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事後承諾 05

「朝からそんな騒ぐなよ……ふあ」


「時計を見ろ!カーテン開けてみろ!太陽はすでに真上だ」


「ん?あー本当だ。久しぶりにこんな時間まで寝れたな」


「俺は貫徹だ。このやろう……」


 のろのろと起き上がる様子や昨日の様子を見るとこいつかなりマイペースなやつなんじゃないか。いや、俺の体をのっとってる時点でそんなことは考えるまでもないか。


「あ、やっべ制服のまま寝てたわ。わりぃ」


 軽く片腕上げて謝罪をしてくる姿を見やれば、新品だったワイシャツやズボンにしわがよっている。そういえばこいつ風呂も歯磨きもせず、適当な説明と飯を食って寝やがったんだ。


「……ひとまず風呂は行って来……来て下さい」


 一瞬、ほんの一瞬迷ったが寝癖のひどい自分の頭をみて決断した。俺の体が汚いままなのも嫌さが勝る。


「あいよ」


 アキトはそう返事すると部屋の隅にあるタンスに近づくと適当に服を漁り、部屋の外へと出て行こうとする。


「っと風呂の場所わかってんのかよ?!」


「あ。そいやどこにあんだ?」


「……こっちだ」


 あっけからんと言い放たれた言葉に脱力しつつ、アキトを風呂へと案内してから俺は台所へと移動する。



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