やりすぎた
現在、反省中です。
まさかこんなことになるとは思ってなかったんだ。
だから、俺は悪くない。悪いのは碌な説明を書かなかった責任者だ。
よし!反省終了!
それにしても最上位種ってすごい。
実は俺が放った必殺技は維持できずに途中で終了してしまった不完全なものだった。
もし、完全な形で発動していていたら、どんな被害が出ていたか想像するだけで恐ろしい。
奴らとの戦闘で得たものは多い。
まず、めちゃくちゃ経験値が貰えた。
その量は莫大で、あんなに上がらなかったレベルが8も上がり10になった。
苦労した甲斐はあったけど、あいつら……どんだけ居たんだよ……
レベルが10になったことによるステータス向上は大きい。
普通に立てるし、歩けるようになったのだ。
レベルが10になったことによる恩恵はそれだけに止まらない。
レベルが10になるとボーナスを貰えたのである。
ボーナスはステータス強化、スキル熟練度、新スキルの3つで、このうちのどれかを選択するものだった。
ステータス強化は各パラメーターの内2つを強化するもので、スキル熟練度は一つのスキルの熟練度を加算してスキルレベルを上げるものだ。
新スキルはその名称通り新たなスキルを取得できる。
説明によると覚えられるスキルは種族で決まっているらしい。ただ何が手に入るのかは選択してみないとわからないようだ。
そして俺が選択したのは新スキルだった。
ステータスは今でも十分高いし、スキル熟練度は自分で努力すればいいだけだ。
新スキルは努力だけではどうにもならない。
本当は新スキルは真っ先に選択肢から外したんだけど、なぜかこれを選ばなければならないと思った。
自分でも何故か分からないけど。結果的にこの選択は成功だった。
手に入ったスキルは自重軽減Ⅰだったのだ。
このスキルは名前通り自らの体重を軽減できる。
オンオフも可能なので体重が攻撃力に影響する攻撃時にも邪魔にはならない優れものだ。
Ⅰでの軽減率はたった5%だけど、元が重いので効果は絶大で使用後と使用前では動きのキレに大きな差があった。
次のボーナスは20レベルの時だろうか?
違う気がする。
10レベル毎にこんなものがあったとしたら強力すぎる。バランスが悪い。
もし俺がこのシステムを組んだとしたら次は30か50にしている。、
レベルを上げていけば、それも分かるさ。