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IRON TALE  作者: 貫井べる
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登場人物紹介

サクラ


12歳の地球人。

この世界では"魚"と呼ばれる異形の怪物を単独で迎撃できる者を"ヒーロー"と呼ぶ。

サクラもその1人であり"不死身のサクラ"の異名を持つ。


"鎧"と呼ばれる3メートル程度のロボットの制御AIとのシンクロ率は最高でも8%と劣悪で脳波コントロールでの操縦は不可能だが、レバーとペダルによるマニュアル操縦の技術は確かなもの。

また相手の先を読み行動を誘導する能力が極めて高い。


"鎧"は量産型の"サーペント"を愛用しているが、これは『世界で最も安価で最も普及しているため使い潰しても替えが効く』という考えによるもの。

武装のロングライフルについても同様で標準的な性能しか無い。

火の無い世界では空気圧により銃弾を射出するのだが、サクラはその空圧ポンプの手動コッキングを電動式並の速度で行う事が可能であるため、近距離戦も多いにも関わらず威力と命中率の高い手動コッキング式を愛用している。

ただし近距離用の拳銃は威力を上げたカスタム品であり、牽制と見せかけた攻撃が可能。


覚悟が決まり過ぎているのか倫理観に難があるのか戦うことに対する躊躇がまるで無く、パートナーのアグニからもその点を指摘されている。


視力はギリギリ眼鏡が必要な程度なので裸眼でも生活できるが眼鏡をかけた生活に慣れきっている。

左利き。



アグニ


32歳。"魔女"達が領土争いを繰り返すフェルノ紛争地帯の出身の"魔女"だが自身はその争いに参加していない。

自身の魔術に対して『大雑把すぎて使い勝手が悪い』という認識があるため滅多に使用しない。


"鎧"の制御AIと100%の同調が可能な高度な脳の持ち主"セカンドステージ"について研究をしており、その為に数多の軍人や"ヒーロー"と組んできたため"鎧"の整備も行える。


何故かフェルノの地に帰る時は赤い長髪を黒く染める。



アスラ


24歳。ヴァルナ帝国の出身。


シュライク王国を単独で放浪する狩人で、極めて高い戦闘力を持つ。

しかし"魚"の強靭な身体を強引に削り取る戦いかた等の凄惨な光景の印象から"ヒーロー"とは呼ばれていない。


使用する"鎧"は帝国軍が用いる胴体前面がコックピットハッチになっているタイプのもの。

王国製の高級機"エグゼクター"に匹敵するパワーと瞬発力を持ち、"魚"と真正面からぶつかり合う事が可能。

武装はサブマシンガンを更に短く切り詰めたものを2丁使用。

短いながらも威力を上げられており、その為に連射力は若干だが低下している。

銃口の周りからナックルガードまで続く面には無数のスパイクがついているため対象を削り取るような攻撃が可能。

また通常は市街地等での歩行時に旋回動作を補助する為の足裏の回転式スパイクも攻撃に利用する。

脚部には予備弾倉を大量に格納している。



ガット


シュライク王国の第1王子で27歳。

王位を放棄して行方不明になっている。

しかし実際には遥か昔から王国内をさ迷う"旅団"の新たなリーダーとなっていた。


"旅団"は街を失った難民や異世界人の集まりで、いくつか拠点となる街の廃墟があるものの普段は砂漠を移動している。

この世界では"魚"を生で口にすると"魚"になると信じられており、砂漠に放り出されてしまった人間は街に入れて貰えない場合が多い。

そのような人間を保護するのが"旅団"であり、ガットは自身の立場を利用して希望する者の潔白を証明し街に移住させている。


使用する"鎧"は"サーペント"の上位カスタム機である"ヴァイパー"を更に徹底的にカスタムし尽くした高速戦闘特化型。

王家の紋章の描かれた旗のついた6メートルはある長槍を武器にする。

戦闘時には機体のリミッターの解除を多用するが、これは脳へと流入する情報量が膨大なため"セカンドステージ"の優れた脳でなければ暴走し肉体へ負荷のかかる行動を取る危険がある。

そのためガットも"セカンドステージ"と思われているが、実際には驚異的な精神力と鍛え上げた肉体で暴走状態での負荷に耐えきっているだけである。


"旅団"による行商団への略奪行為には参加しないが、難民の捜索や街の護衛といった機会では戦闘に参加する。



境界の魔女


本名は隠している。38歳。

"旅団"の切り札。


通常、"魔女"の力を表すレベルは7が限界とされ、レベル8以上は根本的に通常の"魔女"とは異なる存在として扱われる。

彼女は世界に数人しかいないとされるレベル8以上のうち1人だが、レベル48という異次元の能力の持ち主。

その魔術は物事の概念に干渉しその境界を変えるというもの。

物体の転移や空間の隔離と非常に使い勝手が良い。

また地球との往来が可能な唯一の存在である。

通常、地球からこちらの世界へ来るにはいつどこに出現するかわからない時空の歪みに巻き込まれる必要があり、こちらの世界のどの時代にどんな場所に送り込まれるかすらわからない。

しかし彼女の能力を使用すると時間軸のずれを完全に排除する事ができ、また場所のずれも数キロメートル程度に抑えられる。

そして何より、彼女自身だけではあるが地球へと行く事が可能である。


時空の歪みとこちらの世界を調査したい地球人と接触し20年近く共謀している。

地球からの調査隊は"旅団"のメンバーとして合流させている。



ユキ


地球人の12歳。

調査隊の1人として"旅団"に合流した。


天才的な戦闘技術の持ち主で、まだ若いにも関わらず隊長と同等の権限を与えられている。

しかし攻撃方法はかなり強引で、一撃で殺しきれない巨大な"魚"を失血死するまで執拗に撃ち続けたりもする。


使用する"鎧"は地球製の"マーゲイ"で、"旅団"でも少数が生産されている。

武装は大口径の散弾銃を好んで使用し、弾丸の種類を器用に使い分ける。



アリシア


アルガレイドの街に住む少女。

サクラとは2年前に会っている。

"聖帝"と呼ばれる男の布教する宗教を熱心に信仰している。



ブロッサム


地球人の父親につけられた名前にコンプレックスのある少女。15歳。

サクラのファン。



ブロッサム(地球人)


アーケードゲーム"ボーダーユニオン"のプレイヤーでスコアランキング世界一だった。

突然姿を消したが、その後も語り継がれる存在。



エクスシア


38歳の女騎士。

シュライク王国内では国王と同等の地位を与えられているが本人はあくまでも1人の人間として振る舞っている。


渡る事も困難とされるシュライク王国西の大砂漠の先にあるアーシズ王国の出身。

ブロッサムの母であり、サクラからは師匠と呼ばれている。


使用する"鎧"は少数が生産されている"エグゼクター"で、腕力と機動力を兼ね備えた高級機。

"鎧"1機程の重量の巨大な剣を振り回す豪快な戦いかたをする。

また物資用のリニアカタパルトで"鎧"ごと射出される等の危険な行為も平然と行う。



ミード


シュライク王国の王子。

優秀な人物で人望も厚いが兄のガットこそが時期国王に相応しいと考えている。



ジッド


シュライク王国の現国王。

自身もかつては騎士として"鎧"を駆り"魚"や賊と戦ってきた。



グレン


かつて地球ではゲーム"ボーダーユニオン"で世界一と呼ばれた男。

本人は"ブロッサム"に追い抜かれたまま追い付けなかった事を気にしており『世界2位』を自称している。


こちらの世界では人間ではなく"鰭無し"という特殊な"魚"になっている。

"鰭無し"は多くは尾が無く、2本の脚で歩き2本の腕を持つ。

通常は"鰭無し"になった時点で理性や記憶を失い、特に理性の失われた者ほど強力かつ危険な個体となる傾向が強い。

しかしグレンは理性と記憶の両方が完全に残った"完全適合者"である。


水を高速で射出する能力を持ち、長距離の狙撃能力によりリヴィア王国の第4騎士に任命されている。

定期的にシュライク王国で行商団を襲い物資の略奪を行っているが、毎回必ず全滅させるため存在を知られていなかった。



スティグマ


"聖帝"と呼ばれる男。45歳。

その正体はかつて妊娠したまま"魚"となった母親の死骸の中から発見された"半魚人"。

リヴィア王国の第3騎士であり、建国の4騎士の1人でもある。


本人の戦闘能力は皆無だが、"魚"や人を意のままに操り大軍で侵攻を行う。

しかし異能の力は"魚"との会話ができるというだけであり、あくまでも対話により味方につけている。


故郷であるヴァルナ帝国の帝都ルスタッドを背後から攻める為、シュライク王国内で行商をしながら新興宗教を広め配下を増やしている。


生の"魚"の血肉には人を"魚"にする力があるが、スティグマの血は特に強力な効果を発揮する。



エレノア


リヴィア王国の第1騎士の女性。

2メートル以上の長身だが肉体は人間のものであり、"魚"への変化に耐えきり力だけを手に入れた"超越者"。


戦闘には自身の身長程もある太刀を用いるが、それ以外に何も無い。

身体能力と剣術のみで王国最強の騎士となった。


人の争いの歴史が生む戦いの技術を高く評価している。



ツバサ


35歳。地球人。

ヴァルナ帝国の第2師団"レイヴンズ"の師団長。


かつて地球では小型ロボットによる格闘競技会の人気選手だったが、世界大会の自身3度目となる決勝戦を前に姿を消している。


使用する"鎧"にはかつての愛機と同じ"レイヴン"の名をつけた。

これはツバサ主導で開発された高速戦闘特化型であり、師団の精鋭も量産機を使用している。

高い跳躍力を持ち、空圧と制御翼により空中姿勢をコントロールする事が可能。

ツバサの専用機は更に各関節の出力を上げ瞬発力を高めており、人体へ負荷がかかる前提の機動力を有している。

武装は銃剣のついたライフルを2丁使用する他、電圧をかけると気化する液体を詰めた炸裂筒も装備している。


その戦闘力は1対1ならば帝国最強であり、そのため自らが旗印となり先陣を切る事が多い。



リヒト


ヴァルナ帝国の第1師団"ガーディアンズ"の師団長。

既に53歳だが平然と前線に出るどころか旗印として率先して戦闘に参加する。


地球出身で、母親はツバサのかつてのライバルの1人を自称していた。

子供を身籠っていた恋人が時空の歪みに飲み込まれた為、自身もまた時空の歪みを見つけ出しこちらの世界に来た。


使用する機体はシュライク王国製の"エグゼクター"の胴体をヴァルナ帝国軍特有の前面にコックピットハッチがあるものに取り換えたもの。

武装は主に太刀を扱う。


ゆったりとした歩みから高い脚力で急加速する独特な歩方により、相手は斬られた事を認識する前に太刀を鞘に納める音を聞く事になる。



エンヴィー


リヴィア王国の国王であり建国の騎士の1人。

"鎧"を片手で放り投げる程の豪腕の持ち主。



タケゾウ


72歳の老人。

リヴィア王国の第2騎士であり、建国の騎士の1人。

"魚"の血肉を摂取しても肉体に変化が起きない"完全耐性者"。

武術の達人で、"鎧"に乗ったパイロットへと外から衝撃を与える謎の技術を持つ。



ゴルド


リヴィア王国の第5騎士。

グレンが騎士の座を降りた事で第4騎士に繰り上げとなった事に不満を感じている。

8メートルはある巨体に巨大な拳が特徴。



ソニード


リヴィア王国の第5騎士。

小柄な身体で、高速での戦闘を得意とする。



スラウ


リヴィア王国の第6騎士。

ゴルド以上の巨体で、パワーと鱗の強度にものをいわせた特攻が脅威。



リターナ


リヴィア王国の第7騎士。

エレノアの弟子であり、彼もまた剣術を得意とする。



ズール


リヴィア王国の第8騎士。

普通の"鰭無し"には無い事の多い長い尾を持つ。



???

リヴィア王国の第9騎士。

グレンが騎士の座を降りた事で新たに末席に加えられた。

"完全適合者"である事から期待されている。



絶望の魔女


推定レベル80以上という規格外の"魔女"。

30年前にシュライク王国を掌握していた。



ミラナ/千里眼の魔女


シュライク王国の王室直属のレベル6の"魔女"。

遥か遠くや隠れた場所を見通す他、魔術の痕跡を目視できるなど使い勝手の良い能力を持つ。




干魃の魔女


イリエニア中央の図書館の司書。

空間内を乾燥させる強力な能力を呪術によって更に強化している。

争いを好まない性格のため本の防湿管理をしているが、いざ戦うととんでもなく強い。



瓦礫の魔女


瓦礫を操るレベル7の"魔女"。

フェルノ紛争地帯で積極的に領土争いに参加している。


通常の"魔女"の"鎧"は肉体が変化した2~2.5メートル程度のものだが、彼女の"鎧"は瓦礫を寄せ集めた巨大なものとなる。



ブラン/雷鳴の魔女


15歳。電気を操る"魔女"。

"火"が禁忌とされるこの世界で空中放電を起こせる稀少な能力を持つ。

その能力レベルは規格外すぎて正確に計測できていないがレベル9724に相当する。

歩く災厄。


地球原産の"ハッカ"という薬草の葉を加熱し蒸気を吸う習慣がある。



ベラトリクス/時計の魔女


17歳の"魔女"。

稀少な時間操作能力と優れた剣術により、レベル4でありながら最強の"魔女"として名を挙げられるうちの1人。

自分自身の時間を早める事ができる。



カノープス/賭博の魔女


16歳の"魔女"。

呪術による能力の暴走で高い力を得た"魔女"。

自律して飛び回る剣は敵味方どころか自分自身すら無差別に『近くにいる戦う意思のある者のうち1人以外』を狙って攻撃する。

能力とは無関係に理不尽な強運の持ち主。


街を旅しながら路上での賭博勝負で生活費を稼いでいる。

数種類の薬草に弱い体質で食すると酔っ払ったような状態になるが、それを好んでいる。



カペラ/予見の魔女


24歳の"魔女"。

未来を見る能力を持つ"魔女"。

あくまでも自分が見る未来の光景を先に見る事しかできず、また確定した結果しか見れないためそこに至る過程はわからない。


カノープスの事が大好き。

カペラもまた1人で放浪しているが、カノープスと再会すると満足するまで同行している。



スピカ/影法師の魔女


人類の救済を宣言し勢力を拡大している"魔女"。

影に物体を引きずり込む、影を触手のように操る、影から物体を出現させる等、既存の魔術の原理では説明できない能力を持つ。



ヤドリギの魔女


かつて"魔女の家"と呼ばれる孤児院を設立した。

研究者でもあり、"聖帝"との共同研究では重要な役割を果たしている。

現在は行方不明。



カストル/閉幕の魔女


21歳の"魔女"。

レベル8の強力な呪術師。

自身に対して敵意や悪意や害意を持つ相手を絶命させる能力を持ち、その力は街ひとつを壊滅させるほど広大な範囲に作用する。



ポルックス/終演の魔女


21歳の"魔女"。

関わった者全てに死の運命を呼び寄せる能力を持つ呪術が常に暴走している危険人物。

その力は『1人で惨めに生き残る』という呪いによるもの。



逆転の魔女


物事の因果関係を逆転させるレベル7の呪術師。

相手の『敵味方』や『目的』といった意識を逆転させ味方につけてしまう。

その術は対呪術防御が通用せず、格上の"魔女"にも当然のように効く不思議なもの。

『最強の"魔女"は誰か』という話題では必ず名前が挙がるうちの1人だが、実際に正真正銘現代最強の"魔女"である。



ポラリス/疫病の魔女


"魔女の家"の出身。

強く念じるだけで人を疫病に感染させる力を持つ。

その病は一瞬で人体の機能を破壊し尽くす程に強力。



滑空の魔女


レベル1の"魔女"。

その能力はただ自身が浮くだけであり、"鎧"を纏えば"魔女"の殆どが使える力である。

ただ、生身でも浮けるという違いはある。

魔術師としてはハズレ能力だが、剣術を研鑽し能力を機動力強化に使用した事で極めて強力な"魔女"として知られている。



剣の魔女


故人。

かつてフェルノ紛争地帯を武力で統一した"魔女"。

しかし自身の死後に自らの功績が栄光となり新たな戦いの火種となる事を予見し、そして何より争いの業が"戦争の魔女"を産み出す事を危惧した。

そこで現在は中立都市であるセキの街に1本の剣と『引き抜いた者に"剣の魔女"の名を与える』という言葉を残す事で"戦争の魔女"が生まれる前から自身の名により能力に制限を与える事に成功した。

現在、その剣は役割を終え世界のどこかに2代目となる"剣の魔女"がいる事が予想されている。



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