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31.NPC

放課後になった。

教室に戻るとロビン君たちはもう居なかった。

何だ、町でも案内させようと思ったのに。

仕方ない。

図書館へ行こう。

ベスタに図書館に寄るので先にマルカと寮に帰って貰った。

図書館のドアの前に立つ。

ゲームではココでイベントが起きるんだが。

ソレは主人公の話だ。

中に入ると生徒は居ない。

放課後なんだからもっと居ても良いはずだ。

文学少女は異世界に居ないのか?

見回すと。

いた、NPCのみつ網めがねどじっこ司書。

ズレた丸めがねを鼻にかけて本を運んでいる。

一時期この司書が攻略できると言うデマが流れた程だ。

あ、コケた。

あざといキャラ作りだ。

うん、タイトロングスカートで尻とフトモモのライン、スリットからチラ見するニーソ上の肌。

「大丈夫ですか?」

「あいたたた~、すみませんコケてしまいました~。」

コケる度にサービスCGが貯まるので攻略できそうな気がしてくるのも仕方ないことであろう。

本を拾い集めるのを手伝う。

「利用したいのですが、初めてなのでルールが分かりません。教えて下さい。」

「は~い♪初めてならお姉さん頑張っちゃいます~♪」

「くっ!!」

「どうかしました?」

「いや!何でもありません。」

なんてあざといんだ!!

よく通る綺麗な声でそんな事を言われてしまったら。

元気になってしまうだろう!!

「えーっとこちらで図書カードを作りますね~♪記入用紙を~。よいしょっと♪」

カウンターに座って足元の用紙を取る為屈む司書。

胸元から絶好の角度で隙間で谷間がフラッシュする。

なんて、エロイんだ!!

リアルなエロさで破壊力は抜群だ!!

用紙を取り出し、椅子に座り直し椅子を引く。

振動ではち切れんばかりの解禁ブラウスの膨らみが上下にゆっさりとゆれる。

今のはS波か!P波か!!

ボタンが左右に引っ張られている。

「コチラの紙に記入をしてね~♪」

「はい。」

用紙に必要事項を書き込む。

まあ、名前とクラスと…。生徒番号?しらんな。住所は寮の名前で良いか?

「こんな所でどうでしょうか?」

「はい、は~い♪ああ、寮生の方ですか?えーっと生徒番号は~?」

「ああ、すみません先日入学したばかりで未だ聞かされてません。」

「え~♪ソレだと貸し出しは出来ませんが閲覧は出来ますよ~。」

「そうですか、では借りるのは又、後日にします。今日は偵察だけです。」

「ごめんなさい~♪」

くっ、断られても。なんかイイな。

「そういえば、錬金術の入門書で上中下巻に分かれている本が在る筈なのですが。下巻はココに在りますか?」

「本の題名は判りますか?」

「写本で錬金術入門としか書いていなかったので…。」

「う~ん?」

腕をくんで頬に手をあて首を傾げる巨乳めがね司書。

太い長い髪を1本にしたみつ網が肩から前に出ている。

うなじが見える。

腕に挟まれ谷が深くなる。

うわ!すっげーwww

ばいんばいんだな。

「錬金術の書架で手当たりしだい探すしかないかも?」

「そうですか…。」

口に表情ニヤケが出ないように手で口元を隠す、いや、コレは考えているんだ!!

そう見えるハズだ!!

「では錬金術の書架はどこでしょうか?未だ借りるまで時間が掛りそうなので手当たりしだいに探してみます。」

「はい♪コチラです~。」

司書の後ろについて歩く、うん、よい尻をしている。

この、腰から足に掛けてのラインが…。

「あっ!」

司書が段差でコケた。

尻に気を取られていたので助ける間すらなかった。

「あいたたた。」

四つんばいになり腰をさする司書。

ソレを見下ろす。

うん、四つんばいの女の尻を上から見るのはなんてそそられるんだ。

よし、今晩くっコロさんにやって貰おう。

「大丈夫ですか?」

手を差し出す。

「ああっごめんなさい。あれ?めがねが~。」

「おでこについてますよ。」

くっそ、なんてお約束。

「あ、ほんとだ~♪」

めがねを外して異常が無いか観察する司書

ぺたんこすわりだ!!

「良かった~壊れてない♪」

「あの、お怪我はありませんか?」

「ごめんなさい、眼鏡の度が合わなくなって~よく転ぶんです。」

「それはあぶないですね。」

なるほどそんな裏設定が…。

「う~ん、めがね作り直すと高いから。」

「度が合わないめがねだと余計に目が悪くなりますよ。」

「う~ん、よく言われるんだけどね~。」

そうか、視力か。

屈んで司書さんに顔を近づける。

「ちょっと失礼してよろしいでしょうか?」

「はい?なんでしょう?」

手のひらを両目にあててサーチする?

片手で目隠ししているような姿だ。

「え?え?なに?」

うーん、スゴイ乱視だな、軽い近視だが左右で度が違うコレでは距離感が出ないだろう。

「解かりました。直しましょう。」

司書さんの顔を両手で挟んで眼球を確認する。

おでこで熱を測っているような姿だ。

ヒールを掛けて水晶体の形状を正常に近づける。

目に映る俺の顔が正常な像で映るように調整する。

「え、あの?なに?」

混乱する司書。

顔が赤い。

「よっし。はい終わり。どうですか~。眩しくありませんか?ボヤけたりしてません?」

「え?あれ?なんで?見える。スゴイ。」

「あの、光りを見てください。眩しいですか?」

窓を指差す。

「いえ、以前よりぜんぜん良いです。」

「はい、では完了です。」

俺は立ち上がるが司書は混乱して座ったままだ。

手を差し出して立たせる。

「ありがとうございます。うわ~ぜんぜん見える~♪」

「では錬金術の書架へ。」

「あ、はい!こちらです。」

歩き出そうとしてコケる司書。

よっし!!パンチラCGゲット!!

白か…。

「まだドコか悪いのですか?」

「いえ。ちょっと距離感が…。」

「ああ、すいません左右で視力が違うのを治したので未だ慣れてないと思います。ちょっと慣れるまで注意してください。」

「はい。わかりました。♪~」

スキップしながら鼻歌を歌う司書。

そんなに飛び跳ねると転ぶ…。

バランスを崩しかけたが踏みとどまった。

後ろを振向いて誤魔化し笑いする司書。

うん、いいケツだ!!

うなじもよい!障りたい。

いや、しかし、前から見たらスゴイ振動だろう。

「こっこです~♪」

「ありがとうございました。」

礼を言って分かれる。

さてと、ドコから手を付けようか。

錬金術の書架はかなりの広さだ。

今度はマルカもつれてきて手伝わせるか。

小一時間ほど探したが三巻セットの本は全て外れだった。

う~ん、実は何巻か在る内の三冊だけ写して上中下にしたとか…。

分厚い本を眺める。

分厚い?

まさか。

一冊とって中身を見る、字が細かい。

上巻はもっと字が大きくて薄かった。

あの本屋!!ひょっとして一冊の本を三冊に分けて売ってるんじゃないだろうな?

錬金術入門という分厚い本を見つけた、かなり古いらしくボロボロだ。

始めのページを読む。

”これから練金術を始める者たちへ…。”

ビンゴ!


「これか~!!」

「どうかしましたか~♪」

司書さんがこっちを見ている。

「ああ、見つけました。」

「へー♪どれだったんですか?」

「コレです。」

「ああ、錬金術入門の旧書ですね。」

「旧書?」

「はい、錬金術は常識が変わりやすいので何年かに一度新書が出るんです。でも、コレは三冊ではないですよ?」

「ああ、どうやら子供向けに写本した物で三冊に内容が分けられた本を読んでいた様です。」

「そうでしたか~。」

「よっし!!コレで解かった!!又、何時か借りに来ます。いや、どうせ写本するんだからココで書けば良いか?」

「写本されるんですか?」

「ええ、主に覚える為ですけど。」

「写本室が在りますので利用される時は声を掛けてくださいね♪」

笑顔で答える。司書。

うん、かわいいよ司書。

その胸に飛び込みたい。

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― 新着の感想 ―
おのれ!!!!眼鏡っ子の目を治したら眼鏡が無くなってしまうではないか!!!!なんたる大罪!!!!
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