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オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳。  作者: 王石 勉
第一章.チュートリアル
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14.日常。(その2)

さて、朝食を独りで取り、平和な日常がやって来た。

毎朝の日課にくっころさんとの剣術練習が加わった。

木剣での模擬戦が出来る様になった。

剣術のひとり練習は意外と寂しいからな。

帝国式の剣術はロングソードやサーベル&盾の等の様々なモノが在るようだ。

何でだろ?鉄の加工技術と鋼の生産力の違いだろうか?

幾つかくっころさんに質問してみたが。

良く解からない。

ロングソードは手入れが悪いと曲がると話していたので。

恐らく浸炭だろう。

甲冑はどうだろう?

鋼の薄板が作れるのならばかなり強力だが。

鉄を薄く延ばしただけなら勝ち目は在る。

トゲの付いたハンマーで殴れば穴が開くだろう。


今のところ剣だけの立合いではくっころさんには全く勝てない。

何でも在りなら先ずコチラの勝ちだ。+魔法なら負ける気がしない。

どうやら帝国の剣術は目の前の敵を全力で倒すコトを目標にしているらしい。

搦め手や関節技&目潰し、引っ掛け等に全く対応できない様子だ。

負けると悔しそうなくっころさん。

そうだソレこそが女騎士としての素養だ。

くっころさんの話では魔法には装甲で耐えろと教えられていると話していた。

何でそんなに脳筋なんだよ。

しかし良い情報だ、コチラの火力が圧延鋼板10mmを貫通できるなら帝国兵の死体の山が出来る。

鍛錬を終えるとくっころさんの怪我を治してやる。

もちろん触診だ。

ウッホ。柔らけ~。

治療中に水とタオルを持って来たロリが目のハイライトが無くなって立っていた。

「いや、コレは治療に大切なコトだぞ!!」

言い訳をする。

「そうですよ。随分とご主人様は鼻の下が伸びていますが。」

くっころさんの癖になまいきだ。

トゲのある言葉で空気が悪くなる。

冷たい目で俺を見る奴隷達。

おう、庭の雰囲気が最悪です。


ロリさんには魔法を教え込むが魔力が低い。

試しに普通の紙にコピーした収納魔法のスクロールを読ました。

「あ、あの、この文字読めません。」

どうやら王国の文字は学習していなかった様子だ。

ベスタは読めたが普通の紙では発動しなかった。

勿体ないが普通の紙にポーションを吸い込ませて読ましたら発動した。

ベスタは収納魔法を覚えた!!

だが魔力が少ないのでポケット以上のモノは入らない様子だ!!


なんでだろ?

魔法なんてぐるぐる廻してどぴゅっと出せば出来るだろ?

いや待て。早まるな。

コツが解からないからでき無いのかもしれない。

丹田を廻すのだ。

ロリメイドをテーブルの上に乗せ寝かせる。

「マルカ、動くなよ。」

「は、はい。」

女を台に乗せて何かが始まるのだ!!

試しに丹田に手をあてムリヤリ魔力を廻す。

うん、良く回る。

異常はない。

只し止めるとすぐに霧散する。

コレではダメだ。

色んなアプローチで丹田を攻める。

ホレホレホレホ~レ!!

次第にロリメイドの顔が紅潮してくる。

ウン!イイ感じだ。

魔力を込めるとロリメイドの息が荒くなりスカートを握ったままの指先が白くなっていく。

さあ!!フィニッシュだ!

ロリが痙攣して動かなくなる。

「うん?どうした?」

語りかけるとロリの意識は無い。

息をしているので死んではいないが失神している様子だ。

深い紺色のロングスカートに黒い染みが広がり。

尿素の香りが広がる。

「しまった、やりすぎた。」

後で随分と怒られました。

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