238.パトロネージュ1
(´・ω・`)王国では未だ塊鉄炉だと思います。
(´・ω・`)帝国は高炉で作ってるかも。
(´・ω・`)ドアーフがるつぼで作ってたりしてw
さて、朝の鍛練が終わり朝食を取り。
マルカと共に校舎へ向かう。
ガーズの兵が敬礼してくるので返礼して進む。
今日は久し振りにマイト先輩と合わなければ。
話をしたいことが有る。
マルカと分かれ向かった先には錬金術科だ。
教室内は何時もの陰気な生徒が本を読みながらブツブツ言っている。
うむ、変わりが無い。
席に付き先輩の登校を待つ。
何時ものカバンを下げたマイト・マイヤー先輩がしてきた。
「おはようございます。マイト先輩。」
「おはようございます、オットー様。コチラの席はよろしいでしょうか?」
「はい、どうぞ。」
席に付きカバンの中から筆記用具と工具を何時もの様に並べる先輩。
並べ終わるのを待ち話しかける。
「マイト先輩、工房の件なのですが…。」
「オットー様…、本気なのですね?」
「はい、この王都での製造拠点を確保するという目的なので先輩のお力をお借りします。実は資金の用意も着々と進んでいます。」
「そうですか…。あの、実は親方にも話したんですが。信じてもらえなくて。」
「は?」
「いえ、お偉い貴族の方がそんな事にお金出すハズが無いと。すみません、僕が信用無いばかりに。」
いや、実際そうだろうパトロンの身元を調べるのは普通の事だ。
「では一度、直接、棟梁殿と御会いしてお話したほうが良いですね。」
「え?はい、そうですね。でも…。ちょっと親方がその…。クセのある方で。」
まあ、腕一本で食べてきた職人ならそんな者で有ろう。
しかし…。信用か…。
「わかりました、御会いしてお話の場を設けて下さい。あの。来週は課外授業に出るので居ないのですが…。」
「そうですか…。今日は昼から工房の出勤なんです。親方も居ます。」
「はい、ではお昼をご一緒してお伺いします。」
放課後までには戻れるだろう。
フラン先生が胸に教本を抱いて教室に入ってきた。
同時に鐘が鳴る。
授業開始だ。
(´;ω;`)話の切れが悪いので短いです。




