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240.パトロネージュ3

アホ毛のえうりあんの襲撃をかわし。

食堂に到着すると…。

ロリロリくっころサンピンミソッカス大集合だ。

食券を買いに走るサンピン共。

待ち時間に軽く会話を行なう。

「アレックス、剣を見せて。」

「弟よ、校内で剣はダメだろう。」

「うん、オットーから貰った剣は良いモノだね、レイピアでは無いけど使えないことも無い。」

「アレックス。余り出さない方がよいぞ。そういう謂れのある剣は取り返しに来る輩が居る。」

「そうだぞ?アレックス。たぶんオットーはソレを見越して手放したんだ。」

酷いコトを言う乳タイプ兄弟。

まあ、そのとうりだ。

やられっ放しで黙っているような貴族は居ない。

そういう者も叩き潰すのが決闘の醍醐味だ。

「いや、無理だろ。オットーにケンカ売るヤツがどうなるか解かったはずだ。」

おかしなコトを言うマルコ。

「まあ、兵隊出しても無駄だからね。」

嬉しそうに前髪(本体)を触るアレックス。

「あの、オットー様。決闘の時に使った魔法は何なのですか?」

オリエンタルロリのエミリーが遠慮がちに訪ねる。

「見ていたのか?エミリー。」

「はい、マルカと一緒に校舎の窓から。」

「そうか…。」

いやん、見られてた…。

「前見せた魔法の応用だ。そのうち教えよう。」

「はい。解かりました。」

「おい、俺には教えてくれないのか?」

「俺!俺にも教えてくれ!!」

乳タイプがウザイ。

「オットーは…。魔法と理力の境が無いんだね。」

おかしなコトを言う前髪(本体)俺は理力フォースは使えない。

「俺はその”理力”と言う物を知らない。」

「いや、基本科で習うだろ?」

「オットー基本だぞ?」

「あの…。テストに出ます。」

マルカまで…。

「そうか…。知らなかった。俺は”物理”で魔法を使っていたんだ。」

はい、全て物理で殴って倒してます。

「いや…。そう意味では無くだな…。」

「オットーは恐らく理力を知らなくても問題が無いのだろう…。到底信じられないが。」

イラつくマルコ。

俺が何かオカシナこと言ったか?

「兄さん。オットーはたぶん。この世の理を全て知っているんだと思う…。そうじゃないと迷い星を証明するコトが出来ない。」

「おい、フェルッポ。俺は神では無い…。俺に解かるのは精々。」

「食券の確保に成功しました!!」

ロビンが誇らしげに食券を掲げる。

コイツ等、不正はして居ないだろうな?

「よし、良くやったロビン、エド。食事に進もうではないか。デーニックはどうした?」

ノッポのデーニックが居ない。

「デーニックは既に席のかくふぉ!!」

俺の拳がロビンの横隔膜にめり込む。

「順番を守れ!!」

切れちまったよ…。屋上に来いよ。

床でのたうち回るロビンを無視してエドにせまる。

「せ、席の確保はグループでの場合のみ許されています。但し、早急に食事を終えるコトを…。」

青い顔のエドウワルト短髪の深いブラウンの髪が冷や汗で濡れている。

「そうか、解かった。では早急に食事を済まそう。ベスタ。お茶はホドホドだ。」

「はい、解かりました。」

「あ、手伝います。」

奴隷コンビにお茶を任せて食券を食料に換える。

うむ、今日の大皿はタマネギと芋、魚の煮込みだ、麺料理はひき肉と野菜を煮込みとろみを付けた汁をモチモチした細い蒸し麺にかけている。

スープスパの様な外見だが、何かあのソフトうどんを彷彿される。

あの学校給食という富国強兵政策に切っても切り離せない子供用の栄養増強食だ。

あの世界の官僚組織はすばらしい者ばかりだ。

自己の財築ではなく、ただ国の行く末の為だけに子供達に食料を確保するのだ。

生産、消費、輸送。全ての障害を乗り越えて。

床にのびたロビンを眺める。

上に媚びる者では無く下を見下げる者でもなく。

只、未来を託す者を家臣に揃えなければ行けない。

この世界で望むのはチートだ。

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