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始まりは、強制的に:9
まだもう少し聞いてみるようです。
「あ、そういえばその存在しないはずの部屋に特徴ってあるんですか?」
「うーん、あ、確か1つあるって聞いたことあるね。」
「え、あるんですか?」
「うん、あの、教室ってさ『~室』って感じで札があるじゃん?でも、その教室にはその札がなくって、代わりに教室の壁が真っ白って話を聞いたことがあるね。」
「なるほど・・・そういえば、この話考えたの誰なんでしょうね?」
「そうだねぇ・・・僕がこの高校に来たころにはもうかなり前からあったみたいだね。」
「でも、あんまり怖くないですね。」
「あぁ、まったくだ。どこに怖い要素があるんだろうね・・・・・・芝君・・・。」
「・・・」(芝・・・)
・・・あ、間違えた。真っ白な壁というより、完全に壁と変わらないって言えばよかったかなぁ?ま、いっかby情報元の先輩