。

静寂に包まれる教室。

負けるな俺。

何時ものロビンの隣りに座る。

「では、次の魔法の分類だが…。」

良くわからんがファイヤー系の魔法の分類の仕方らしい。

同じヤツが考えた魔法は似ている。

その為、後から改良した魔法は元の魔法に追加した物が多い。

そうやって並べると…。自然に魔法の系統図が出来上がる。

なるほど…。(つまらん)魔法の歴史だな。

全ては魔法使いデービスの魔法が元に成っているらしい。

午前の終わりの鐘が鳴る。

教授が退出しました…。

ロビンの奥襟をガッチリと掴んでいる。

さあ、飯だ。

(´・ω・`) Mr・R(ミスターロバート)の好感度が上がりました。+5


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