第4話 調査
海上自衛隊共同基地研究所
研究所と言っても造船所を急遽研究所にしただけである。
「千葉中さん、どうですか?」
「これは実に興味深いな。まず、体が全て黒く、これが革なのかが分からない。そして血液は我々人間と形が似ているのに紫色で、日本に戻ったら大発見ですよ!」
「中多さん、あの人何なんですかね?」
「どうやら防衛省から来た学者さんらしいな。詳しいところは俺にもわからん。」
千葉中 谷、防衛省研究部隊隊長兼学者。
中多健二、海上自衛隊第3護衛隊群群司令。
「アレは昨夜我々が仕留めた海坊主の1匹。」
「そうなんですか?。」
「津田、少しは情報を知ったらどうだ。」
「すんませんって階級同じじゃないか?。」
津田 良 海上自衛隊第4護衛隊群群司令。
「そうだったな。」
「そういえばあれ以外に出たらどうするんですかね、この世界のことは自分たちでやって欲しいです。」
「そういうなよ。」
「そういえば掃海部隊からの調査報告書がありますよ、ほら、自分たち第4護衛隊群は呉基地所属ですからね、掃海部隊とは付き合いがあります。」
「結果はどうなんだ?」
「それが驚くほどに凄い結果だったんです。まず、海坊主から未知の物質が検出されたんです。これはおそらく妖怪のDNAだったんです。」
「つまり、大発見ということか?」
「その通りであります。そして我々自衛隊が今後の妖怪対策にも活用できる為、ある意味調査する手間が省けたということです。」
「それはいいな。」
月の右側の大帝国 ウラガス大帝国国会議事堂
「そろそろ計画の最終段階に入ります。いいですね帝王様」
「いいぞ始めてくれ。」
「幻想郷侵略計画、スタートだ。」
「都に負けてられるか、都ですら成し遂げれなかったものを我が大帝国は、実現する。」
「始めようか、大戦を。」
海坊主討伐地点から250mほど離れた場所
そこには異様な雰囲気がただよっていた。そこには大帝国が作り上げた割れ目があった。そしてここからウラガス大帝国海軍第1、第2艦隊が出現した。これをすぐに海上自衛隊P-3C哨戒機が発見。もっと詳しく敵艦隊の情報を得るため、航空自衛隊第3航空団第301飛行隊のT-4を現場に向かわせた。
「あれか、例の艦隊は」
「どうやらそのようですね機長。」
「偵察機から管制塔へ敵艦隊詳細は、空母クラス2隻 戦艦クラス6隻 重巡洋艦クラス26隻 駆逐艦クラス58隻 その他艦艇18隻 揚陸艦 42隻の大艦隊、地点は海坊主討伐地点から約250mほど離れた場所。」
その瞬間、敵艦隊空母から発艦したであろう戦闘機が18機ほどこちらに近づいてきた。何故かその気は零戦に似ていた。
「敵機はどれも零戦の形状だ。ならジェット機には追い付けれない。T-4は巡航速度マッハ0.75、速度では上回っている!」
ウラガス大帝国海軍第1艦隊旗艦空母ローレッジから発進したハーバー艦上戦闘機機内
「なんて速さだ!我々の機との速度を上回っている!幻想郷があんな機を持っていたとは、少し油断したな。まぁ河童が作り上げたものだろうしあれ程の機を量産できまい。」
「まぁ今回は見逃してやる。」
これが後に艦隊敗北の鍵になるとは、彼はまだ知らない。
海上自衛隊共同基地内横須賀司令部
「ということで、第3護衛隊群と第4護衛隊群はこの世界の要人らと共に艦隊を海の藻屑にしてやれ、しかもこれは海上自衛隊の強さのアピールにもなる。心してかかれ!」
「了解!」
海上自衛隊第3護衛隊群旗艦ひゅうが甲板
「と言ってきたものの、人数が多すぎるな、大丈夫かひゅうが。しかも来るのは妖怪とは信じらんよ。」
「この世界に常識は通用しませんよ。」
「確かにそうだな。」
「杉田海将、敵艦隊まもなく対艦ミサイル射程圏内に入ります。」
「分かった。対艦ミサイル発射よーい。」
「対艦ミサイル、弾種ハープーン対艦ミサイル、発射!」
キャスターからハープーン対艦ミサイルが発射された。それは一斉に敵艦隊の方向へと向かった。
「おぉ凄いですね!」
「あなたは確か、誰でしたっけ。」
「事前に上司に伝えられてませんか?、天狗の新聞記者射命丸文ですよ。」
「すみませんが本当に知らないです。」
「別にいいですが・・・・」
「それよりあの飛翔体について行ってもいいでしょうか。」
「マジですか?対艦ミサイルと対艦誘導弾について行くなんて」
「天狗は幻想郷最速ですよ、大丈夫です。」
「貴方がそう言うなら。」
「それでは。」
「待ってください。対艦ミサイル、誘導弾の情報を書いた紙を渡しておきますから、後、報道するなら別にいいですから。」
「ありがとうございます。」
「あと、後に取材させてもらいますから名前だけ聞いてもいいでしょうか。」
「分かりました。私はこのひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦艦長の間馬一佐です。」
しばらくして。
「おっ!見つけましたよ、例の飛翔体。写真撮らななくては」
幻想郷最速の天狗は、あっという間に対艦ミサイルと対艦誘導弾に追いついた。さすが最速というほどだろう。
「間馬一佐にもらったあの紙を見てみますか。」
紙の内容は対艦ミサイルと対艦誘導弾の詳細だった。
RMG-84ハープーン対艦ミサイル
飛翔速度マッハ0.85
90式艦対艦誘導弾
飛翔速度1150km/h
17式艦対艦誘導弾
飛翔速度(公開できず)
「あまり信用できませんね。私独自で探してみますか。」
同時刻 海上自衛隊第3護衛隊群旗艦ひゅうが
「ハープーン並びに艦対艦誘導弾、着弾。」
「命中。敵艦隊駆逐艦、大破並びに炎上。沈没。敵艦隊重巡洋艦2隻に命中。並びに轟沈。戦艦1隻命中。大破、並びに炎上。撃沈には至らず。敵艦隊空母、命中弾2発。甲板並びに弾薬庫に命中。弾薬庫誘爆。撃沈。」
「初手の戦果は駆逐艦26隻沈没。重巡洋艦2隻轟沈。
戦艦1隻大破 、まぁまぁな戦果だな。戦艦は大破したから再起動には時間がかかるだろう。だが、まだ空母、重巡洋艦、戦艦、駆逐艦が多数残っている。」
「艦長!敵艦隊残存空母から敵艦載機発艦。総数60!」
「了解。対空戦闘。僚艦にも伝えろ。」
「海将に連絡。対空戦闘。」
「対空戦闘!高性能20mm機関砲並びにESSM 短SAM発射よーい!」
「第3護衛隊群各艦も対空戦闘準備をしてるな。海将が腰を上げたか。」
イージス護衛艦DDG-175みょうこうCIC
「イージス・システムをフル稼働だ!防空圏内から敵機を1機たりとも通すな!」
「了解。対空戦闘。SM-2 1番から5番発射よーい!。
てーっ!」
「目標到達まで5・4・3・2・1 着弾。」
ウラガス大帝国海軍ハーバー艦上戦闘機は米国製対空ミサイルSM-2により8機が撃墜された。何故5発しか撃っていないのに8機もの機を撃墜したのか。それは大戦期の戦闘機は現代の戦闘機と違うため、1機にあたっても貫通してもう1機も撃墜してしまうからだ。まぁ自衛隊からすれば弾薬の節約と撃墜する量が増えるため、自衛隊からすれば一石二鳥だった。
イージス護衛艦DDG-175みょうこうCIC
「残り残機15!」
「主砲で対応、目標、敵艦載機。撃ちぃ方初め!てーっ!」
そして残りはみょうこうに搭載されている54口径127mm単装速射砲で撃墜する。54口径127mm単装速射砲は発射速度は毎分45発と対空、対水上などにも使える。だが海上自衛隊の護衛艦はたかなみ型、こんごう型にしか搭載されていない。
「これで引いてくれっ!。




