スカーレットとメイドの少年 ep.5(Fin)
今、僕はフラン様と『恋人』ごっこを始めようとしている。
「それじゃ!」
とフラン様が言った直後
「ちょっと待たー!!」
と紫髪の少女。フラン様の姉、この【紅魔館】の当主のレミリア様が突然とここに現れた!?
「お姉様!?」
とフラン様は凄く驚いていた。可愛いなぁ…
「露とフランが恋人ごっこ?どうしてかしら?露」
とレミリア様は僕に向かっていってきた。
僕はいきなりの事でびっくりしながらも
「え?ええと…フラン様に誘われたからです…」
と答えた。いや、間違ってないよね?
──私は、妹のフランとフランの専属メイド・露が恋人ごっこをする【運命】を見た…そっから、本当に恋人になってしまうことも見てしまった。
それはいけない…だって…フランは、私のもの!流石に恋人ごっこで実際に恋人になってしまうなんて!フランを取られるのは嫌!!
私は露に向かってこう言った。
「取り敢えず、恋人ごっこはしないこと。分かった?」
それに対して、露は少ししょんぼりしている様子だったが。私のフランが取られないならそれでいいと思っていた。
そして、フランは私に
「私から、したいことを奪うの?」
と泣きそうな声で言ってきた…
私は、その言葉に負け…
「分かった…わ。」
と了承してしまった。
「やったー!!露あそぼ、」
とフランは、露に向かっていい。
「分かりました。」
と露は、嬉しそうな様子で言った。
そんな2人を私は見て…
(私って、我儘なのかしら…)
そして、私はその場を後にした。
──数週間後
僕らは、今外に出かけている。
「ねぇ、フラン。」
「なぁに?」
とフランが僕に言ってくる。
「楽しい?」
と僕がフランに聞くと。
「うん!」
とフランが大きな声で言ってきたのだった。
僕らは、恋人になった。人間と吸血鬼のカップル…推しが僕と恋人になってくれた。
どうやって恋人になったかは、言わない。けど、それは僕にとって…僕らにとって、大切な思い出の最初の1ページになった事だろう。
「このお団子美味しそう!ねぇ!露買ってきて!」
とフランは僕に言ってきたので
「分かった」
と僕は目一杯の笑顔で返したのだった。




