表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/19

どんなにセオリーを知っていても、頭が良くなるわけではない

うっわ、本の内容が変わっている

これ、本の厚み以上にページあるから、結構時間かかって読んだのに、

また読み直さなきゃなのかよ...


ちなみに、一応最後まで読み切ったけど、さすがに全て理解したということではないよ


あっ!

どうやら内容が変わったと言っても、前回の内容に、さらに詳しい情報が追加されたのがほとんどみたいだ

...全く知らない情報も増えてるし、

私の記憶力はそこまでよくは無いんだよ?


まあ、これからも戦いが終わるたびに情報が追加されるなら、

何回も読むことになるし、最初の内容はそのうち覚えられるでしょう。


GP、GP...っと、あった!

新しく増えたページに、GPに関する詳しい説明と、購入可能なサービスについてのパンフレットがあった

このパンフレット部分をタッチすれば、購入するかどうかの確認画面が浮かんできて、

了解を押すと、GPを消費して実行されるらしい

試しにパンフレットのページを開いて、タップしてみると

透明な画面が浮き上がんできて、了解と、拒否のボタンがあった

今回は拒否を選ぶと、その画面は消えた


GPは、食料に変換できるので、単純に考えて、

準備時間が延長できるということ

あと、購入できる一覧の中には、本があり、元の世界の漫画や小説はもちろん、

見たことのない字で書かれた植物図鑑や鉱物図鑑、あとは、古そうな本があって、

恐らく、ここにあるよくわからない素材を加工するのに使えるのだろう


でも、字が読めないんじゃ、意味ないのでは?


...

よくわからない

結局、半日以上かけて本を読んでいたが、読み切ることは出来ず、

腹も減ってきたので、安いパンと、安い豆のスープを買って、食べて、寝た


そして翌朝?目が覚めたとき、体型に違和感を覚えた

体が軽い

腹を見てみると、デブとまでいかずとも、掴める程度にあった腹の脂肪が跡形もなく消えていたんだ


心当たりは...、恐らく対戦相手からコピーした能力、異能だろう

どんな長所を手に入れたのか、それは体の変化からして一瞬でわかった

記憶を選んでない以上わからないが、相当健康に気を使って生きてきたのだろう

今回コピーした異能に名前をつけるなら【健康体】だね


剣の刃の部分を鏡にして顔を見てみると、顔周りもシュッとして、

もうこれだけで、さっきの女性と会っても、気づかれないんじゃないか?

まあ、でも、薬をつくるために、実験はするんだけどね〜


「さてさて、次の対戦相手はっと」


対戦部屋と準備室を隔てる扉に、対戦相手の顔と、能力が映し出される


そこに映っていたのは、いわゆるヤンキーとでも言うべき、金髪ツーブロックの高校生程度の男性だった


「あー...、身体能力中位、精密操作最低、そして...この【 】空欄の部分に入るのが、一回戦でコピーした異能なのかな?」


しかし、身体能力中位か〜、

私の身体能力は異能を手にした今も変わらず低位のままだ

それは軽く動いてみた感じからしても、ちょっと体が柔らかくなったかな程度の変化しかない


でも、精密操作最低って、つまりノーコンってことだろ?

私の精密操作低位が、狙ったところから10センチほどズレたのを考えると、

狙いが適当でもいい打撃系の武器、相手はそれこそ金属バットとかを使ってくるかもしれないな


力任せにブンブン振り回されるだけで、普通に脅威だな

一試合目は精密操作が上の相手を挑発して、その長所を無くした

でも、この相手には、挑発は意味ないだろうし...


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

というわけで、第2試合、私VSヤンキー、スタート!


そして前方に見えるヤンキーの獲物、それは金属バットとメリケンサック!

殺意マシマシの鋭い眼光、


「コワイね〜〜〜...そんなに睨まないでよ。俺、ちょっとチビッちゃった。」


「・・・嘘つけ、俺も、お前も、さっき殺しを経験したばっかだろ。その剣で、人を殺したんだろ」


「...まあ、ここに立っている時点でそうだな。で?どうしてそれで、そんなに怒った形相になるのかにゃ?」


「・・・ふう、挑発には乗らないぜ。知らないだろうが、俺はこれでも族で、参謀的な立ち位置でな。

模試の成績もいつも100位以内だ。」


なるほど、頭が良い自慢か


「あっそ...」


私はそういってあからさまにタバコを吸い始める

さも、興味ありませんって全身で表現してやると...


「舐めてんじゃねえぞ!?」


思いっきりバットを振りかぶってくる


「えっ?本当に頭がいいの?こんなにあからさまな挑発に乗っちゃうような単細胞が?

はあ〜、最近の勉強はよほど簡単なんだろうね?あっ!それとも、ただカンニングしているだけか」


「っ・・・!」


言葉にできない怒りというのを味わっているのだろう

先程より勢いが増している


「ぷは〜!おいちい、おいちい♪」


ただの鬼ごっこでは身体能力の劣る私は、すぐに追いつかれてしまうので、

攻撃を流すことを意識しながら、正面からの攻撃を避け、

防いでいる


体力の消耗を狙っているのかって?

ノンノン、

なんで体力の消耗狙っているやつが、煽るためにタバコを吸うと思っているの?

このタバコ、GPを消費して買える、嗜好品のタバコとは違う、私お手製のものなんだ


そして、今回、このヤンキーを殺す、武器でもある


「そろそろかな?」


「うっ!、がっ、ガハッ!・・・ぉ゙前、ま゙さが」


ヤンキーが血を吐いて倒れ込む


「そうだね。毒だね♪」


目の前にしゃがみ込み、楽しげに笑ってやる


「やっぱ馬鹿だな〜、勉強の成績がいいのと、頭がいいのは、別だったみたいだね。

勉強は、どうやってすればいいのか、セオリーを知っていればいいけど、頭の良さは、頭の回転速度だったり、考え方の問題だから...」


「ぐぞ・・・卑怯だぞ」


「ひっどいな〜、君、多分、準備室にほとんど留まって無いでしょ」


ヤンキー君、表情豊かだね、めっちゃ驚いた顔してる


「だってさ、君、第1試合を”さっき”って言ったでしょ?だから、戦いが終わったその日の内にすぐに来たってわかったよ。」


これで、準備室にある素材や、パンフレットにある嗜好品などなどについて、知らないことが多いことは確定した

作戦はいくつか考えていたけど、まさか毒殺作戦を使うことになるとは思いにもよらなかったよ


「まあ、苦しいだろうけど、もう少し我慢して話を聞いてくれる?

この毒、死ぬのに数時間かかると思うから、楽に死にたかったら正直に答えてね?」


「・・・」コクコクっ


「うん、素直でよろしい。じゃあ、まずは君が手に入れた異能は何?

もし有用な能力だったら、それをコピーしたいからさ。ほら、相手の異能欄は空欄だったでしょ?」


「・・・たいがん」


「え?対岸?あっ!耐寒?あ、違う?・・・もしかして【体幹】?」


「ぞう・・・」


え〜、いらねえ

よほど超人的な体幹になるとかなら有用だろうけど、さっき戦った感じ、若干の補正でしょ?

それなら、【健康体】に含まれているよ


「じゃ、じゃあ、次の質問だ。さっきの試合で手に入ったGPでなにか買ったか?」


「・・・なにも」


「えっ?」


なんだ?この間は、...もしかして


「もしかして、GPをためて、殺さなくてもいいルールにしようとしている?」


「っ!?」


あ、当たりっぽい

なるほど、だから私が人を殺したことを簡単に認めたとき、怒りの形相になっていたのか


「随分な正義の心をお持ちのようで!で、次が最後の質問なんだが、今、この場でGPの譲渡が出来ないか試してみろ。もし、GPの譲渡ができるなら、そのGPと、次の試合のGP分で俺がルールを追加してやる。」

前回、神様が言った奪える能力の一つに性別を入れていたから、

もしかしてTSを期待した人おりゅ?

残念、主人公は男のままです!( -`ω-)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ