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160.Ghost in the School III(高脂血症機動隊)

食事が終わりミソッカス共とロリロリくっコロと別れ。

寮の裏庭にやってきた。

寮の窓から見た後で場所を確認してから来たのでここら辺に間違いない。

この裏庭は普段あまり人が立ち入らない。

昨晩は雨も降っていない。

そうなると、猟師のするコトは一つだ。

追跡する為の痕跡を見つける。

歩いた足跡や踏まれた草を木を探す。

確かに、昨晩誰か歩いた様子だ…。

しかも素足。

”足が有るから幽霊では無い”と言う”言い訳”は出来ない異世界だ。

足の大きさはあまり大きくない。

やはり女の物だろう。

二日以上前の足跡もある。どうやら頻繁に歩き回っているらしい。

足跡を追跡する。

足取りは軽いが途中で立ち止まっている。

周囲を警戒しているのか…。

周りを見渡し獲物が何を見ていたのか想像する。

その割には足跡からは身を伏せる素振りも無い…。

隠れる必要の無い獲物だ。

逃げ足に自信が在るのか…。

理由は解からない。獲物の都合だ。

しかし、素足の必要も無いハズだ。

足音がしないと言うメリットが有るが。

よく素足で歩く人間には特徴がある。

その特徴は無い。だが割りに足取りはしっかりした者だ。

走った後も無い。

違和感がある…。

寮の周りをうろうろした後。

足跡は学園の塀の外へと続いていた。

「ここから壁を乗り越えたか…。」

周囲を探索すると踏み荒らした跡には最近の物と古い物が見て取れる。

「ココから進入したのか…。進入経路は何時も同じと…。」

随分とケモノ臭い動きだ。

外部の者の犯行だが…。

暗殺者ならこんな目立つコトはしないだろう。

誰かの家の者かも知れない。

だが、全裸の必要が無い。

違うゲームならニンジャ職は全裸の方が速く動けるハズだが。

このゲームにはニンジャ職は無い。

二手に分かれて居るのかも?

全裸は囮役か?

それにしても足跡は一種類ダケだ。

「まあ良いだろう。」

ココで網を張れば侵入者と遭遇するはずだ。

目撃者が遭遇したのはサロンでお茶会の後。

ならば飯を喰った後に忍び猟だ。



図書室へ向かうとマーモットが全員揃っている。

「いや、すまん、すまん、始めようじゃないか?」

「「「はい!」」」

実験の始まりだ。


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