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事後承諾 04

 結局のところなんも解決せずに俺は朝を迎え、昼まで迎えた状態になってしまた。どうして昼かって?俺の体もといアキトが起きたのが昼前だからだ。目覚ましが鳴ろうが俺が耳元でわめこうが起きずにすやすやと眠りやがって……!力いっぱい顔面を殴りつけたくなったが、自分の体な上に通り過ぎるからやめておいた。それから部屋の隅で眠る自分の体を眺めながら時間をつぶすという貴重な体験をすること4時間。ドアや窓を通り抜けられることを発見したりもするも、外に出る気持ちも起きず、部屋の中を歩き……漂っていた夜中と比べて幾分か気持ちが落ち着いてきたのだろうか。

 一体これからどうなるのだろうか、本当に俺は体を返してもらえるのだろうか。そもそもアキトはなにが目的なんだ?あの鬼はなんで襲ってきたんだ?

延々と自分じゃでない問いを生み出していると、アキトが起きた。


「おーおはよー」


 だるそうに起き上がり部屋を見回し、俺と目が合うとやる気のない声であいさつをしてきた。


「おそようだっ。いま何時だと思ってんだよっ」

 

 思わず叫び返してしまうのはしかたがないよな。

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