表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/35

その草……

 あの草だけど毒草だったみたいです。

動き始めてから10分ほど経った時、全身から力が抜けて動けなくなってしまったのだ。

だけど、それはすぐに治った。

 たぶん、ステータスにある生命が関係してあるんだろう。

やはりあれは免疫に関係する数値だったようだ。



 ……生命値が高くてよかった。

捨てられたけど、このステータスを与えてくれた親に感謝だ。

動けなくなった時は死を覚悟したし。

もう不用意に口に入れるのはやめよう。緊急時以外は。



 嗅覚を研ぎ澄ませながら、移動していく。

ちなみに這うよりも転がった方が移動速度が速いことに気付いたので今ではそうしている。

本来なら傷を負いかねないけど、金剛鉄壁持ちの俺には問題ないのだ。

欠点は方向を定めるのは難しいことだけど、行く当てもないので気にしていない。



 転がりながらの移動にはもう一つ欠点があったのに気付いたのは1時間ほど経過した時だった。

目が回る、ものすごく。

そのダメージで現在、頭がクラクラしており、休憩中だ。

フラフラになりながら辿り着けたこの場所は偶然座り心地が良い場所だったので休憩には最適だった。



 中々ダメージが抜けないな。

1時間、転がりながら移動していたからしょうがないか。

今日はもうこの辺で眠ろうかな。

目は見えなくても、気温は感じることはできる。

数時間前より涼しくなっているので、もう夜になっていると思うし。



 夕食はあの草にした。

あの草、硬いし毒もあるからなのか他の生物は食べないみたいなのでそこら中に生えているのだ。

毒も数分動けなくなるだけだからそんなに問題はない。

一度経験したんだし、もう大丈夫だろう。



 そんなこんなでまた動けなくなりました。

このまま寝ることも考えたけど、このまま毒の影響で目覚めなかったらまずいので、完全に抜けるまで待つことした。

 早く抜けないかなー。

前回の経験から、あと2、3分で動けるようになると思うが、やることがない時の2分は結構長い。

またハカセとの思い出に浸ろうとしたとき、そいつは現れた。



 まず聞こえたのは獣の唸り声だ。

かなり近い。

油断した。ここは野生、敵はそこら中にいるのだ。

逃げようと思ったが毒が抜けておらず、まだ動けない。

こりゃちょっとまずいかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ