双子と吸血鬼 ep.6
「お姉ちゃん…」
「どうしたの…霊夢?」
彼女は博麗霊夢の姉…博麗靈生
「あのね、えっとね…私、大きくなったらお姉ちゃんをやしなうの!」
霊夢は、そう宣言する
「そっか…私を。ありがとう!だけど…私はお姉ちゃんなんだから!私が、霊夢を養うの」
靈生は霊夢の頭を優しく撫でながら言う
「だけどー!」
霊夢は何か言おうとするが、理由など考えず言わなかったから何も言えなくなる
「まぁ…霊夢が私より凄くなったら養えるかもね」
そして、靈生は霊夢を優しく抱きしめるのだった
──そして、現在。露と雪の沈黙の中霊夢は…
(お兄ちゃん…か………お姉ちゃん…今頃、お医者さんになってるかな…)
霊夢は、露と雪の真ん中に割り込んで
「で、露…こいつどうする?」
優しい口調で答えを聞くよう言った
「べーつに?私は殺してもいいけど…兄弟…なんでしょ?」
霊夢は悲しいそうにだけど喜ぶようにそう言った
そして、露は
「うん…だけど、一緒にいたい…」
涙を浮かべながら言った
「…そっか、そうだよね……一緒にいたいよね」
霊夢は、涙を流しそうになりながら雪と露を順に見ながら言った
「僕は…僕は!」
「雪がなんと言おうと僕は!雪と一緒にいたい…!」
露は、雪の言葉を遮りながら叫ぶ
「だけど…ゆーーき…だっけ?討伐対象じゃなかった?上に検討を求めるようにすることはできるけど…」
霊夢は、少し寂しそうに
「上は、殺すことを求めるかも」
そんな残酷な事を言い放つ
「え…?」
「だよね…僕は、沢山…」
雪は何かを言いかける
「殺した。露も大人にならないと」
「は?」
霊夢の後ろから殺したはずの女性…レミリアの声が聞こえた
そして、霊夢は、奥にあった木に吹き飛ばされる
「ペラペラと理想を求めるなら……私…雪と同じ吸血鬼になればいいじゃない?」
露の胸ぐらを掴みレミリアは自身の胸元に引き寄せ
「違わないかしら?露…」
最初雪に言ったような誘惑するような妖しい声で言った
「え…ぁ……え」
露は、突然の事で理解が出来ずにいた
「れ…レミリア!?」
雪は、《特性》によって血で槍を作り、放とうとするが露もろとも槍に串刺しにするかもしれないから放てずにいた
「特性扱えてるじゃない…少し前まで小さくて血を使いすぎていたのに…あの頃は、私の言う事を聞いてくれて従順だったのに」
レミリアは、軽く雪の方向を見ながら言う
「僕は…もう…もう、レミリアの犬じゃ…」
「そうね、犬じゃない…可愛くない…ただの、子供な殺人鬼よ」
「っ…」
雪は、何も言えなくなったのだった
・物語内で紹介しないだろうからここに書くよ
《特性》とは…
ごく一部の吸血鬼が扱うことができる、その他の物語で言う『能力』のようなもの。
雪の《特性》は【自身の血で物を作る】




