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【第一部のあらすじ】※ネタバレ注意
表向きは学生、裏では王国宰相の私設組織の一員として働いていたフランツ・クロイツァーは、関わった案件がもとで王族から命を狙われ、自由都市ティタンに逃れる。
組織の上司から教わったバーに身を置くことになるが、マスターである少女ルピナス・エセナは情報屋、かつ『記憶の番人』と呼ばれる、特別な魔法や道具を使える存在のひとりだった。
フランツ自身も父から番人を継ぐ存在であることがわかり、帰国するようにと父と上司から連絡が来る。
王国に潜入し、バーの常連客の裏切りや王族の追っ手をくぐり抜けて父と再会するも、番人となるには父を殺さねばならないことを知る。
追っ手により深手を負った父の最期を看取ったフランツは、番人となってティタンに戻ったのだった。




