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生肉

 思いがけずまともな食料が手に入った。

毒草を食べたのでお腹が一杯だったけど、とりあえず味の確認をしておこう。

少し動いたのでお腹に少しスペースができた。

ちょっとだけなら食べられるだろう。



 嘴で肉を噛み切るのは結構難しい。

だけど、親が持ってきてくれた食料の大半が肉だったので、まだぎこちないけど慣れてきてはいる。

 はぁぁぁぁぁぁ、ナイフとフォークが欲しいなぁ。あっても手がないんだから無駄か。


 全身を覆っている毛皮が邪魔で口当たりは悪いけれど、草よりはマシかな。

それに毛皮の部分を超えれば、ちゃんとした肉だ。

おいしくはないけど、食べれないことはない。



 実は前世ではあまり生肉は好きじゃなかった。

ステーキもレアは苦手でミディアム以上じゃない駄目だった。

ただ生まれ変わって味覚が変わったのか食べられるようになった。

魚は刺身の方が好きだけど、やっぱり肉は焼いたほうがいいよな。

 火を付けるスキルとか覚えられないかな。

そうすれば、好き嫌いが多いハカセのために身に付けた調理スキルを披露できるんだけど。



 そんなことを考えながら食べていると気付いた時には肉を全部胃袋の中に入れてしまっていた。

しまったな、食べ過ぎちゃった。明日の朝食にしようと思ったのに。

幼生だし、大きくなるにはいっぱい食べなければならないので、仕方ないのかな。

どちらにせよ食べ過ぎてもう一歩も動けない。正確には動きたくないだけど。



 今日はここで寝よう。

寝転がり、食べ残した毛皮を引き寄せ、身体に掛ける。

別に寒くはないんだけど、気分的に掛けたくなった。

布団で寝ていたときの名残だろうか。なんか落ち着く。



 おやすみ、ハカセ。

遠く別世界にいるハカセに挨拶をし、眠りについた。

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