用語説明
鎧
人が搭乗する電動式と"魔女"が肉体を変化させ纏うものとがあるが、多くの場合は前者を指す。
全高3メートル程度の搭乗式のロボット。
大型の胴体から背面にはみ出したコックピットブロックを持ち、脚は短く腕は長い。
メッシュ状に編んだ鋼材を積層しプレスした鋼板が多用されており、見た目の印象よりも軽量。
足は砂の上で沈まないよう面積が広くなっている。
走行用に踵側に駆動輪と爪先に小形のローラーを備えているため機動力は高い。
また街中等での歩行動作中の旋回を補助するため足の裏にスパイクのついた回転ユニットがある。
手は左右共通の3本指のものが採用され、専用規格の武装としっかり噛み合う形状となっている。
また使い手の技量によっては自在に扱える程度には汎用性もある。
銃
火を禁忌とする文化があるため空気圧により弾丸を射出する。
1発ずつ空気を圧縮する手動式と連射可能な電動式が存在している。
電動式は電源と動力を内蔵する為に威力に対し重く大きくなる欠点があり、連射のできない手動式をあえて使用する者も少なくない。
火薬を用いないため薬莢も必要無いが、散弾の場合は専用のケースに入れて発射する。
ヒーロー
単独で巨大な"魚"と渡り合える実力者をそう呼ぶ文化がある。
セカンドステージ
脳の処理能力が高く"鎧"の制御AIとのシンクロ率が高いパイロットを指す。
"鎧"の脳波操縦における精度や反応速度が極めて高いため"鎧"を手足のように操る事ができる。
魚
地球の魚に4本の脚を生やしたような生物。
地上を這い回り、大きなものでは100メートルを超える。
その殆どが肉食で、大型の個体は人を補食するため非常に危険視されている。
その血肉を生で接種した者は"魚"になると広く信じられている。
その一方でこの世界に食料になる生物がいない事からよく焼いた肉を食べて人は生きている。
また血液は高い蓄電能力があり、バッテリーのように動力源として利用されている。
素早い充電が可能であり液体のため交換も容易と、使い勝手は非常に良い。
小形の機器ならば"魚"の死骸に直接電極を刺して使用する事もできる。
その他、鱗や骨や牙といった部位は硬質なため建材等に転用できる。
資源価値が高い一方で大型の個体は獰猛な捕食者であり、特に30メートルを超えた個体ともなれば"鎧"を用いたとしても1対1で戦う事は極めて危険。
街から街へと移動する一団が護衛ごと全滅する事も少なくはない。
掃除屋
死肉を漁る小型の"魚"。
砂漠等で"魚"の死骸に群がっている事が多い。
"掃除屋"の集まり具合を見る事で周囲に危険が迫っていないか判断できる。
運び屋
帰巣本能の極めて強い小型の"魚"。
巣から離れた場所から荷物を背負わせて放し、巣の近くで回収するという使い方をされる。
また邪魔となる荷物を人間が回収する事を覚えさせる事で巣の近くの街に立ち寄るようにもなる。
鰭無し
"魚"のような頭部に2本の腕と2本の脚を持った生物。
その呼び名の通り鰭は無く、また多くの場合は尾を持たない。
その存在についてはあまり知られておらず、知っている者は存在を隠そうとする傾向がある。
魔女
異能の力を持つ人間。
その全てが女性であり、またフェルノ紛争地帯で生まれる傾向がある。
過去に"剣の魔女"がフェルノの地を統一した事から彼女が使用していたような片刃の直刀を持つ文化があり、また多くは肉体を変化させ"鎧"を纏う能力を持つ。
一方で戦闘向きの強い能力をを持つ"魔女"ほど剣や"鎧"を使用しない傾向がある。
シュライク王国
砂漠に囲まれた国。
資源が乏しいものの、その為か危険な大型の"魚"も比較的少ない。
ヴァルナ帝国
大陸北部に広がる大国。
より危険な"魚"が多いため大規模な軍隊を編成している。
リヴィア王国
極東の小国。
シュライク王国とは離れているため国交は無い。
フェルノ紛争地帯
"魔女"達が領土争いを繰り返す大陸南部の広い地域。
大砂漠
シュライク王国より西の未開の地。
渡りきった者はいないと言われているが、実際には何度か渡りきった事例が存在するらしい。
アーシズ王国
大砂漠の更に西にある国。
街壁
街を囲う壁。
"魚"の襲撃を想定して建造されているがどうしても限度があり、万全な防御と言える街は少ない。
サーペント
この世界で最も普及している"鎧"。
3メートルの小型な本体に必要な機能を詰め込む事で使用する材料を大幅に減らしており、シンプルな構造もあって生産性は高い。
コックピットのハッチは座席ごと後方にスライドする。
ヴァイパー
サーペントの上位機種。
主な変更点は駆動系の出力向上、また装甲の強化。
ヴァイパー(ガット機)
長槍での近接戦の為に徹底的にカスタムし尽くした"鎧"。
多少のパワーを犠牲に高速化した四肢と軽量化された本体が圧倒的なスピードを生む。
ダイナソア
サーペントの重量級カスタム機。
脚部は履帯になっており、腕部も重火器の運用を前提に大型化されている。
エグゼクター
"魚"との近接戦を前提にダイナソア並みのパワーとヴァイパー並みのスピードを実現した高級機。
元々はアーシズ王国でダイナソアとヴァイパーのパーツから2機だけ作られた"鎧"だが、シュライク王国で同じコンセプトで再設計され数機が生産された。
エグゼクター(エクスシア機)
"鎧"1機分以上の全長と重量の大剣を振り回す為にパワー特化の調整をしている。
エグゼクター(リヒト機)
胴体をヴァルナ帝国仕様に変更している。
武装は軽量な太刀のみであり、過剰な四肢の出力で高い瞬発力を実現した。
マーゲイ
地球の技術で生産された"鎧"で、地球から送られてくる調査隊が使用する。
性能は概ねヴァイパーと同水準。
コックピットのハッチは座席上方が開閉する。
ライゲル
ヴァルナ帝国軍が独自に開発した量産機。
性能は概ねサーペントと同等。
コックピットのハッチは胴体前面が前へ開く。
レイヴン(量産型)
ライゲルをベースにした高機動型。
扱いが難しく、帝国軍でも第2師団の限られた部隊に配備されるのみ。
レイヴン(ツバサ機)
高速戦の為に要求されたスペックで作られた"鎧"。
そのままでは人に扱えないという判断で量産型はデチューンされたが、ツバサは本来のスペックで使用している。
ジェイナス
パワー特化の格闘機。
1機分のフレームに2機分の機構をねじ込んで強引にスペックを向上している。




