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帰還

 例の地下基地の入り口付近まで行くと、数人の先生が待機していた。


「避難は終わりましたか」

「丁度今終わったところだよ。君のおかげだよ。ありがとう」


 どうやら先ほど来ていた教師の一人のようだ。


「学院長が戦闘中なので、帰還するように呼びかけてもらえますか」

「わかった。すぐに伝えよう」


 そう言うと、念話で学院長と連絡をとりはじめる。


「繋がったよ。すぐに戻ってくるようだから、私たちは穴を塞ぐ準備をしよう。君は中に入っていて構わないよ」

「ありがとうございます。あとはよろしくお願いします」


 基地の中に入って少しするとひらけた場所に出た。

 そこには多くの生徒が避難していた。


 広場に着くとすぐに、向こうから彩花が走って抱きついてきた。


「雫ちゃん、大丈夫?怪我してない?」

「大丈夫だよ。この通り無事」

「よかったー」



「お前が無事でよかった。念話が届いた時は心配したぞ」


 健也も無事だったようだ。


「心配かけたね。2人とも無事でよかったよ」

「雫ちゃんのお陰で、全員無事に避難できたみたいだよ」


 それはよかった。


「それにしても、凄いなここは。キャンプってレベルじゃないぞ」


 健也が驚くのも無理はない。私とここのグループの子達と大分悪乗りしてひたすら地下空間を広げまくった結果だった。それが、こうやって生かされているのだから、何が役に立つのかわからないものだ。




 学院長が帰還した後、入り口を封鎖して一晩ここで過ごした。

 食料はないが、水と空気は魔法で作り出せるので皆比較的のんびりとしていた。

 明美などは嬉々として土魔法で家具や部屋を作っていたりしていた。

 学院の生徒は基本的に皆強かだ。


「あー、ひまだー」


 健也はだいぶ暇そうにしていたが。


「雫ちゃんと一緒なら、私は幸せ」


 彩花は、・・・幸せそうでよかった。




 一晩経った後、皆で学院に帰還することとなった。

 その後、無事に皆家にたどり着くことができた。


 学院の監督責任とか色々保護者から学院が非難されたそうだ。

 と、学院長が私に愚痴っていた。

 学院長とは気が合っていたので、学院長室でちょくちょく話をする仲になっていた。

 まあ、ご愁傷様。



 そんな感じで皆無事に濃密な1週間のサバイバルキャンプを終えたのだった。


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