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雷属性、そして勇者召喚

な、なんと!初感想をいただきました!

ありがとうございます!

昨日はすごかった....。

何がって、色々だよ。


終ったあとはしばらく腰が動かなかったね....。

そんな俺に比べてリディアはすごいツヤツヤになってたけどさ...。


そんなことを考えながら教室のドアを開ける。


「お!ハルトじゃねぇか!おはようさん!」


そう声をかけてきたのはアレンだ。

朝から元気だな...。


「お?どうしたお前。やけにげっそりしてんな」


そう言って肩をバンバン叩くアレン。

痛いよ...痛いって....。


「やめろ」

「アババババババババッ」


ふぅ。やったぜ。

まぁ仕方ないね。見た感じで分かるぐらいげっそりしてるのに肩を叩いてくるのが悪いからね。

これは当然の報いだ。


ふとリディアに視線を向けると女子に囲まれて何かを話しているようだ。

どうやら女子はリディアの肌がなぜツヤツヤになっているのか聞きたいらしく、リディアに質問攻めをしているようだ。

それに対してリディアは、「昨日は激しかった」とだけ言うと、女子から悲鳴が起きた。

女子全員は何かを察したらしく、今度はリディアに「どっちからしたの?!」と聞いていた。

リディアはこちらをチラッと見ると、「あっち」といった。

女子は一斉にこっちを見ると、全員がニヤニヤしながらこちらに詰め寄ってきた。


リディアさんや、あなたから襲ってきたでしょう。

女子にいろいろな質問(夜のことに関して)をされたが自分の性活を離す趣味はないので適当にあしらっていたら、飽きたのかまたリディアに群がっていった。


◇◇◇◇◇


チャイムと同時に入ってきたのは今日から俺たちの担任になる先生だ...と思ったら学園長だった。

学園長曰く、「担任になりたかったから」などという登山家みたいなことを言っていた。

が、生徒たちには通じたらしく、おとなしく席に座っていた。


「よーし、じゃあまず自己紹介からだ。全員知っていると思うが、学園長のラーラ・カートライトだ。よろしく頼む。じゃあそこの君、君から自己紹介を始めたまえ」


そう言って一番右端に座っている生徒を指す。


「お、俺ですか?!俺は....」


順調に自己紹介が進み、いよいよ俺の番になった。


「初めまして。ハルトです。得意属性は雷で、一応全属性のまじゅ...魔法を使えます。よろしくお願いします」


そう言って一礼する。

顔を上げると、皆が口を開けたまま固まっていた。

何かあったのかと思い、学園長に視線をうつす。


「あー、皆、信じられないと思うが今言ったことは本当だ。私が言っても信じられないものは正直に手を上げろ」


そう言うとリディアとアレン以外が全員手を挙げた。

中には「平民ごときがリディア様に近づきやがって」などという完全に自己感情で手を上げる奴もいたが、そいつは無視しといた。


「ふむ。ではハルト、見せてやってくれ。ああ、軽く球体を空中で操作するぐらいでいいぞ」

「はぁ、わかりました」


俺は"無詠唱"で手のひらにバレーボールサイズの雷球を生み出す。

周りから「信じられない」などの声が聞こえるが、何がおかしいのだろうか。


「よし、もういいぞ。....そうだ、君には言って無かったが、雷属性は過去の大賢者しか使えないと言われてる属性だぞ」


そう言ってニヤッと笑う学園長。

この人、完全にハメたな....。


そんな感じで自己紹介は無事(?)に終わった。

ちなみにリディアの自己紹介だが、「ハルトは私の婚約者。だから私はハルトのもの」という爆弾発言をしたせいで、一部の貴族に恨まれた。


◇◇◇◇◇


「なぁハルト。聞いたか?勇者召喚の話」


そう言って声をかけてきたのはアレンだ。

こいつ懲りないなと思うが、今はアレンの話に集中しよう。


「勇者召喚?なんだそれ」

「俺もそれが気になっていろんな奴に聞いて回ったんだが、先週あたりから異界から勇者を召喚する儀式を王宮でしてて、儀式が今日終ったんだと。それで勇者が召喚されたらしい」

「ほぉ。人数とかは分かるか?」


ラノベとかだと4人とかだが、異世界だからな。

クラス召喚とかありえるぞ。


「ああ。今までで一番多いらしく、人数は24人だ」

「24人か...」


完全にクラス召喚だな。


「てか、なんで勇者召喚がこの学園で話題になってるんだ?」

「なんとも、この学園に勇者が入学するとかなんとか」


学園、勇者、嫌な予感がするな。

しかも俺とか積極的に狙われないか?だってこの目つきだし。

ほら、勇者って自己正義とご都合解釈の固まりじゃん?

そんで、そんな奴が俺とリディアが一緒にいるところを見たらどうなると思う?

確実にやばいな。


「なんとも厄介な....。くたばれ勇者」

「おい、ハルト。お前絶対にそれほかの貴族の前で言うんじゃないぞ....。俺だからともかく、他の貴族の前で言ったら確実に問題になるぞ....」


貴族もメンドクサイな...。


「ああ、善処はする」

「治す気はないのか...」


勇者とか来なくてもいいんですが....。

勇者らしく旅でもしてろよ!

勇者って自己正義とご都合解釈の固まりなんですよ...(偏見)

最近ネタが思い浮かばなくて....更新遅くなりそうです...。

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新作、始めてみました! 皆様が嫌いな『奴』に転生した主人公が異世界を生き延びるお話です!
転生先が異世界のゴキブリだったんですが ~伝説のゴキブリ、異世界をのんびり生きる~
+注意+

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