始まりは、強制的に:6
怪談話についていまいち聞けなかった大山は情報元の芝の先輩に直接聞く事にしたそうです。
その後、一向に教えてくれそうもなかったので、情報元の芝の先輩に聞くことにした。
―放課後 普通科校舎:自動販売機―
「へぇ~キミ芝君の友達なんだ」
そう言いながら情報元の先輩は、カチッとペットボトルの口をあけた。
「えぇ、まぁそうなんですよ」
とりあえず、失礼のないように敬語で対話する。
にしても、情報元の先輩はてっきりサッカー部の人かと思ったら帰宅部で、しかもよく自動販売機を利用する者同士でよく見かけるくらいの先輩後輩っていう関係だったとは・・・
「うんうん、まぁでも芝君を相手にするのって案外疲れない?」
そう考えていると、ニコニコしながら情報元の先輩はいきなり芝について話を振ってきた。
「え、えぇっと、いやぁ~そんなに僕は思いませんけど・・・」
いきなりでうまく先ほどの質問に対して処理できてないなか、先輩はさらっとこう言った。
「えぇ~そうか?だって芝君ちょっと阿保じゃん」
「・・・」(せめて天然と言ってやってください!)
ちなみに自動販売機は普通科校舎の2~4階に1台ずつ1階に3,4台ほど設置してあります。






