スキル成長
あの戦闘で得たものはレベルだけじゃない。
多くのスキルが成長を遂げている。
戦闘はスキルの成長に必要な熟練度が多くもらえるのかもしれない。
でも、今回みたいな戦いはしばらくごめんだ。
感覚強化系スキルはⅠからⅡになっており、今までより鮮明に周囲の状況を捉えることができるようになった。
といってもまだまだ視覚を補うレベルじゃないけど。
翼で打つもⅠからⅡを通り越してⅢになった。
あんだけ倒したのだから当然と言えば当然だろう。
上がらなかったらクレームを入れているところだ。
翼系統でいえば新たなスキルも得ることができた。
羽ばたくという鳥類限定スキルだ。
途中から狙いを付けるのがめんどくさくなったの適当に翼をバタバタさせていたのが取得できた理由だろう。
効果は翼で打つだったら威力に補正が掛かるが、これは翼を動かす速度に補正が掛かるようだ。
このスキル、腹立たしいことに別に飛べるわけではない。
ただ翼を速く動かすことができるようになるだけだ。本当に残念だ。
あの数を全滅させたのだから当然あのスキルの系列が手に入っている。
それは死霊殺し、そして猿類殺しだ。
猿類殺しは狼類殺しの猿類版だった。
だが、死霊殺しは違う。
これの効果は復活を阻害するものだった。
このスキルを持っている者に倒されると同個体の死霊は一定期間復活できなくなる。
もっと早く欲しかった、これがあれば楽勝だっただろうに。
そして、金剛鉄壁もⅡになり、1/2のダメージ軽減が1/3になった。
我儘だと思うけど、成長するのは自重軽減が成長してからにして欲しかった。
軽減率が大きくなったのはいいんだけど、デメリットの体重増加も大きくなり、10倍から11倍になったのだ。
でも大丈夫。これが問題にならないぐらいステータスは伸びているし、あれも改善している。
あれとは未熟児のことだ。実はこれの成長が今回の戦闘の成果の中で一番うれしかった。
成長と言ってもⅩがⅪになったわけではない。
ⅩがⅨになったのだ。
これによりステータスの低下が50%から45%になった。
自重軽減の場合もそうだけど、たかが5%でも元が凄いので効果は高い。
なぜこれが一番嬉しかったのかというと、超弱視が消える可能性が示されたからだ。
何かしらの条件を満たせば、超弱視も同じようにレベルが下がり、いずれ俺の目も見えるようになるだろう。
条件を早く見つけなければならない。
事は命に関わるのだ。
今回の戦いも敵がゾンビだともう少し早く気付いていたら、もっと楽に勝てたはずだ。
バイザーが欲しい……
改めてそう思ってしまった。
せっかく俺を転生させたんだったら、あれも一緒に送ってくれればよかったのに。
バイザーは俺の肉体の一部だったのだから。




