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初めてのファンタジー

「んっ」


目を開けるといつもと違う景色が広がっていた。


「ここはどこだ?」


俺は一面に広がる平原を見ながら思い出していた。


そう、俺こと向瀬 暁人は、あの時本屋に買い物に行く途中

通り魔に襲われそうになっていた女性を助けようと

覆いかぶさった瞬間激痛を感じて・・


気づいたらここにいた。


「ここは日本じゃないよなぁ、こんな平原みたことないし」

ってなると、誰かに攫われたか?

いやいや、こんな男を攫っても意味ないだろうし。

うーん?

あれか!異世界転生みたいな?!


「ピンポンピンポーン!正解です〜」

頭に女の声が響いてきた。

「誰だよ?」

「ご紹介が遅くなりました、この世界を管理しているサファイアといいます。

向瀬 暁人さんには私の管理する世界、コーデリアに転生していただいたのです」


「ってことは、やっぱりここは異世界なのか?」


「その通りです。魔法と剣の世界といえば分かりやすいでしょうか。

暁人さんがいた世界でいうところのファンタジーワールドってところですね」


「俺の世界とは違う世界ってのはわかったけど、

なんで俺が転生しないといけなかったんだよ?」


「暁人さんは他人を助けて亡くなりましたので

一種のご褒美といったものでしょうか、

もちろんただ単に転生したのでは死んでしまいますので、能力についてもプレゼントさせていただきますよ〜」


「能力?」


「はい。この世界で生きていくための力といったモノでしょうか。困るものではないと思いますよ。

しかし、能力を与えるにはただ与えるためにはいきませんので、こちらをしていただきます。」


そういってサファイアが用意したもの。


「福引きのガラガラ?」


そうサファイアが持ってきたものは

福引きのガラガラだった。

もうちょっといいのなかったんかい!

こんな草原に2人ガラガラってどんだけシュールなんだろ。


「こちらを回していただきます。暁人さんは三回回すことができますので、さぁ回してくださいね〜」


うん、軽いなぁ・

まぁ回すけど。


俺はテンションが落ちながらもガラガラを回した。

ガラガラガラガラコロン。出てきたのは金色の玉だった。


「おおっ!!大当たりです!

今回は自分が倒した相手の能力を奪うことができる能力ですね〜。

もちろん奪える能力使用できる能力に上限はありませんよ〜」


えっ?めっちゃチートじゃないか、それだけで好きに生きていけるんじゃ・


「さぁ次を、回して下さい」


俺はもう必要ないんじゃと思いながらもガラガラを回した。ガラガラガラガラコロン。出てきたのはまた金色の玉。


「えっ、またしても大当たりです!

今回は他者を強制的に進化させる能力ですね〜

しかも暁人さんに絶対服従となる素晴らしい能力です。裏切られる心配がなくていいですね〜」


おいおいおい。チートすぎだろ!

国でも作っちゃおうかなぁ・

俺はそのまま最後の一回を回す。

ガラガラガラガラコロン。今回は銀色のようだ。


「はい、最後の能力ですが、自分の能力を組み合わせて変化させる能力となりますね〜

使いようによっては強い能力ですね〜」


「こちらの3つの能力とは別にアイテムボックスと初心者用装備をプレゼントしますね〜

アイテムボックスは異次元にアイテムを保管できる能力ですね〜。アイテムボックス内は時間が止まっていますので食材の保管にも便利ですよ〜」


「それはありがたい。こんなところで武器も無かったら死んでしまうところだったし。アイテムボックスも助かるよ。ありがとう」


俺が笑顔でそう言うとサファイアは赤くなって顔を隠した。


「そ、それではこれからの暁人さんの人生に幸があらんことを。何かわからないことがあれば念じてくれれば私に繋がるようにしときますので

気軽に連絡してくださいね〜」


そう言ってサファイアは消えた。

文字通り跡形もなく。魔法を覚えたら俺でも使えるかな?まぁファンタジーワールドを楽しんでみるとするか!

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