ラブレター
高校へ入学してからは…何の接点もないまま時間だけが過ぎていった。
彼は、男子校
私は、女子校
学校の方向も正反対。
だから、出逢うことなんてなく。
私は、彼Taroを忘れるために別の人と付き合ったりもした。
だけど…やっぱり、彼を忘れることなんてできず…。
彼に手紙を出した。
「ずっと、忘れられないです。
今でも、好きです。」
普通なら、重い手紙だったに違いない。
だけど、彼は真摯に受け止めてくれた。
その手紙をきっかけに、私たちはもう一度付き合いだした。
今度こそ、楽しい思い出をたくさん作ろう!!
でも、学校も違う。家の方向も違う。
生活リズムも違うから、なかなか逢うことはできなかった。
だから、私たちは、週に2回の手紙のやり取りをしていた。
ポストを除くと彼の字がそこにある。
本当に楽しい日々だった。
2か月に1回、逢ったりして。
映画に行ったり、ボーリングにいったり。
ビリアードもした。
私は、ビリアードなんてしたことがなかったので、
彼は、ルールを1から順に教えてくれて。
手を繋ぐことがやっぱり、恥ずかしかったんだけれど、
帰り際は、必ず握手で「バイバイ」
お互い、その手を振りほどくことができず…
5分ぐらい握っていたのを覚えている。
今は、触れることも手を握ることも、肩を組むことも、何とも思わないのにね。




