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オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳。  作者: 王石 勉
第一章.チュートリアル
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プロローグ的な話。

(´・ω・`)公爵で三男で適役?ううっ頭が!!

まあ、テンプレート(笑)ですので。テキトーにお暇つぶしにご利用ください。

作者もあまり深く考えて書いてません。

俺の名前は伊佐治いさじ 翔太しょうたしがない社畜である。

まあ、皆が言うほど社畜では無いのかもしれない。

少なくとも12月31日の昼までには全ての年内作業を終えて仕事納めが出来た。

「ひゃっはー!!12月は地獄だぜ~!!年がホントに明けるのか不安になるぐらいだ!」

入社一年目の時の先輩の言葉だ。

先輩はもう既に新しい世界に旅立った(故郷に帰って転職しただけ。)

なるほど、異世界(異業種)に旅立つのも悪くないかも…。

12月が迫ると毎年思うようになった。

クリスマス…?知らない子ですね。

しかし!!

もうすぐ新年!!

何故なら今年は不運ハードラックダンスな珍事が無かったのだ。

不気味なくらいだ。

大掃除の時でも部長の机の引き出しから年内処理の書類が出てこなかった。

出てきたのは食べかけ賞味期限切れ歌舞伎揚げの袋だけだった。

”ココ10年ぐらいは無い珍事だ。”主任もびっくり。完璧な仕事収めだった。

未だ明るいうちに職場を脱出して寒空のした自分の住所だけがある安アパートに帰って来た。

正月休みモード突入のまるで人気の無い町は随分と寂しい物だ。

途中、コンビニでせめてもの正月らしい物を幾つか買ってきた。

カップめんそば&切り餅(袋)とつぶいりしるこ缶数本。

これで正月を迎えよう。

もちろん故郷に帰る気はさらさら無い。

まあ。G.W.に帰って母や父に立て替えてもらっている甥っ子たちのお年玉代を払えば良いだろう。

玄関の鍵を開け誰も居ない部屋に”ただいま。”と言う。

全然掃除していない。

まあ、こんな事も後数年無いだろう。

「大掃除をしよう。」


大量に出てくる未読の本と積みゲー(買ったけど開封されてないゲーム)

やる気になった俺はゴミを集め貯まった雑誌を捨てるか悩み。

万年床ベッドをひっくり返して掃除機をかけた。

ふだんなら下の住人から苦情が来るかもしれないが。

下の住人は学生だ。

恐らく実家に帰っているだろう。

シャワーしか使わない風呂と良く使うトイレ。

キッチンと換気扇の掃除、冷蔵庫の奥の無残な残骸を発掘すると狭い玄関の半分がゴミに占領された。

「これ、正月明けの回収までこのままかよ…。」

いや、生ゴミはベランダに出しておこう。

寒いから腐らないだろう?

一応、殺虫剤掛けておくか?


カバー掛けて置けばカラスもこないだろ?

しかし、困った。

冷蔵庫の中にはアイスとキ○コと焼肉のたれしかない。

明日何食べよう?

モチと非常食備蓄(主にカップめんとパック飯)が在るから何とかなる。

未読の本と積みゲーのダークタワー。

「日の出までコイツラ(ダークタワー)を片付けよう。明日は昼まで寝て何か正月らしい物を喰いに行こう。」

一人暮らしだと独り言が多くなる。

もうとっくに日が暮れている。

あと一時間と数分で来年だ。

キッチンでお湯の張った丼につぶしるこ缶を入れる。

シャワーを浴びて、汗と埃に塗れた服を洗濯する。

コレを干せば全て終わりだ。

タオルで汗を拭きながら温まったしるこ缶を取り出し。

丼のお湯を捨て切り餅を二つ入れてレンジにかける。

その間にポットからカップめん蕎麦にお湯を注ぐ。

「なるほど年越し蕎麦で生のめんつゆか…。」

最近のカップめんは取説を良く読まないと恐ろしいことに成るのは経験済みだ。

このコンビニ限定カップ年越蕎麦は後入れタイプらしい。

カップめんのフタの上でめんつゆ袋を暖める。

電子レンジの電子音で丼を取り出し融けて膨れたモチにつぶしるこ缶の中身をかける。

二つの丼を持ってテーブル替わりのカジュアルこたつの定位置に座る。

昼過ぎから夕飯も食べずにひたすら大掃除だった。

妙な達成感が在るので後悔は無い。

TVでは僧侶が鐘を付き始めようとする生中継が始まっている。

「よし!いただきます!!」

後から状況を判断すると。

俺の死因は機械式杵つき餅だった。


(´・ω・`)

これ…。終わるのかな?(未完成人)

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