114.精霊魔法1
(´・ω・`)計算が合わないので前の旦那が死んだ歳を修整。
ミソッカス共の打ち身や筋肉の炎症を強化ヒールで治して。
熊を見せて解散した。
部屋に帰って体を拭き。
制服に着替えてメニューの変わらない朝食を食べる。
校門を潜るとマルカと分かれる。
ベスタは寮の仕事が終わり次第マルカと合流する予定だ。
校舎に向かう、とりあえず錬金術クラスへ行こう。
マイト先輩に魔石を返却しよう。
廊下を歩いていると後ろから声をかけられた。
フラン先生だ。
「おはようございます。フラン先生。」
「ごきげんよう、オットー君。」
何時も始業の鐘が鳴ってからの登場のフラン先生がなぜか教室へ向かっている様子だ。
まあ、教師はやる事が多いんだろう。
「オットー君、今日はどちらへ?」
「錬金術の授業を受けようと思っています。」
驚いた顔のフラン先生。
「ごめんなさい。今日の錬金術の講義は無いのよ?昨日連絡したハズです。口頭と連絡掲示板で…。」
「ああ、そうでしたか、すいません見ていなかった。しばらく私用で登校して無かったのです。」
連絡掲示板か…。確かゲームでは学園編の情報掲示板が有ったな。
校内新聞とイベント選択ができるコーナーだ。
後で確認しておこう。
「あら?そうなの?でも丁度良かったわ。提出物の返却をするから教員室まで寄ってもらえるかしら?」
「了解しました。」
「フフフ。兵隊さんみたいね。」
微笑むフラン先生の後について教員室へ行く。
以前フラン先生のパンイチを見たあの部屋だ。
ソコで銅のマグカップと五徳&鍋セットを受け取る。
「その、魔法コンロのエンチャントなんだけど。何か参考にした?」
「はい、参考にした元は在ります。が。解析してこのような形にしたものです。元のモノとは別物ですが。」
もちろんはぐらかす。
悪魔の紋章を参考にしたとは言えない。
「そう?精霊魔法の魔法陣に似ていたからてっきり。」
「精霊魔法?」
精霊魔法か…。知らない子ですね。
「そうよ。精霊魔法クラスの…。イネス・ペレグリ教授に見せてもらったタトゥーの資料に似たモノが有ったの…。うーん。何だったかなあ。」
「タトゥー?刺青ですか?」
「そう、南方の方で精霊魔法を使う人たちが肌に入れてるモノらしいわ。詳しくはイネス・ペレグリ教授に聞いて。」
「イネス・ペレグリ教授か…。どちらにお見えですか?」
そんな名前の教授。ゲームに居たかな…。
しかし、悪魔の紋章に似ているコトに成るが…。その南方の人どんな効果があるんだ?
目的が同じで物理的制約が発生すれば似たような形状になる。
違うアプローチをしているかも知れない。
興味深いな…。
「精霊召喚科の教員室に居るんじゃないかしら?今日は未だ見ていないけど…。」
「精霊召喚?たしか、休講中と聞きましたが?」
情報源はロビン。
「ええ。クラスは生徒が集まらないから休みだけど。時々基本魔法科の子を教えてるわ。」
あの悪ガキ共では手が掛るだろう。
「なるほど…。よし解かりました、ありがとうございます。」
よし、行ってみよう。
フラン先生とは別れて精霊召喚科教員室へ向かう。
途中、精霊魔法クラスの前を通ったが静かで人の気配は無い。
GUIにも光点は無い。
無人の様子だ。
MAPは俺の足に合わせて進んでいる。
光点が一つ現れる。
目線の先は目的地の精霊召喚科教員室だ。
ドアーをノックする。
光点は動かない。
もう一度ノック。
未だ動かない。
寝ているのか?
三三七拍子でノックする。
流石に光点が動いた。
はじまるドン!
「ダレ?なんの用?」
背中まで掛った長い金髪の毛を、みつ網カチューシャにして丸メガネを掛けたエルフの御夫人がドアを開けた。
眠っていたのか目をこすって、少しヘアセットがズレている。
ゆったりしたワンピースに教授のコートを肩に引っ掛けているが少し着崩れている。
「こんにちは、私めはオットー・フォン・ハイデッカーと申します。イネス・ペレグリ教授はお見えでしょうか?」
「はい、わたしがイネス・ペレグリですが…。何か?」
不信な表情で答えるエルフ。
エルフの顔で歳は分からんがそんなに歳では無いハズだ。
「実は、錬金術科のフラン先生より、タトゥーによる魔術紋章の資料をお持ちだと聞いて少々お話をお聞きしたいと思いまして。ご挨拶に参上したしだいです。」
「そうですか。生徒の方?」
「生徒では在りますが。一応は研究員扱いらしいのです。」
「なんですか?ソレは?」
「授業に出なくても良いのですが、レポート提出で卒業だそうです。」
「ああ、そういうことですか…。」
腕を組んで、なぜか一人で納得するエルフ。
組んだ腕で胸が…。谷間が…。
ああ、思い出した。
ゲームにエルフ教員いた。NPCの名無し教員だ。
森のアイテム収集イベント依頼をする教師だ。
「分かりました。資料をお見せしましょう…。えーッ」
「オットーとおよび下さい。」
胸に手を当て頭を下げる。
ゲームのNPC絵ではキリッとしているが3Dではダラ女子だ。
「オットーさん中へどうぞ。」
「しつれいします…。うわぁ。」
思わず声を上げてしまった。
教員室内は本とファイルの山だ。
全て平済みで床が見えない。
唯一ドアーからソファーまでの通路が有るだけだ。
そのソファーには毛布が掛っておりココで寝起きしている様子だ。
当にエルフの魔窟だな。
「そこらへんに腰を掛けて下さい。エーット。ドコにやったかな?タトゥーの資料…っと。」
何かが崩れる音がする。
平積みの本が崩落したらしい。
「あった!!コレ!!」
一冊の本が出てきた。
表紙には見たこと無い文字で表書きがしてある。
「ほう、コレはドコの国の言葉なんですか?」
アラビア文字の様なのたくった字だ。
「さあ、不明なの。文字は読めないけど綺麗な挿絵付きで解かり安いから。こっちに紋章の王国語解説本があるのよ。」
サーチする。
サーチ結果
----------------------
道具:□□■.ヶ躯{痲
効果:亜人の名前と特性が書いてあるκ.ヶ簾界の辞典。
----------------------
文字化けしてる。言語が対応していないのか?
帝国語でも無さそうだ。
GUIには”インストールしますか? →YES NO”の表示がでている。
亜人辞典はゲームでは出てこなかった。
OS違っても動くのか?
何か。ウィルスに感染しそうだ。
ちょっと躊躇われる。
まあ、良いだろう。
文字化けしても絵は見えるだろう。
YESを選択する。
何も起こらない。
インストール失敗したのか?
中身をパラパラと眺める。
カラーの絵付きだ。
王国語解説本を受け取る。
中身は文字ばかりだ。
書いてあるのは’第28頁。項目4。’で始まる文章だ。
為るほど、文字だけ翻訳したものらしい。
GUIに”翻訳外字フォントのインストールしますか? →YES NO”が出た。
おお、親切モードだな。YESっと。
GUIの中に悪魔辞典と亜人辞典が並んだ。
正常に動作している。
なるほど…。エルフで検索してみる。
フンドシとビキニの男女、前後の立ち絵つきだ脳内の絵は辞典の絵と同じだ。
額に宝石の入った細い冠を付けて、胸元とお腹の臍の周りにトライバルが彫ってある。
なるほど…。
丹田を何らかの形で補助しているのか…。
脳内と本の挿絵とイネス・ペレグリ教授と見合わせる。
「な、なに?なによ…。」
恥ずかしげに身を隠すエルフ。
「いえ…。もうしわけありません。教授もこのトライバルが有るのかと思いまして…。」
「ぁ、ぁぅ…。」
耳まで真っ赤になる白エルフ。
「え?なにか?」
「あります!!付いてます!!エルフは成人の儀式の時に入れるんです!!」
「ああ、そうでしたか…。申し訳ありませんでした…。では?この冠は?」
「ソレは…。儀式やかしこまった時にしかつけません。」
「教授もお持ちで?」
「ある、けど…。しまってあります。人の国で儀式が無いから…。」
「それは失礼しました…。」
「うううっ。恥ずかしい。」
「うーむ…。」
やはり何らかの魔力を変換しているモノだろう。
しかし。記述が多い。
身体的強化も行なっているのか?
長寿の秘密とか…。
「エルフは全員このトライバルを入れるのですか?」
「いえ?村や里によって紋章が違うから。人と共に暮し始めた村では廃れた所もあるわ。」
「なにか、無いエルフと違いはありますか?」
「生活では特に…、儀式を使って行なう魔法ができるか出来無いかの違いよ。」
「本当ですか?例えば…トライバルが有る者は長生きだとか、お腹壊さないとか、寝冷えしないとか…。」
「なにそれ?特にないわね。あ、儀式では体が強くなる儀式が含まれるから…。あと…。子供が出来難いコトかしら?」
「子供…?」
「え、あの、儀式をした者は、子供が授かり難いの…。儀式した者同士ならソレほどでも無いんだけど…。それで…。死んだ夫とは子供が…。」
声が小さくなるエルフ。なるほど、辛い思いをしたのか。
「そうでしたか…。」
この男女の下丹田のトライバルは対に成っている様な気がする。
二つ合わさると効果の有るような…。
二つが合わさる…。正常位か?
「うーむ。あの。このトライバルの実物を見せてもらえますか?」
「っふぇっ!!」
びっくりエルフ。
「あの、教授。お腹を見せて下さい。」
「え?え?あの、なんで!?」
「学問の為です!」
「え?ああ。学問?でも。」
「ああ、申し訳ありませんでした。いくら学問の為だとはいえ夫以外の男に肌を見せるのは躊躇われると思いますが…。」
「えっ、夫はもう40年も前に亡くなってソレからは一人ですから…。そんなコトは無いのですが…。」
「ならぜんぜん”OK”ですね!!」
「え?”ぜんぜんO”?」
「はいガバッと行きましょうガバッと!!」
「あ、はい、見せます、ちょっと待っててください。恥かしい…。」
後ろを向いて待つ。後ろで衣擦れの音が聞こえる。
へっへっへっ、ちょろいなこの残念エルフ。
NPCだとは言え情けは無用だ。
俺の野望の為に働いてもらおう。
「どうぞ…。」
振り返るとソファーに腰を掛け素足で毛布で下を隠して胸の下までワンピースを捲り上げて恥らうエロフが居た。
意外に大きな胸の下乳がチラ見しているのが高得点だ。
羞恥心で顔を背けている。
正に抜き身の凶器だ。
白い肌に臍の周りのトライバルは下まで書き込まれている。
「あの。触って良いですか?」
「だ、ダメです!!」
「ああ、では触れません。」
触れないが障る。
手のひらで魔力サーチして調べる。
なるほど…。やはり魔力の変換を行なっている。
身体を強化する魔法と生殖に何らかの…。
コレはきっと強い子孫を残す為の魔法だ。
おそらく男の種を選別する魔法だな。
村社会で同じトライバルでなら問題なかったが人と交わりトライバルが廃れたエルフではもう必要無いのであろう。
社会的な生活魔法の残滓か…。
うーん。丹田の回転は人と同じだ。
ただし、一部でエルフの紋章が阻害している。
パターンが合えば反応が良い。
コレは種族的な特徴なのか?ソレともこの紋章のせいなのか?
息の荒いエロフ。
「教授?どうかしましたか?」
「ぃぃ…。」
「何か言いましたか?」
「さわって…ぃぃです。」
「そうですか。では遠慮なく…。」
翔シッテイルカエルフハマエデシカイカナイ




