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朝の通勤ラッシュ

作者: 水谷 聖香

 朝の通勤ラッシュ。それは誰もが経験することです。私はいつものように電車に乗っていました。イヤホンをして、音楽を聴くスタイル。走る電車が一駅ごとに車内の空気が変化していくのが感じ取れました。


 空気が重くなり、時間の流れがゆっくりになるような感じでした。気がつくと私は一人駅のホームに立っていました。駅は古びていて時計は止まっていました。もちろん誰もいません。私はスマホを取り出しましたが圏外でした。


 ホームには私一人だけ、どうしようかと思っていると人影が見えました。その影はどんどん私の方へ伸びて来たのです。私は怖くなり、長いホームを慌てるように走り出しました。すると今度は足音が迫ってくる感じで聞こえてきました。私は階段を登り改札を出て通りへと逃げました。


 通りには誰もいなくて、街はまるで戦争の後のようにボロボロの有様でした。まるで核戦争が起きたかの様なという言葉がピッタリの様に思えたのです。きっと私は戦争で世界が破滅した後の世界へ偶然入り込んでしまったのでしょう。


 その後、私は足音も人影もないことを確認して元のホームに戻りました。すると反対側のホームに電車が到着していたのです。私は迷わずそれに乗りました。すると私は普段乗る駅の前に立っていました。私は元の世界に戻れたのでした。私の他にも同じ様な体験をされた方がいるのでしょうか?

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