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魔法の使い方教えます  作者: のろろん
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魔鍵(まけん)の使い方2

「お待たせ―。何みてるの?って、レスルの依頼なんだね」

「まぁね。このあたりは石拾い系が多いなって思って。でも、大半は同じようなものかなぁ。いいもの募集の高額依頼も多いけど、数が多いからか、単価は安めだなぁと」


 尖晶石探しは、石と精神の意思を兼ねて、意思拾いと呼ばれたりもする。


「そうなんだね。まぁ、大きな自然災害のあった場所や戦場跡とかは、陰気が宿るっていうから、取れやすいって聞いてるけど、へんなのが湧いたり、狂精神体だったり、危険も伴うから、私はいやだなぁ」


 まぁ、ユコナの言う事はもっともだった。残留思念が強いものほど、動く死体化=カルカス化したり、自然のものと結びついたりして厄介な相手になることが多かった。

 ユコナは、いい石ができる条件は、死んでからの時間や錬成環境など他にもあるよと、一般常識の範囲のことを教えてくれた。


 プヨンは、ここのレスルがどんなものか、見学みたいなものだったので用事はない。

「プヨンは、このあとどうするの?」

「宿はとってあるんだ。ちょっと魔道具屋にでも行こうかなと思っててね」

「あー、いいわよ。面白いし、私もつきあってあげるわ」


 魔道具屋に行ってみることにして歩き始めると、ユコナがさっそく聞いてくる。

「プヨンは、ここまで何しに来たの?」

「わかってる。それが聞きたいからついてきたんでしょ」

「あははー。まぁ、わかっちゃうよね・・・」


 予想通り過ぎてお互い笑いあったあと、プヨンはレスルの守秘義務に気を付けながらいきさつを教えようとしたが、ユコナもメサルには絡んでいる。

 そもそも、器用に隠しながら概要を語ることは、プヨンにはできそうになかった。ユコナ自身もメサルと面識があったこともあり、口留めした上で、メサルに絡んだレスルのこと、学校のこと、依頼を受けるためには学校に入らないといけないことを教えてあげた。


 学校のことを話すと、ユコナは目を丸くして驚いていた。


「何をそんなに驚いているの?まぁ、学校とか、町の寺子屋レベルとは違うんだろうけど」


 あまりに驚くので、不思議に思って聞いて見ると、


「そ、それはね。サラリスはね、御父上から、当主命令として、プヨンの行く同じ学校に行かされることになったの。サラリスの身内でも魔法に関してはその学校の出身者がそこそこいるらしく、魔法の腕をあげるのにいいんだそう。・・・・・・超厳しいらしいけど」


「き、厳しい?そ、そうなの?ちょ、ちょっとそこのところ詳しく」

「えぇ、そうらしいわよ。校風は自由らしいけど、寮制で、それなりに実兵士としても使える即戦力養成派らしいのよね」

「そ、そうか。実戦派ということは、けっこうハードな授業とかもあるのかな、でも、まぁ、そこは普通の仕事も、レスルの仕事も変わらないかもな」


 一瞬ドキッとしたが、金を払っていれば卒業させてやるところではなく、それなりにしっかりやらないとダメってことであれば、せっかく行くのだ、望むところと納得できた。


「そんで、ユコナはなぜに?」

「あ、なんか、余裕を感じる。プヨンは、なぜサラが超憂鬱になってるか知らないのね。あそこは・・・いや、教えるのは、受かって道連れ、っと学友が決まってからね」


 ユコナの口調からも、学校は何かしら厳しいらしいが、楽な訓練校もないだろう。メサルも何かしら学びたいこともあるようだし、遊ぶだけではすむはずはなかった。


「なんだそれ。でも、まぁ、いろいろ試せる場があるなら、それはそれで楽しそうだよ。それで、2人して試験受けに行くんだね」


 ユコナがキョトンとした顔をした。


「え、試験?書類提出のこと?あぁ、そういえば、魔法が使えることは確認するらしいね」


 プヨンは、察した。たしか、レスルで説明を受けたとき、メサルも試験がないと言われた。こいつは、メサル組だ。


(このブルータスどもめ、いつか、革命を起こして、立場を逆にしてやる)

 プヨンは、誓いを新たにしていた。



ところどころで、でてきますが、


火球:半径10cm程度の熱(1000℃程度の熱い空気)をイメージしています。

エネルギーからのダメージは、熱湯 30cc(大きめのおちょこ)くらいをかけられたくらいです。TNTでいくと、2g程度。


爆発、爆炎:1~2㎥程度の爆発、熱風(1000℃程度の熱い空気)をイメージしています。

熱湯であれば、2リットルを頭からかぶるくらい。TNT換算だと、200g程度。

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