双子と吸血鬼 ep.4
情報過多かもw
「雪…?いや、気の所為か…」
露はレミリアの放った言の葉に引っ掛かりを覚えた
「いや…だめ…」
雪は絶望したような顔で狼狽える
「どうゆうこと…?純白の翼の吸血鬼は、僕を見てあんなふうになる理由がわけわからない…」
露は、霊夢に聞くように呟く
「私に聞かれても…だけど、純白の翼の吸血鬼は今のうちに殺せる」
そう言った刹那、霊夢は雪の背後にまわり銀製のタガーを勢いをつけ振るう
「あのね?私の大切な大切な家族に暴力は許さないわよ?」
レミリアは、そう言いながら霊夢のタガーを持っていた左腕を強く握る
「ぁぐ…が…っ…」
「霊夢!っ…立ち尽くすのは駄目…でしょ…僕!」
露は自己暗示をかけレミリアに向かって銀で出来たクナイみたいな物を投げる、それと同時にレミリアに普通の短剣を向けながら突っ込む。
「雪?動かないの?」
レミリアは、雪に向かい命令をするような声で言い放った
「は?雪…?」
露の動きがその場で止まる
死んだはずの弟の名前が原初の吸血鬼から出てきた、しかも純白の翼の吸血鬼に向かって言っていた。
「動けるわけ…」
雪は、明確に拒否を言葉と言葉で示した
レミリアは、苛ついた様子で霊夢を露の方向に向かって投げる
「え…」
露は投げられた霊夢を受け止める
「大丈夫…?」
優しく降ろしながら聞く
「いっ…大丈夫」
霊夢は、左腕を抑えながら露に軽く頭を下げる
「今更よね、拒否をするなんて。今までした自分の行動を考えて言わないの?別にあなたの兄は殺さないんだから」
レミリアは、雪の頭を掴み地を這うような冷たい声で言う
「っ…で、でも」
「でも?」
レミリアのその言葉で雪は何も言えなくなる
「ほら、言えない…考えて言いなさいよ。あんたの兄はあなたの同じで吸血鬼にするだけ。何が不満なの?」
レミリアの言葉の追撃についに黙り込んでしまう
「本当にバカよね。我儘で、人の血を望んでいたのに、身内が来た瞬間…『人間』になる。最恐と謳われたヴァンパイアハンターの子供は親と同じで馬鹿なのね」
レミリアは、そのような言葉を放つ。
その場に居た全員が固まる。露も雪、霊夢も誰も知らない事実に驚きが隠せなかった。
露は、会話をずっと聞いていて純白の翼の吸血鬼と自分は兄弟であり、純白の翼の吸血鬼は弟の雪というのも分かってきた。それなのに、その言葉は理解を遅らせた。
「最恐のヴァンパイアハンターは、自分の子供にヴァンパイアハンターになる事を強要させた。本当に馬鹿よね…そこから、あなただけでも解放させてあげたのに…躾したほうがいいかしら?」
その言葉は、溜息混じりであの母親を彷彿とさせるようなものだった。




