Memory26
force levelはただの強さを表す指標でしかないのであんまり気にしないでください。
真保市立翔上中学校は突如現れたリリスの手によって混沌と化していた。
多種多様な生徒たちが平和に学ぶ学舎は、一瞬にして魔法を扱う少数派によって戦場へと変貌を遂げた。
そして、それはもうすぐに終わることになる。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
「アヒャヒャヒャヒャ!! 1人残らずミンチにしてやるぜェ!」
生徒達が避難していた屋上にて、1人の鷹のような見た目をした異形が現れた。
異形は子供達を一瞥し、誰から殺そうか品定めをしている。
誰も異形の怪物に立ち向かおうとするものはいない。
ただ1人を除いて。
「生徒に手を出すようなら、ただじゃおかないぞ」
真保市立翔上中学校二年三組担任、風元康。
数多くの教師が動けない中、彼は真っ先に生徒達の前に立ち、異形の元へ臆することなくやってきた。
「ほぅ? 中々骨のありそうなやつじゃないか。どれ、俺と戦ってみるか? 一秒ももたねぇだろうがなァ!」
異形は康に向かって、羽を使い、一瞬で飛んでくる。
しかし、康は動じない。
「親御さんから預かった大切な教え子達だ。お前がどんなバケモノであろうと、この子達に手出しをさせるわけにはいかない」
そして、淡々とこう告げた。
異形はその様子を見て、顔を顰める。
「あーいるよなぁこういう奴。立場ってものをわきまえろよ。確かに、生徒を守らんとするお前は教師として見れば素晴らしいもんだと思うぞ。だが、一切俺にビビらないっていうのは気に食わない」
「俺がビビれば生徒を見逃すというのなら、いくらでもビビってやろう」
「そういうのじゃねぇだろ。まあいいや、お前に恐怖ってもんを味合わせてやるよ」
そう言って異形の怪物は、康の首を掴み、上に高く掲げる。
「うっぅっ!」
喉元を締め付けられた康は、苦しみもがき始める。
「っ…………に…………げ……ぉ………」
康は、首を締め付けられながらも、生徒達に逃げるように促す。
その姿は、まさしく教師の鏡だ。
生徒達は康の方を見て、一瞬戸惑いながらも、他の教員達と共に屋上から逃げていく。
しかし、クロ達は逃げない。
厳密に言えば、クロが逃げようとしていない。
ここまで生徒思いな先生を、死なせるわけにはいかないと、そう思ったからだ。
魔力に関しては多少は回復したものの、戦闘が行えるほどではない。
いや、戦闘を行う必要など、はなからないのだ。
「鷹の怪人、貴方に、お願いがあります」
クロは、丁寧に、高圧的にならないように物腰低く発声する。
「あん? 何だ?」
「貴方は、校庭にいるあの女の人の仲間ですよね?」
「あー仲間? まあ協力者ではあるな」
「なら、私の身柄が目的ではないのですか? 大人しく従います。なのでどうか、先生を放してください」
「………なるほどな。そうきたか。いいぜ、乗ってやる」
クロの提案を聞き、異形の手から康が放される。
「ガハっ……ゴホっ!」
康が咳き込んでいるのをよそに、異形の手がクロの体を掴む。
「クロ!」
辰樹がクロを止めようとするが、もう遅い。
クロは既に、空を飛んだ異形の手の中にある。
辰樹には、クロを救うことはできない。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
来夏は先程のゴブリンの一撃で、起き上がることができなくなっていた。
しかし、ゴブリンはこれ以上来夏に何かをする様子はない。
ただ、その場に黙って突っ立っているだけだ。
「何でトドメを刺さないんだ? 全ての魔法少女を殺すんじゃなかったのか?」
「あぁ。そのうちな。だが今はリリスに協力している状態なんだ。俺が頼まれたのはあくまでも魔法少女の牽制だ。殺すことじゃない」
「舐められたものだな……」
「実際にお前らより数倍も強いんだ。force level1のお前らじゃ、force level5の俺には勝てないに決まってるからな」
「force level1? 何の話……うっ……!」
来夏はこれ以上言葉を紡ぐことができない。
先程のゴブリンの攻撃によるダメージで、肺がやられていたのだ。
「無理すんな。俺は魔法少女は嫌いだが、お前はそこまで嫌いじゃないぜ」
「私は………お前が嫌いだ……」
「そうか。まあいい。俺は帰るとする。どうやら向こうも、目的を達成したみたいだしな。それに………」
言いながら、ゴブリンは階段の方を見つめる。
そこから、桃色の髪を持った魔法少女、百山櫻がやってきたからだ。
手には桜王命銘斬と呼ばれる、桜模様の刀を持っている。
「来夏ちゃん!」
「お仲間さんがやってきたんじゃ、俺も勝てるかどうか怪しいからなぁ。じゃあな」
そう言ってゴブリンは窓から飛び出していく。ちゃっかりヒヨリとカゲロウの死体を持ち出して。
「待………ぇ……」
来夏はゴブリンを引き止めようとするが、体に力が入らず、倒れかけてしまう。
体が地面に着く前に、櫻に支えてもらったが、今の状態では動くことは不可能だろう。
(クソ………仲間がやってきたら勝てるか分からない…? ホラ吹きやがって……櫻と私が相手しても、勝てるわけねぇだろうが)
来夏は、敗北を噛み締めながらも、自身に誓う。
(私は……もう二度と、こんな惨めな負け方はしない!!!)
そのプライドの高さは、妹である千夏よりも上だったのかもしれない。
それは彼女の手が、悔しさによって握りしめられたことにより、血で滲んでいたからだ。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
「体が…‥凍って…………動けない……」
真白は突如現れた雪女を名乗る女によって、全身を氷漬けにされかけていた。
今はかろうじて頭だけ出している状態だが、このままいけば凍傷で死んでしまうだろう。
一刻も早く雪女を倒し、体を暖めなければならない。
だが、真白は魔法を繰り出すどころか、体を動かすことさえできない。
もはやゲームオーバー。
詰みかのように思われたが、真白の後ろから足音が聞こえる。
コツ、コツ、コツ。
足音が廊下中に響き渡るたびに、真白の体を包み込む氷も、その周辺にある氷も、全てが消え去っていく。
溶けたわけではない。
文字通り消え去ったのだ。
真白の後ろから足音を立ててやってきたのは………
「八重…?」
水属性使いの魔法少女、蒼井八重だ。
しかし、その姿は、いつもの姿と少し違う。
普段の八重の髪は、どちらかというと紺色に近い、濃いめの青色だった。
それに比べて、今の八重は空色の髪色で、普段の髪色と比べると数段薄い青色の髪になっている。
加えて、魔法少女の衣装も、普段はフリフリとした膝丈ほどのフリルスカートだったのだが、今回の衣装は少し違う。
氷によって作られた、マーメイドスカートのような見た目の衣装だ。
靴はガラスの靴のようなものを履いており、普段の少女らしい衣装からはかけ離れた印象を与えられる。
「真白、どいて。邪魔」
普段の彼女からは考えられないほど冷たい声色だった。
怒っているわけでもないし、真白のことを嫌っているからこのような物言いになったわけでもない。
八重の目を見ればわかる。
そこにあるのは、ただ、無関心。
「っ!!」
雪女でさえも、感情のこもっていない八重の表情に恐怖してしまう。
しかし、彼女はすぐに戦闘体制を整え、八重を迎え撃つ準備をする。
その様子を見た八重も、自身の足元から、徐々に地面に氷を張っていき、雪女の下まで氷を張っていく。
「凍ってもらうわよ」
「凍ってもらう? 何言ってるのかしら? 私だって氷属性の使い手よ? 絶対零度であろうが、私を凍らせることなんてできないんだから♪」
雪女は余裕綽々としている。
氷属性の使い手である自分に、氷属性の攻撃が効くはずがないと、そう考えているからだ。
「ああ、気づいていないのね。貴方、もう既に凍っているわよ」
「……ぁ……………」
しかし、雪女は既に凍っていた。
絶対零度の氷でも彼女を凍らせることができないというのは、ただの思い込みだったのだろうか。
いいや、違う。
彼女は実際に絶対零度の氷は通用しない。
では、なぜか。
答えは簡単だ。
「貴方は、物理法則に囚われすぎているのよ。魔法って呼ばれてるんだから、科学じゃ証明できない次元のモノなの。それを、絶対零度だとか、温度で語っているようじゃ、まだまだよ。魔法で凍らせた。ただそれだけでいいの。温度がどうだとか、そんなもの関係ない。だって魔法だもの」
八重は、そう淡々と告げる。
理論はめちゃくちゃだ。
魔法だから凍る。
絶対零度なんて関係ない。
法則も何もない。ただ魔法を使えば凍るというその結果だけが残るのだと。
(ふざけ……ないで…! いくら何でもそんなめちゃくちゃな!)
雪女は氷の中で、八重の破茶滅茶な理論に抗議しようとするが、彼女の氷属性の魔法を持ってしても、八重によって作られた氷の檻を解除できそうにない。
彼女は必死に足掻こうとする。だが、
「さようなら、雪女さん」
無情にも、八重の手によって、自身の入っている氷ごと粉々に砕かれ、絶命した。
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パリカーとリリスの戦いは、拮抗していた。
しかし、それもすぐに終わることとなる。
鷹のような見た目をした異形の怪物が、クロを連れてリリスの元にやってきたからだ。
「そんな……!」
「残念だったわね、パリカー。どうやら貴方では、あの子を守ることは出来なかったようだわ」
鷹の見た目をした異形が、リリスの元へクロを連れてきたのと同時、パリカーの召喚した“ワイバーン”、“グリフォン”、“ケルベロス”が消滅していく。
「どうやら魔力切れのようね、パリカー。まあ、仕方がないわね、こちらの方が戦力は多いのだし。クロコ、散麗の回収をお願い」
「了解っす」
クロコと呼ばれた少女は、ワニのような皮膚をもったこと以外は、人間と容姿において特に違いはないような、黒髪ツインテールのメイド少女だ。
実は戦闘中、パリカーの召喚した“ワイバーン“、”グリフォン“、”ケルベロス“の三体の攻撃を、彼女が要所要所で妨害している。
そのせいもあってか、パリカーはリリスに決定打となる一撃を加えることができなかったのだ。
彼女は美麗に言われた通りに、散麗の遺体を回収する。
「後、ついでに、こっちもっすね」
そう言ってクロコは、ついで感覚でパリカーの腹にパンチを炸裂させる。
思ったよりも深く入ったのか、パリカーの意識が削がれていく。
(アスモデウス………ごめん……)
パリカーは、薄れ行く意識の中で、付き合いの長い旧友に対して、謝罪する。
(ボクじゃ…………守れなかったよ………)
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本校舎2階
「どうやら、美麗様は目的を達成されたようですね、では茜さん、今回は殺す許可が降りていないので、見逃してあげましょう。しかし、次会った時は、覚悟していてくださいね」
そう言って束は、ゆっくりと、一歩一歩を踏み締めるかのように、茜の元から去っていく。
(待って……! 束! 私達、まだ話し合って…!)
去り行く束を追いかけようとする茜だが、体を動かしすぎたせいか、疲労で足がもつれる。
「束! 待って!」
そして、彼女が声を出せるようになった時には、既にもう、束はその場から去っていた。
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こうして、リリスによる真保市立翔上中学校への襲撃は、幕を閉じた。
今回の一件で、真保市立翔上中学校は多大な損害と、生徒1人を誘拐されたことで、社会からのバッシングを受けることとなった。
しかし、当然、政府もこの事件を見て黙っているわけにはいかない。
今まで、怪人の被害はあったものの、それは知性のない怪物による攻撃だった。
だが、今回は、知性を持ったものによる、明確な攻撃。
しかも、たくさんの子供達が、勉強をする、学舎への襲撃。
未来ある子供達の将来を、摘み取る行為。
今まで、政府は、魔法少女の存在を認知しながらも、その存在に対して、多少の支援はするものの、あくまで政府の認めていない魔法少女の戦闘は犯罪としてきていた。
だからこそ、魔法少女に対してあまり関係を持つことができなかったのだが。
今回の一件で、政府側の人間も、とうとう魔法少女と関わりを持つことになっていく。
それが魔法少女達にとって、良いものとなるのか、はたまた悪いものとなるのか、それはまだ、誰にも分からない。
【魔法少女】
クロ
組織に属する魔法少女。主人公。
使う属性は光→闇→闇×光
・黒い弾
普通の攻撃では分裂してしまい、また自動追尾の機能も搭載されている魔力の塊。
・ブラックホール
相手が大規模な魔法を形成してきた際に、その全てを吸収して自身の魔力に変換することができる魔法。
ただし、容量を超えると身体に多大な負担がかかり、場合によっては死に至る可能性も持ち合わせている為、慎重に使用しなければならない。
・還元の大鎌
真っ黒色の大きな鎌。イメージでいうと死神の鎌的なもの。攻撃力が高いわけではないが、攻撃した相手の魔力を奪うことができる。
・『ルミナス』
闇属性の魔法と光属性の魔法の複合魔法。相手の魔法によって拘束された場合に、それを解除する効果を持つ。ただし、友情魔法などの特殊な魔法には効果がない。
・『魔眼・無効魔法』
闇属性の魔法と光属性の魔法の複合魔法。相手の目と自身の目を合わせることで発動できる。相手の魔法を全て無効化することができる。
シロ/ 双山 真白
クロの双子の妹。たった1人の大切な家族であるクロを組織から助け出したいと考えている。
使う属性は光。
百山 櫻
ある日突然魔法少女の力に目覚めた普通の女の子。皆が手を取って仲良くなれる平和な世界を目指している。
使う属性は無属性。
・『桜銘斬』
桜の模様が入った日本刀。魔力で強化されているため、普通の日本刀よりも強い。櫻がメインで使っている武器。
・『大剣桜木』
桜の模様が入った黒い大剣。体の大きい敵や、敵に対して大ダメージを与えたい際に用いる。
・『 桜王命銘斬』
おうおう……………パァンパァン(ヒレを叩く音)
・友情魔法
櫻と他の魔法少女のうち誰か一人が揃った時に使える必殺魔法。
☆櫻×八重
『春雨』
敵に対して局所的な魔力の雨を降らせる魔法。食らった敵は無属性魔法の特性によって体を無に返される。さらに水属性の特性の闇属性の魔法を浄化する効果も備えている。
☆櫻×束
『春風』
風の弓で無数の矢を放って攻撃する。全ての矢は風に乗って相手を追尾し、迎撃されない限り必ず命中する。さらに、一つでも命中すれば相手の動きを封じることができる。
☆櫻×茜
『乙女の香り・ホムラ』
大きな火柱を発生させ、人の嗅覚を魅了してその火柱へと向かわせる。
ボーっとしていると香りに釣られて灼かれてしまうが、意識がはっきりしていれば耐えることができる為脅威ではないと思うかもしれないが、火柱の数は調整することができ、最大20の火柱を用意することが可能。
火柱の数が多ければ多いほど香りは増す。
香りが増せば増すほど、意識を保っているのが難しくなる。
津井羽 茜
最初に魔法少女として活動し始めた赤髪ツインテの少女。
面倒見のいい性格をしており、束や八重からはよくいじられている。
使う属性は火。
蒼井 八重
茜の次に魔法少女になった少女。常に冷静で、仲間に的確な指示を出す。
学校では委員長をしており、成績は優秀である。
使う属性は水。
・『結界・アクアリウム』
特定の形を地面に描くなど、何かしらで表現した際に魔法陣を発動させ、簡易的な結界を施す魔法。結界内には水魔法で生成された雨が降っており、その結界内の闇魔法を浄化する作用を持っている。自身の魔法力ではなく、地脈の魔力を利用するため、魔力が少ない時でも条件さえ満たせば発動可能である。
深緑 束
一番最後に魔法少女になった少女で6人の中で最年少である。
怪人を前にして放心状態になっていたところを櫻達に助けられ、以降共に戦うようになった。
使う属性は風。
・ウインドバインド
風魔法の力で相手を拘束する技。拘束している間、他の魔法を行使することができないので注意が必要。
・風薙ぎ
風魔法の力で相手を斬りつける技。視認できず、音もないため、敵に気づかれずに攻撃することができるところが強み。威力もかなり高く、くらえばただでは済まない。
★『禁忌魔法・封印・ウインドバインド』
死体を鎖に変形させて相手を拘束する禁忌の魔法。クロの『ルミナス』であっても拘束を解除することは不可能。
★ 『禁忌魔法・生贄・魔力還元』
相手の魔力を“どこか”へ還元して相手が魔法を使えない状態にする魔法。
いくつかの死体を生贄として捧げる必要がある。
朝霧 来夏
金髪の髪をローテールにした活発な少女。
使う属性は雷。
・『雷槌ミョルニル』
体中に電気を纏わせ増幅させた後、手のひらにいっぺんに電気を集中させて一つの槌を作り、そこから高圧の電撃を浴びせる技。
・『簡易必殺』雷槌・ミョルニル
その名の通りの威力控えめ簡易必殺
ユカリ
クロのデータを基にして造られた魔法少女。
使う属性は闇。
朝霧 千夏
Dr.白川の研究に協力している魔法少女。
使う属性は地。
身獲 散麗
束と一緒に魔法少女として活動していた少女。死亡済み。
使う属性は心。
虹山 照虎
最強の魔法少女を目指す少女。八重にライバル意識を持つ。
使う属性は火、水、風、雷。
ヒヨリ&カゲロウ
忍者の格好をした茶髪の双子姉妹。死亡済み。
使う属性は火&水
笹山 杏奈
真紅の瞳を持ち、赤い髪を三つ編みにした、そばかすが特徴的な少女。死亡済み。
使う属性は風。
【その他】
風元 康
シロとクロの担任の先生。目の下にクマができていて、いつも怠そうに授業をしている。
双山 魔衣
保健の先生で、魔法について詳しい謎の人物。
幹部の男/アスモデウス
クロを見張っている組織の幹部。
使う属性は闇×雷
ルサールカ
幹部の女で曇らせ好きおばさん。
使う属性は闇×水
ゴブリン
5人いるうちの幹部の1人。クロが嫌い。クロも嫌っている。すなわち相思相愛()
使う属性は闇×地
イフリート
幹部の1人。
使う属性は闇×火
パリカー
幹部の1人。ボクっ娘。
使う属性は闇×無
リリス/赤江美麗
元幹部。
使う属性は闇×心
Dr.白川
組織に属している科学者。自分の娘ですら実験体にする根っからの科学者。
黒沢 雪
クロの住んでいるアパートの隣の住人。明るく元気な20代。
蒼井 冬子
八重の母親。クロの住んでいるアパートと同じアパートに住んでいる。
広島 辰樹
クロ、真白のクラスメイト。
裏表がなく明るい性格。
クロのことが好き。
伊井 朝太
クロ、真白のクラスメイトで辰樹の友人。
学級委員をやっている。
リリス/赤江 美麗
幹部の男の元同僚。
・『傀儡呪術・マジカルロブ』
クロのブラックホールの上等版
末田ミツル
丁寧な物腰の成人男性。
雪女
リリスの仲間。氷属性を扱う。
八重によって殺された。
アッチィ・ホーク・ピタァ
リリスの仲間。
鷹のような見た目をした、人型の異形の怪物。
炎を操る。
名前つけたけど多分名前で表記することはない。
クロコ
リリスの仲間。
ワニの肌を持つメイドの少女。
水属性を扱う。




