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慣れ、愛?~気楽な同い年と情熱的な年下男の子に揺れる恋~  作者: 中道舞夜(Nakamichi_Maya)


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12/17

12.好きなタイプはあなた

加藤君のチョイスでその日は、エスニックのお店に向かった。


「稲本さん、辛いのとかエスニック大丈夫でした?」

「大丈夫だよ、ありがとう」


(エスニック料理は好きだけれど初めての異性との食事で選ぶなんてなかなかのチョイスだな……。)


店の壁には象の絵が描かれた布や民族衣装の女性の絵が飾ってあり、異国情緒あふれる内装となっていた。


生春巻きやビーフンの炒め物、フォーなど日本でも馴染みのある品を頼んでいく。


「んっーー!何これ、美味しい!!」


牛骨からしっかりと出汁をとって作ったであろうフォーは、黄金色に輝き味に深みを出している。濃厚なスープがフォーと絡まり合っていて美味しい。スープの上に乗っているパクチーやレモンは味変の役割もあるようでフォーを食べ終わってからレモンを絞るとサッパリとした味わいに変わった。


「生春巻きも好きなの!このチリソースも美味しい。サラダとか他の料理にもつけて食べたいくらい!!」


私が興奮気味に話していると、加藤君はニコニコしながらこちらを見ている。


「え、?どうかした?」


「あ、いや、喜んで食べてくれて良かったと思って。稲本さんとご飯行けるの決まってすっごく嬉しかったけれど店選びも迷いすぎて、ここ来た時もすっごく緊張していました。」


(…………はああ、加藤君のその素直に言っちゃうところズルい。緊張したとか、ご飯行けるの嬉しいとか言われたらこっちまで嬉しいし緊張しちゃうよ……。)


「あ、ありがとう。すっごく素敵なお店連れてきてもらって嬉しい。」

「あ、あ、あ、いえ。良かったです、はい」


私も嬉しいと素直に言葉にしてみたが、私以上に照れてしまう加藤君を見てつられて照れてしまう。


(何これ……、加藤君ってこんな照れ屋なの?)


「そういえば加藤君はどんな人がタイプなの?」

コーヒー店で聞かれた質問を加藤君に聞き返す。


「僕は、仕事熱心で自分を持っている女性がいいです。趣味を楽しんだり、自分が好きなことを夢中で楽しんでいるような人を見ると素敵だなって思います。あの、その……稲本さんのような……」


(え……加藤君、今、私のような人って言った??)


この日、2回目の先程より盛大なキュンを加藤君からもらい私は夢見心地だった。



私が2週間前に信吾に聞いた時に、密かに求めていた答えを加藤君は照れながらも面と向かって言ってくれた。好意のある男性に好きなタイプを聞いて『あなたのような人』と言われる破壊力は想像以上だった。


一馬と別れてから10年。婚活地獄が2年。やっと抜け出してカラカラに乾ききった私の元へ健気な年下の男の子のアプローチが始まった



お読みいただきありがとうございます。

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@MAYA183232

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