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学校補欠七不思議

女子トイレの太郎くん

作者: 小舞

ここから先には不愉快な言葉が出てきます。無理なら我慢して読んでください。

やあみんな、俺だ!えっ知らないだと?なら前作を読んでくれ。

この前、花子さんという学校七不思議の一つのかわい子ちゃんに一目惚れして女子トイレに突撃したらさ、

なんかフツーの人間にビンタされて死んじまったんだよ。

あと最近知ったんだけど花子さんって男子トイレにいるらしい。

無駄足かよっ!

しかも、なぜか女子トイレから出られなくなってしまった。

そのせいで入ってきた女子は叫んでから俺をタコ殴りにしてきやがる。

このままじゃなんか、目覚めてはいけないモノに目覚めそうだぜ。

ガチャッ。

「キャァァァァ!変態ぃぃぃぃ」

ウォッ。ビビるだろ!そんなに叫ばなくてもいいじゃないか。俺だって好きでここにいるわけないんだぞ。

別に女子のパンツが覗けて最高とか思ってないし。

女の子にあんなことやこんなことをしてゲヘヘヘみたいなことをしたいゲフンゲフン。

いやまじだって。信用してくれよ、つーかいとつ疑問なんだが。

なんでお前俺に驚かないの?

「だってよくよく考えたら、お前ただのくっっっっそきっしょいただの男子じゃん。」

いや、俺一応幽霊なんだけど…

「ウッゼェな。男子のくせに面白くねぇ冗談ほざいてんじゃねえぞ?女子呼んでリンチにするぞゴラ」

ヒイィぃぃこいつの方が幽霊より怖えわ。

「ア?」

あっいやなんでもないですぅ。靴舐めましょうか?姉御へへへ。

「死ね」

アーすみませんッちょっちょまって!頼むよ。

あっ無理だって!そんなの無理無理耐えられんって!おいちょっアーッ♂

[なにをしているかはご想像にお任せします]

私は、新しい扉が開けたようです。

「何言ってんだ。こいつ?キモっ」

キモチィィィイィ!もっと罵詈雑言を俺にぶつけてくれぇぇぇぇ

「ヤバッ、近寄らんとこ。」

ふう。パンツは黒色か…俺のタイプだわ

さてとそろそろ出てきていいんじゃないか?

この前もあったな。今度は女子トイレに忍び込んでなにしてるんだ?

そっそれは!女子トイレに昔、一人の勇者が隠した!伝説のHな本!

実在していたとは…

ななぜそれを?隠したやつは集団リンチにあったあと社会的にも、肉体的にも、精神的にも死んだため

行方がわからないはずっ!

「なにしてんだ?」

…こ、こんにちはー

「あっシツレイシマシター」

危なかった。そろそろお前も帰った方がいいぞ。お別れをしておくんだな。

この世界に。奴の目は確実にお前絶対殺すマンの目をしていた。

そんな顔すんなって!そのうちそれが気持ち良くなるよ、俺のようにな。

バイバーイ


やっと静かになったね

花子さん

好きです。付き合ってください。

「テメェみたいなキショイゴミは消えろ。お前だよ、この世界にお別れするのは。前世から来世まで死ねッ」

太郎の旅はここまでのようだ

そう思った、次の瞬間。

俺の顔面に鋭いパンチが降ってきた。

ヘブゥシッ

こうして学校補欠七不思議の一つはなくなった。


END




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