双子と吸血鬼 ep.5
今回、下手したらep.10までいくかも(流石にないかな…?)…短い話って僕的には3〜7のつもりなんだけど…まぁ、いいや…楽しも。これも、《お遊び》の中なんだから
「っ………!」
「露…」
霊夢が、露に何か言おうとするけど、それを遮るように露は
「助けないと…!」
「っ!?今、なんて?」
「だから…助けないと」
露は、雪に向かって走ろうとする
「どうして!」
霊夢は、露に怒るように言い放つ
「どうしてって…兄弟だから……僕が、お兄ちゃんなんだから…!」
「っ…」
(お兄ちゃん…だから…)
──ねぇ、霊夢…
「なぁに、お姉ちゃん?」
──私ね、将来お医者さんになりたいの
「そうなの?」
──霊夢が幸せに過ごせるように
「じゃあ…私も!」
──だぁーめ。お医者さんには、霊夢はならないでいいの
「どうして?」
──お医者さんって失敗したら責められて何もかもがなくなっちゃうの…だから、霊夢には他の、リスクのない仕事をしてほしいな
「私、7才だから分かんない」
──分かんなくていいの…今は
霊夢は、露に何も言えずにその場に立ち尽くす
露は、レミリアに向かって銀製の短刀を握りしめ大きく覆い被った
「っ……説経中なんだけど…?痛いわ…よ!!」
レミリアは、露を吹き飛ばすつもりで拳を入れた
「ぁ…ぐ…おりゃぁ!!」
レミリアの拳を何とか耐えながら、レミリアの足に向かって靴に仕掛けた銀製の仕掛けナイフを突き刺す
「ぃ……雪より、露に躾が必要かしら?」
レミリアは、雪を掴んでいた手を離して露の首元を掴もうとする
露の首元に手が届く瞬間レミリアが後ろに引き込まれる
「は?っ!雪!あんた!」
「…」
雪は吸血鬼特有の《特性》で作った血の槍をレミリアの頭部と心臓部に突き刺す
「ぁ…………………」
しばらくしても、レミリアが動く素振りが見当たらず…ダラダラとし血が止まることを知らない
「今更、意味ないのかな…」
雪は寂しげな顔を浮かべ、露に向く
「…」
「…」
しばらく2人の間に沈黙が流れる
「レミリアを倒し…た?純白の翼の吸血鬼が?」
霊夢は、露と雪の真ん中に割り込んで
「で、露…こいつどうする?」
優しい口調で答えを聞くよう言った
「どうする…って?」
「…殺すか」
少し溜めてからやがて
「逃すか…」
「っ…!?」
普段の霊夢なら言わないその選択肢に露は驚いた様子だった
「僕を逃がすの?」
雪が確認するように霊夢に向かって聞く
「それは、露が決める…べーつに?私は殺してもいいけど…兄弟…なんでしょ?」
霊夢は悲しいそうにだけど喜ぶようにそう言った
「うん…だけど、一緒にいたい…」
露は涙を浮かべ雪を見ながら言ったのだった




