第七話 ギャル召喚士、初討伐で大ピンチ!?
Eランクに昇級したソラは、ギルドの掲示板の前で胸を弾ませていた。
「ついに……討伐依頼いけるじゃん!!」
ロゼリーが微笑みながら依頼書を差し出す。
【Eランク討伐依頼】
ゴブリン 5体の討伐
報酬:銀貨30枚
「初めてならこれがいいわ。危険度も低いし、経験にもなるから」
「了解〜! ウチ、頑張る!」
ラムネ・メラ・バブルも元気よく跳ねる。
「ぷるるっ♪」「ぷるるるっ!」「ぷる〜♪」
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依頼書に記された場所は、帝都から少し離れた丘陵地帯。
馬車に揺られること二時間――
「……あれ、なんか洞窟っぽいのあるんだけど?」
馬車の御者が説明する。
「最近見つかった“道具ダンジョン”ですよ。
Eランクの魔物が多いですが、素材がよく採れるんです」
ソラは目を輝かせた。
「へぇ〜! なんかワクワクする〜!」
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洞窟の中は薄暗く、ひんやりしていた。
しかし、魔物はEランク相当の弱いものばかり。
• ストーンバット
• スライム(野生)
• 小型のウルフ
ソラはスライムたちと連携しながら、順調に討伐していく。
「メラ、ファイアボール!」「ぷるるるっ!」
「ラムネ、回復ありがと〜!」「ぷるる♪」
「バブル、素材洗って〜!」「ぷる〜♪」
魔石と素材を回収しながら、ソラはどんどん奥へ進んだ。
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広めの空間に魔法陣が刻まれた“セーフティーエリア”に到着。
ソラは腰を下ろし、依頼書を確認した。
「えっと……ゴブリン5体討伐、ね。
ここまで順調だし、余裕じゃん!」
調子に乗ったソラは、スライムたちと笑い合いながら下層へ向かった。
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下層に降りると、すぐに一体のゴブリンが現れた。
「いた! ……って人間っぽいな」
襲いかかってきたゴブリンをメラの一撃であっさり撃破。
「ん〜なんか見た目で気が引けるけど人間を襲うって聞くし……やっけないとでしょ!」
しかし――
その瞬間、洞窟の奥から不気味な音が響いた。
ガサガサガサガサ……ッ!!
「え……なにこれ……?」
無数の洞穴から、ゴブリンが次々と這い出してきた。
「ちょ、ちょっと待って!? 多すぎじゃん!!」
武器を手に、ゴブリンたちが一斉に襲いかかる。
✦
一体一体は弱い。
だが――数が多すぎる。
「メラ、後ろ! ラムネ、回復! バブル、そっち危ない!!」
スライムたちも必死に応戦するが、
ソラは徐々に追い詰められていく。
「やば……これ、マジでやばい……!」
そのとき――
「ソラさん! 目を閉じて!!」
女性の声が洞窟に響いた。
ソラは反射的に目を閉じる。
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次の瞬間、眩い光と爆風が洞窟を駆け抜けた。
ギャアアアアアッ!!
ゴブリンたちの悲鳴が響き渡り、
やがて静寂が戻る。
「……もう、目を開けていいわよ」
ソラがそっと目を開けると――
そこにはロロイが立っていた。
「ロロイさん!? なんでここに……!」
ロロイは腰に手を当て、少し怒ったように言う。
「無理は禁物よ、ソラさん。
でも……間に合ってよかったわ」
その表情は、怒りよりも安堵が勝っていた。
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ロロイは洞窟の奥を指差した。
「今から戻るのも勿体ないし……
この先に“ゴブリンオーガ”がいるの。
私と一緒に狩りに行きましょう」
ソラは息を整え、スライムたちを見た。
ラムネ「ぷるるっ!」
メラ「ぷるるるっ!」
バブル「ぷる〜♪」
「……うん!
レベル上げにもなるし、命助けてもらった借りも返したいし!」
ロロイは微笑んだ。
「じゃあ、行きましょう。
奥にいるゴブリンオーガを倒しに」
こうして、ソラとロロイはダンジョンの奥へと進んでいった。




