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IRON TALE  作者: 貫井べる
35/41

登場人物紹介 本文ネタバレあり

サクラ


12歳の地球人。

この世界で"ヒーロー"と呼ばれる1人であり"不死身のサクラ"の異名を持つ。


地球にいた頃は父親が仕事で不在なのをいい事に母親はサクラを虐待し自宅に愛人を呼んでいた。

愛人の男性は追い出されるサクラに外で過ごすためのお金を渡しており、その環境のせいでサクラはゲームセンターに入り浸るようになる。

その結果、サクラは本人の才能もあって"ブロッサム"というプレイヤー名でゲーム"ボーダーユニオン"のトッププレイヤーとなってしまった。

そうして積み重ねた圧倒的な経験は相手の先を読み、行動を誘導し、常に優位に立つ戦法を可能とした。


その育ちのせいなのか自らを含む命よりも戦いの高揚感を優先しており、一方的な戦いはつまらないと感じている。

戦う事以外は概ね面倒臭く感じているが、戦うために必要な知識や技術に対しては好奇心旺盛だったり戦う理由を作る為なら危険地帯の探索を計画したりもする。

また普段は大人しくしているが激昂すると口調が荒くなる。


地球にいた頃のゲーム内での愛銃の名は"ヴェスパイン"であり、こちらの世界で"鎧"のAIに同じ名を名乗られた事から彼を相棒とする事を決めた。



アグニ/剣の魔女


32歳。"魔女"達が領土争いを繰り返すフェルノ紛争地帯の出身の"魔女"だが自身はその争いに参加していない。


その能力は無数の剣を虚空から射出するというもの。

破壊力は極めて高いが大雑把かつ単純で、研究者であるアグニから見ればつまらない能力である。

レベル928と推定されるが、それでも先代"剣の魔女"の呪いで大幅に制限された状態。



アスラ


24歳。ヴァルナ帝国の出身。

父親はスティグマ・シャルルエルで、母方の祖父は先代皇帝。


対集団戦を得意としており、その実力は単独で師団級とされている。

実際にスティグマ率いる大軍を単独で壊滅させた。


その脳の処理速度は"セカンドステージ"を超えた"サードステージ"であり、搭乗する"鎧"の他にトレーラーのメインコンピュータと同期する事ではじめて真価を発揮する。


父であるスティグマを殺した後、やがて復活するであろう父や戦いを続ける"魔女"達が負う罪を自らが背負い死ぬ事でスティグマが始めた争いを終結させる事を計画する。

その為に"影法師の魔女"が引き継いだスティグマの計画を乗っ取り、一切無関係なサクラに悟られぬよう殺されるように仕向けた。



ガット


シュライク王国の第1王子。27歳。

王位を放棄して行方不明になっている。

しかし実際には遥か昔から王国内をさ迷う"旅団"の新たなリーダーとなっていた。


"旅団"の存在を難民キャンプとして公表した後は国王とも連絡を取っている様子。



境界の魔女


本名は隠している。38歳。

レベル48の"魔女"であり、ありとあらゆる境界に干渉する能力を持つ。

当人の戦闘能力は皆無だが第三者のサポートを行う事はできる。



ユキ


地球人の12歳。

父親はサクラの父親でもあり、サクラが行方不明となった後の再婚相手との子供。


ゲーム"ボーダーユニオン"のトッププレイヤー"ブロッサム"の正体が姉であった可能性、また行方不明になった姉が異世界で生きている可能性に気付いた事で調査隊に志願した。


アグニが追い求めていた"サードステージ"のパイロットであり、その脳の処理速度は搭乗する"鎧"の他に4機の無人機と同期してもついていける程。

膨大なデータを読み込む事で不死身の"影法師の魔女"を絶望するまで蹂躙し"時計の魔女"の時間停止に近い能力を打ち破った。


一連の戦いが終わったため、サクラと戦わない理由が無くなった。



ガンマ


シュライク王国で活動しており、"ヒーロー"と呼ばれる実力者のうち1人。

グレンの狙撃により死亡。



アリシア


アルガレイドの街に住んでいた少女。

スティグマの血で"鰭無し"となったが、死を乗り越えて人の身体に戻った。

その後は"魔女"に近い存在となり"鎧"を纏う能力を得たうえ、"鰭無し"や"竜"に化ける事も可能となった。



ツェープラ


アルガレイドにいた役人。

サクラの目の前で死んだ事がサクラを吹っ切れさせるきっかけとなった。



ブロッサム


地球人の父親につけられた名前にコンプレックスのある少女。15歳。

後に憧れの相手であるサクラから彼女こそが"ブロッサム"だったという事実を聞かされ自らの名を受け入れる。


アグニの理論を超えた"フォースステージ"のパイロットであり、その脳は100機の"鎧"と同期してもついていける程。

真の実力を発揮した結果、アスラを撃破するに至った。



エクスシア


38歳の女騎士。

アーシズ王国の現在の女王の姉。


かつて8歳の頃にアーシズ王国で盗賊団を壊滅させ、大砂漠を渡りきり、シュライク王国を掌握していた"魔女"を討伐した。

その後はシュライク王国で暮らしている。



ミード


シュライク王国の王子。

優秀な人物で人望も厚いが兄のガットこそが時期国王に相応しいと考えている。



ジッド


シュライク王国の現国王。

エクスシアの"魔女"討伐に協力した事で民衆に支持され王となった。



グレン


かつて地球ではゲーム"ボーダーユニオン"で世界一と呼ばれた男。

当人は勝てなかった相手がいる事を忘れておらず世界2位を自称している。


"鰭無し"となった事で水を高速で射出する能力を得、長距離の狙撃能力によりリヴィア王国の第4騎士に任命されていた。

しかしサクラのカウンターで負傷して第4騎士の座から降りている。


後に死を乗り越えて生還し、"竜"のように火を吐く能力を得た。



スティグマ


"聖帝"と呼ばれる男。45歳。

その正体はかつて妊娠したまま"魚"となった母親の死骸の中から発見された"半魚人"。

リヴィア王国の第3騎士であり、建国の4騎士の1人でもある。


宗教を利用し人を操りヴァルナ帝国を攻撃したが、その本当の願いは人と"魚"の共存。

そのため最終的には敗北する事を計画しており、その途中で自身が死ぬ可能性も覚悟していた。


アスラに敗北した後、生と死の狭間に魂の半分を"呪い"として残したうえで死を乗り越えて生還する。

しかし記憶と右腕を失っており、"鰭無し"を含む"魚"を全て殺すだけの存在になってしまった。

戦闘時には白銀の光の右腕を出現させ、その手のひらにある口で"魚"の身体を食い荒らしその能力を奪う。

しかしその状態でも"鰭無し"であるゴルドの精神性を人間だと断ずる等、融通が効かない訳ではない。



エレノア


リヴィア王国の第1騎士の女性。

2メートル以上の長身だが肉体は人間のものであり、"魚"への変化に耐えきり力だけを手に入れた"超越者"。

身長程の長さの太刀を自在に扱う。


地球にいた頃の名前はアカネ。

リヒトは行方不明になった彼女を探していた。

こちらの世界に来てすぐに娘を出産し、娘を生かすために"魚"の死肉を食べて肉体の変化が起き始めても耐え続けた。

たまたま通りがかったアグニに娘を預けた後に記憶の殆どを失ってしまった。



ツバサ


35歳。地球人。

ヴァルナ帝国の第2師団"レイヴンズ"の師団長。


かつて地球では小型ロボットによる格闘競技会の人気選手だったが、世界大会の自身3度目となる決勝戦を前に姿を消している。

その戦闘力は1対1ならば帝国最強であり、そのため自らが旗印となり先陣を切る事が多い。


エレノアに敗北した事で彼女に勝利する事に執着するようになる。



リヒト


ヴァルナ帝国の第1師団"ガーディアンズ"の師団長。

既に53歳だが平然と前線に出るどころか旗印として率先して戦闘に参加する。


地球から恋人を探して時空の歪みに単身飛び込んできた。

自身を拾った盗賊団を壊滅させたエクスシアに誘われシュライク王国に辿り着き、後にツバサがヴァルナ帝国にいると聞いて帝国軍に入った。



ヴァルナ皇帝


かつてリヒトを拾った盗賊団の首領。

エクスシアに壊滅させられた盗賊団はアーシズ王国軍に捕らえられ、見せしめとして首領だけが砂漠に追放された。

しかし奇跡的に大砂漠を渡りきり、"魚"の大群に襲われていたヴァルナの帝都を救う。

その後は皇帝の娘と結ばれ、やがて皇帝となった。


エクスシアに蹂躙された時の事が未だ忘れられない。



エンヴィー


リヴィア王国の国王であり建国の騎士の1人。

"鎧"を片手で放り投げる程の豪腕の持ち主。


かつてはアーシズ王国の砂漠に住んでいたがエクスシアに敗北し従わされ大砂漠を横断した。

シュライク王国での"魔女"討伐後は自分のような存在の居場所となる王国を東の果てに作った。



タケゾウ


72歳の老人。

リヴィア王国の第2騎士であり、建国の騎士の1人。

"魚"の血肉を摂取しても肉体に変化が起きない"完全耐性者"。

武術の達人で、"鎧"に乗ったパイロットへと外から衝撃を与える謎の技術を持つ。



ゴルド


リヴィア王国の第5騎士。

グレンが騎士の座を降りた事で第4騎士に繰り上げとなった事に不満を感じている。

8メートルはある巨体に巨大な拳が特徴。


右の拳で触れた対象を分解し消し飛ばす能力を持つ。



ソニード


リヴィア王国の第5騎士。

小柄な身体で、高速での戦闘を得意とする。



スラウ


リヴィア王国の第6騎士。

ゴルド以上の巨体で、パワーと鱗の強度にものをいわせた特攻が脅威。



リターナ


リヴィア王国の第7騎士。

エレノアの弟子であり、彼もまた剣術を得意とする。



ズール


リヴィア王国の第8騎士。

普通の"鰭無し"には無い事の多い長い尾を持つ。



絶望の魔女


推定レベル80以上という規格外の"魔女"。

30年前にシュライク王国を掌握していた。



ミラナ/千里眼の魔女


シュライク王国の王室直属のレベル6の"魔女"。

遥か遠くや隠れた場所を見通す他、魔術の痕跡を目視できるなど使い勝手の良い能力を持つ。



干魃の魔女


イリエニア中央の図書館の司書。

空間内を乾燥させる強力な能力を呪術によって更に強化している。

争いを好まない性格のため本の防湿管理をしているが、いざ戦うととんでもなく強い。



瓦礫の魔女


瓦礫を操るレベル7の"魔女"。

フェルノ紛争地帯で積極的に領土争いに参加している。


通常の"魔女"の"鎧"は肉体が変化した2~2.5メートル程度のものだが、彼女の"鎧"は瓦礫を寄せ集めた巨大なものとなる。



ブラン/雷鳴の魔女


15歳。電気を操る"魔女"。

"火"が禁忌とされるこの世界で空中放電を起こせる稀少な能力を持つ。

その能力レベルは規格外すぎて正確に計測できていないがレベル9724に相当する。

出力の制御が上手いため手元に微弱な電力を発生させたり近くの"鎧"を充電したりも可能だが、空中放電を攻撃に用いると加減したとしても一切の防御をも丸ごと焼き尽くす火力になる。

しかし自らの危険性を理解しているため争い事には関わろうとせず、そのため戦いに慣れていない。


かつてエレノアがアグニに預けた娘であり、父はリヒト。

しかし本人は何も知らないし、気にしてもいない。



ベラトリクス/時計の魔女


17歳の"魔女"。

稀少な時間操作能力と優れた剣術により、レベル4でありながら最強の"魔女"として名を挙げられるうちの1人。

自分自身の時間を早める事ができる。



カノープス/賭博の魔女


16歳の"魔女"。

呪術による能力の暴走で高い力を得た"魔女"。

自律して飛び回る剣は敵味方どころか自分自身すら無差別に『近くにいる戦う意思のある者のうち1人以外』を狙って攻撃する。

能力とは無関係に理不尽な強運の持ち主で、死の呪いすら運だけではね除ける。


祖母は"絶望の魔女"。



カペラ/予見の魔女


24歳の"魔女"。


本当の名前は"死の魔女"。

未来に死の運命を呼び込む力を持つ。

しかしその能力が効かなかったカノープスを何がなんでも殺すという意思で呪い続けているせいで常に力が枯渇している状態。

結果として自身の目で見る事になる未来を先に見るだけの能力がたまに暴発するだけの状態になっている。

しかしその状態でもその未来を見るまでは絶対に死なないため非常に悪質な能力である。



スピカ/影法師の魔女/ヤドリギの魔女


人類の救済を宣言し勢力を拡大している"魔女"。

かつて"魔女の家"と呼ばれる孤児院を設立した。

研究者でもあり、"聖帝"との共同研究では重要な役割を果たしていた。


現在は"ヤドリギの魔女"の名を隠し、呪術で変質させた能力で莫大なエネルギーを溜め込んでいる。

影に物体を引きずり込む、影を触手のように操る、影から物体を出現させる等、レベル2でありながら研鑽された能力は極めて危険。

自身の肉体も影になっているため攻撃を受けても傷つかず、ほぼ不死身と言える状態になっている。


イリエニア中央の図書館には"影法師の魔女"の名義で研究資料を寄贈していた。



カストル/閉幕の魔女


21歳の"魔女"。

レベル8の強力な呪術師。

自身に対して敵意や悪意や害意を持つ相手を絶命させる能力を持ち、その力は街ひとつを壊滅させるほど広大な範囲に作用する。


セキの街に壊滅的な被害を出した事で加減が効かなくなったブランの放電を受け、自身の敗北と死を覚悟する間もなく一瞬で消し飛ばされた。



ポルックス/終演の魔女


21歳の"魔女"。

関わった者全てに死の運命を呼び寄せる能力を持つ呪術が常に暴走している危険人物。

その力は『1人で惨めに生き残る』という呪いによるもの。


アスラにも死の運命を呼び寄せたが、ブロッサムが真の実力を発揮した為に運命が変わりアスラは生き残った。



逆転の魔女


物事の因果関係を逆転させるレベル7の呪術師。

相手の『敵味方』や『目的』といった意識を逆転させ味方につけてしまう。

その術は対呪術防御が通用せず、格上の"魔女"にも当然のように効く不思議なもの。

『最強の"魔女"は誰か』という話題では必ず名前が挙がるうちの1人だが、実際に正真正銘現代最強の"魔女"である。


実際はレベル1の"魔女"であり、発光するだけの能力。

しかし強力な催眠術を得意としており、光を放つ能力で相手を催眠術にかかりやすくしている。

その催眠術で自身の名を広めているため、会ったことの無い者もレベル7の"魔女"だと認識している。


サクラとユキを仲間割れさせようとして敵味方の認識を逆転させたが、『弱そうな味方を捨てて強そうな相手と組む』と判断した2人に撃たれてしまった。



ポラリス/疫病の魔女


"魔女の家"の出身。

強く念じるだけで人を疫病に感染させる力を持つ。

その病は一瞬で人体の機能を破壊し尽くす程に強力。

しかしカペラの未来を変える事はできなかった。



滑空の魔女


レベル1の"魔女"。

その能力はただ自身が浮くだけであり、"鎧"を纏えば"魔女"の殆どが使える力である。

ただ、生身でも浮けるという違いはある。

魔術師としてはハズレ能力だが、剣術を研鑽し能力を機動力強化に使用した事で極めて強力な"魔女"として知られている。



塩の魔女


レベル7の"魔女"で、狙った相手を塩の結晶に変える力を持つ。



剣の魔女


故人。

かつてフェルノ紛争地帯を武力で統一した"魔女"。

しかし自身の死後に自らの功績が栄光となり新たな戦いの火種となる事を予見し、そして何より争いの業が"戦争の魔女"を産み出す事を危惧した。

そこで現在は中立都市であるセキの街に1本の剣と『引き抜いた者に"剣の魔女"の名を与える』という言葉を残す事で"戦争の魔女"が生まれる前から自身の名により能力に制限を与える事に成功した。





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