198.母と娘。
魔物の情報は集めた。
冒険者ギルドから出る。
北の炭鉱ダンジョンでアイテム収集をしようかと思ったが未だダンジョン化していない様子だ。
恐らく。未だフラグが立っていないのだ…。
港で”ムテキ”しないと”ドーモドーモ”で終わってしまう…。
コレは困った…。
腹積りではコノ遠征で移動ポイントとアイテムの収集を行なって先手を打とうとしたら未だ速過ぎた…。
人類にはな…。
「炎のコマが使える迄成長する必要が有るのか…。」
エレクトリック・サンダーはエレクトリッガーとの違いが解からないから止めておこう。
静電気で誤動作と言う分類では同じのハズだ…。
このまま…。いや。
アイツは何時も前歯がヤバかった。
げっ歯類の分類なのであろう。
ネズミ人間なのか?
しかし、チャクラを操ったハズだ…。
水魚のポーズでチャクラを活性化させるしかないのか…?
しかし、お通じが良くなるのは問題だ…。
発想としては悪く無い。
チャクラを使って消化器官の強化を行なうアイテムが必要だ…。
「乳タイプで実験するか…。」
考えがまとまらない。
仕方ない、ココラ辺は後でもっと真剣に考えよう。
課外授業の企画があくまでの目的だ。
先走っても仕方ない。
学園の考えもある。
一度移動してしまえばポーンによる移動ができる。
移動選択の幅が広がる。
日帰りクエストするつもりだったが。
俺は異邦人で旅行者だな。
あまり目的を多くすると作戦の失敗の元だ。
あくまで”スマート”且つ”ご安全に”が目標だ。
用事が終わってしまった。
今、寮に戻っても時間が少し余る。
メイドさんずは休みなのに要らぬ気を使ってしまうだろう。
どうすべきか?
地金屋でもエルフ婆の店でも良いかもしれない。
しかし…。面倒ごとが増えそうだ…。
取り合えずエンリケの店に向かう。
エンリケの店に着くと店番はブランだった。
普通の服だ。
「いらっしゃいませ♪ご主人。」
ソレはメイド服で言って…。まあコノ世界では普通か?
「おう、又お邪魔するぞ。イレーネは居るか?」
「はい、奥に居ます。」
「オットー様。おみえですか?昨日お渡しした薬草から冒険者の方はまだ来ていません。」
声を聞いてイレーネが出てきた。
艶やかな肌だ。
「そうか…。実は思っていたより集まりが悪いので冒険者ギルドに採集依頼期間を延長してもらって来た。10日延長だ。」
「おや?そうですか…?わかりました。」
「む?娘はどうした?」
「おねえさまは買出しにでています。」
「そうか…。」
「日が落ちるころに帰ってきます。」
ソレは好都合だ。
「イレーネ、実は…。」
「はい、何でしょう?」
「奥で話そう。紋章の点検だ。」
「はい。では奥で…。」
妖しく微笑む未亡人。
「あの。ご主人?わたしは?」
狼娘ブランが尻尾を激しく振っている。
「ああすまんが…。ブランは店番していてくれ。」
耳がしゅーんとするブラン。
おい、その捨てられた子犬のマネやめろ。
無表情なのでなお罪悪感が…。
「仕方ないですね?ブラン。今日は店を早めに閉めましょう。」
「はい!!」
ぱたぱたブランと未亡人。
店の奥で。
親子丼?
(´・ω・`)グラップラーだと思うの。
(#◎皿◎´)レンジャー!!
((('A`)))ターミネーターが来たぞ!!




