表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
158/400

152.心構え

昼食を早めに片付けロリロリくっコロ、ロビンと別れ、購買部に向かう。

ロビンは早めに行って考査を受けるそうだ。

何だ随分と熱心だな。

さて情報を仕入れるか…。学園掲示板の前で足を止める。

”学園新聞”をチェックだ。


”魔人トーナメントに参加表明!”

”怪奇!セレブ寮で謎の足音!無人の廊下に人の気配!!証言者の検証にせまる!”

”学園七不思議?!深夜の校庭を彷徨う白いゴースト!!目撃者は窓の外に全裸の少女を見た!!”

”怪事件が多すぎる!寮の作業場に漂う謎の異臭。”

”寮の平穏を脅かす。深夜の奇声!!セレブ寮はゴーストハウス?”


ちっ。マスゴミ共め…。

騒ぐネタが無くなると勝手に流言を作りやがる。

この様な人心を惑わす様な輩は消毒すべきだ。


購買部に付いた。

オカッパメガネ女子店員声を掛け用紙と大会要綱の冊子を貰うアレックスとマルコ。

「僕も武道大会トーナメントに参加するよ。」

フェルッポも参加するらしい。

用紙を受け取り記入している。

アレックスは手早く記入すると提出を終え。

壁の”士官募集!王立近衛兵団!”のポスターを眺めている。

「アレックス、本当に入るのか?」

「ああ、カール、もちろんだよ。僕は近衛で出世して女の子にモテる。」

力強く答えるアレックス。

ジョンと目が合う。困った表情だ。呆れているのだろう。

「そうか、アレックス、近衛で魔法使いはあまり評価されないから精々トーナメントで頑張るんだな。」

「もちろんだよオットー、頼りにしてるよ。」

「いや、オットーも俺も敵になるんだぞ?」

突っ込むカール。

ジョンは呆れっぱなしだ。

仕方ない嘆息しながら忠告する。

「まあ、お互いライバルだ上位まで出れる様に鍛練をしてやる。俺はお遊びだから攻撃魔法は使わない。”ウェイ”と”シールド”ぐらいは使うかもしれんがな。」

「良いのか?オットー?」

ジョンが聞いてくる。

「まあ、初参加だ、様子見だな。来年から頑張るさ。」

来年から本気出す。

きっと来年は主人公も出てくるだろう。

「よっし!出来た!お願いします。」

「弟よ間違いはないか?もう一度見直せ。」

「やだな、兄さん、自分の名前なんて間違えないよ?」  (´;ω;`)ごめんなさい。

「フェルッポ、そういう問題ではない。心構えの問題だ。」

「解かったよオットー。」

「オットー本当に弟の扱いが上手いな。」

アレックスは近衛兵団の申込み要項の冊子を貰った様子だ。

カールとジョンが”王国軍入隊の手引き”の紙を持っている。

俺も一枚貰う。軽く目を通す。

来年の入隊手順は把握していないと困る。

特に問題ない。

コネと書類だけだ。

イザとなれば兄上でも親父でも軍経験者は居る。

後は学園の成績だけだ。

来年、主人公と競り栄冠を手にして軍での主導権を握る。


タイムアタックゲームの始まりだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ