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156.ゴースト

さて、寮に戻るとメイドさんずは仕事に出た。

俺は資料と設計に掛る。

正直やる事が多すぎる…。

ドコか誰かに任せたほうが良い。

単純作業でも判断力と技能があり信用できる人を探さなければ…。

そんな都合の良いヤツは居ない…。

嘗ての総務課課長の出した中途採用基準を思い出した。

”仕事を持って来て問題を解決出来て納品まで出来る人材募集!”だ。

だったらソイツが社長やるよな…。

経営者きぞくがそんな都合の良いコト言い出したら末期だ。

悪魔コンサルタントと契約してもそんな状況は起きない。

俺は一から全ての問題を解決して組み立てなければダメなんだ…。

今日有ったコトを思い出す。

金の抽出には成功した。

魔法パターンの蓄積装置は概ね問題ない。

司書ちゃんベルトも性能的には満足できる。

ミソッカス共を強化改造するアイテムが必要だ…。

特にアレックス…。死亡フラグがビンビン。

今日の実験体マルタは予想通りだった…。

司書ちゃんタイプが2名居た…。全て女だ。

女の遺伝的特徴なのか?二人とも両親は魔法使いだ…。

18番はうさみみっ娘だったが。

講習終了後、別件の相談を受けた。

要約すると。”学園内を彷徨うゴーストが全裸の白い少女なので寮に住む白髪の女生徒に嫌疑が掛り奇異な目で見られ困っている”らしい。

確かにソレは問題だ…。

マスゴミのデマなら首謀者を裁判に掛けなければ成らない。(中世なので裁判は容疑者を岩に縛り池に沈めて死ななければ有罪。)

しかし…。全裸の少女か…。幽霊ゴーストでも見てみたいな。

果たして俺のドレイン魔法が通用するのか試してみたい。

ソレには幽霊ゴーストに触れる必要がある…。

大した問題では無い。

全裸の少女に飛び掛るダケだ。

何の問題も無い。

向うの世界では背中に原子力装置を装備して怪光線を出してゴーストを捕獲する装置が在ったらしいが皆目原理が解からない。

コチラの世界の流儀で倒すしかない。

しかし、エルフ妖怪ババアのアイテムは高いからなあ。

そうこう思案すると食事の時間が来た。

食堂へ向かい。

夕食を取る。

相変わらずだ。

ミソッカス共からサロンに誘われるが。

作業が在るので断る。

明日ぐらいはエンリケの店に様子を見に行かなければ…。

部屋に戻り資料の整理とアイテムの設計を行なう。

メイドさんずが戻ってきたが、やはり話題は学園内のゴーストの話で持ちきりらしい。

体を拭き部屋に分かれて就寝する。

ベスタが不満そうだが…。コレは俺の戦友の為の休息だ。

戦士には休息が必要なのだ…。

散って行った戦友の為にも…。


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