追憶
思い出から帰還。
過去への逃避というデメリットを超え、思い出すを使いこなせるようになったことであることが出来るようになった。
それは寝ている最中に思い出すを使うことだ。
これはとてつもなく危険だ。下手した夢から覚めなくなる。
超思い出すの前の前、下位スキルの思い出すの時点でも試みたことがあったんだけど、この時でさえ夢から覚めるのに時間が掛かった。
超思い出すだとその危険性は段違いだ。
だけど、これをするとスキルレベルが高速で上がる。
俺のスキルの中で思い出すだけ段違いの成長率を誇った種はこれだ。
その結果、最上位スキルまで到達した。
追憶。
このスキルは超思い出すがⅩになったことにより、身に付いた最上位スキルだ。
これには超思い出すⅩの時と比べて、思い出せる範囲に変化はほとんどない。
そもそも超思い出すはⅨの時点で物ごころが付いた直後の思い出も思い出せるようになっていた。
このスキルの効果は二つのスキルの取得だった。
ちなみにこの二つは最上位スキルではなく、派生スキルというようだ。
一つ目は必殺技保持のスキルだ。
このスキルは種族固有である必殺技を別の種族に変わっても使えるようになるスキルだ。
俺で言えばラーストゥザスカイを種族が変わっても使えるようになる。
保持できる必殺技の数には上限があり、その数はスキルレベルに依存するようでⅠでは一つだけだ。
このスキルによって種族は変わっていくことが分かった。
じゃないとこんなスキル、価値がない。
最上位スキルの派生スキルなんだから価値がないなんてありえないと思う。
やっぱり進化のようなシステムが存在しているのだろう。
だけど位階10位は最上位なので進化で変わる余地がない。
このスキルはもうひとつのスキルとセットなのだ。
そのスキルとは退化。
現在、俺を深く悩ませているスキルだ。
肉体の内に眠る進化の記憶を呼び覚まし、下位の種族になるというものだ。
その際、スキルは一部の例外を除き完全に引き継がれるけど、ステータスは引き継がれない。
その例外とは限定スキルだ。退化により鳥類から別の種類になると鳥類限定スキルは失われるようだ。
もちろんレベルも1になってしまうので、使えば大幅な弱体化は免れないだろう。
どうしよ、これ?




