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225.悪魔ファイル

未だ早いが図書室に向かう。

司書ちゃんが赤い顔で出迎えてくれる。

うん、もみもみしたい。

しかし、紳士の俺は軽くナデナデするだけだ。

「えへへへ。」

恥らう司書ちゃん。指には俺の送った指輪をしている。

すばらしい。CG絵が増えた。

フラグは立ったのだ!!

このままラブラブ司書ちゃんとの愛の巣を作るのだ!!。

全ての女を侍らせ…。

まて、俺はそんなに鬼畜では無い。

GUIチェックには未だ悪魔度は0%だ。

「写本室をお借りします。」

「はい~♪どうぞ。」

俺の破壊した写本室は使用禁止札が立っている。

適当な…。嘗て司書ちゃんを征服した部屋で悶々と…。

キモイ手羽先本の中身を確認する…。

くそっ、暴れるな。

コイツのせいで要らない出費だ…。何か元を取らねばならない…。

生きの良い本が暴れるが押さえつけて強引に中の紋章を写し取る。

全く未知の紋章だ…。しかしドコかに…。

やはりこの手羽先本の文字は表音文字らしい…。

手がかりが無いと解からない…。

「手がかりか…。」

唯一の手がかりはこの王国語翻訳だ…。

この本の裏表紙にはかなり簡単な悪魔の紋章が入っている。

変換辞書ならかなりのデータ量になるハズだ…。

コレは何らかの…。何処かのデータベースにデーターを送り受信する機能があるハズだ…。グルグル翻訳的な。

しかし、紋章には何も転送に係る紋章や通信関係の紋章は無い。

まあ。通信の紋章が在れば俺が真っ先に魔法FAXを作るが…。

しかし何かを…。繰り返し処理が多い。

「謎過ぎるだろ…。」

この本は俺の手元に来た時点ではページの欠落は無かった…。

何らかの…。ファイルの形なのだ…。

ファイルを分解してページを確認する。

外した紙が…。手羽先文字に変わった…。

「バカな…。」

外した紙の始めの10枚は王国語と手羽先文字だ。

裏と表が同じ内容であったページだ…。

写した俺のページをファイルに挟む。

読めない手羽先文字だ…。

始めの10枚と俺のページを挿む。


文字が渦巻きになり読めるようになる。


”オットー。フォン。ハイデッカー。(痲人)箭./〃3σより$9う使裳。その魔力は猶鼠。κ.ヶ簾界に+&す者で…。”


内容は解からないが…。翻訳できた。

何故だ…。

このファイルは悪魔が作った物で間違いない。

全てファイルの紙を戻し俺のページを追加する。


”オットー。フォン。ハイデッカー。(汎人)箭./〃3界より遷ろう使徒。その魔力は強大。κ.ヶ簾界に仇成す者で…。”


翻訳精度が上がった。

コレは何か試す必要が在る…。

ファイルの紙を全て外す。

”ススメ ススメ ヘイタイススメ”

を日本語カタカナ文字と王国語で同じ紙に書き挿み、それを白紙用紙とともにファイルに挟み落書きする。

”進め進め兵隊進め。”

上手く翻訳できない。

”ヘイタイサン ハ ガンバッテマス。”

”兵士”ダケが王国語に翻訳された。

始めのページの横に

”兵隊さんは頑張ってます。”

を王国語と漢字で追記する。

「おお、読めるぞ!!」

王国語で”兵隊さん”が頑張ってる!!

コレは…。試しに王国語と帝国語の同じ注意書きを挟み。後にページに王国語を追加した。

自動翻訳してくれる…。精度が悪いが…。

汎用翻訳機なのか…。

恐らく…。何らかの違う言語の同じ文を挟むと総当たり戦で言語解読する魔法のファイルなのでは?

コレは使える…。

紋章も単純だ…。

俺は解析に没頭した。


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