狩り
大まかな位置は嗅覚で特定する。
周囲に漂う様々な匂いの中から獲物の匂いを探す。
…………見つけた
匂いがする方向に駆けていく。
近い。この辺りのはずだ。
だけど、匂いが強すぎる。
これでは正確な位置が分からない。
そういう時に使うの聴覚だ。
息を潜めているが、音は完全には消しきれていない。
耳を研ぎ澄ませ、足音などの生活音から獲物の正確な位置を特定。
一気に近づき、翼で打つ!
ふぅー。これで今日の狩りも成功だ。
食料問題は無事に解決していた。
狩りが上手くなったからだ。
なぜ今まで狩りが上手くいかなかったのかというと、獲物の位置が分からなかったからだ。
位置が分からずに闇雲に探し回っても10位である俺が近づいたら力の差を感じ取られてすぐに逃げられたり、隠れられる。
それを考えるとあのバカ犬は異常なのだろう。
どうにかできないかと思い、試行錯誤をしてようやく先ほどの方法を編み出せた。
確立してから狩りが上手くいくようになり、一気に食料問題は解決した。
この狩りは感覚をフルに活用するので、感覚強化スキルがⅢになるという副産物付きだ。
今日の成果はたぶん牛型の生き物だ。
こいつは力は強いけど、足は速くない。それに隠れるのも下手くそなので結構狩りやすい。
他の生物だと返り討ちにあうかもしれないけど、最上位種の俺の前では無力でしかない。
こいつの肉は筋肉質で硬いが、味はバカ犬と比べ物にならないほどおいしい。
肉が柔らかくなるように適切な調理ができたら、もっとおいしくなると思う。
目の体操のおかげで視覚訓練というスキルが身に付いた。
このスキル望んだ物とは微妙に違う。
視力は強化されずに、目を使うスキルの熟練度の取得効率が上がるだけだ。
遂に上位スキルを取得することができた。
その名も超思い出すだ。
思い出すことができる範囲がさらに増えて小学生時代のテストの問題も完璧に思い出せる。
ただそこまで思い出すとクソ幼馴染との記憶もあるのでやらないけど。
必殺技だけど使用回数が100回を超えたぐらいに目当てのスキルが発現した。
必殺制御・初等Ⅰだ。
このスキルは必殺技の威力や範囲を制御できるようになるスキルなんだけど、最上位種の必殺技を止めるにはこれでは不足みたいで、さらに上のスキルが必要みたいだ。
まだまだ必殺技の練習はしなくちゃいけないね。




