第13章 試練ときずな ③ 嫉妬とワル知恵
タケルが帰ってくると聞いて マギィとジョディはカンカンです!
2008-03-01(Gooブログ初稿)
「なんでタケルが帰って来るのよ! あたしにはもう地球に帰らないって、
言ってたじゃない。どんな顔して帰って来るンだか、見てやりたいわ! 」
スクールの食堂で、軽い昼食を取りながら、マギィは周りの子がビビルくらい
激しい口調で、タケルのことをなじっていた。
「タケルが生意気な口利くようだったら、容赦はしないわよ。
あんなえらそうなこと言って、耳も聞こえないようじゃ、話にならないじゃない。
同じクラスに戻るなんて、冗談じゃないわ!
タケルなんか、他のスクールへ行くべきだわ。
ここで、これ以上キラシャとイチャイチャされちゃ、たまンないわよ!」
ジョディも、ダンの態度が気に入らない。
「ホント、うちのクラスの男どもときたら、自分のやってること棚に上げて、
勝手なことばかり言うわよ!
ダンのこと、もっととっちめてやればよかった。
プレゼントはくれるなよだって???
威張るなって言うのよ。
さっきだって、下級生の子からこそっとプレゼント渡されそうになって、
ナンにも言わずにモアから注意されてたくせに…」
「アンナのホッとけば?
あたし達だって、もうプレゼント買っちゃったンだから、
渡さなきゃなンないでしょ? 」
「そうね。でも、隣のクラスのかっこいいダニー、受け取ってくれるかな?
まだ、パートナー決めてないといいけど…。
もう、あんなにたくさん買い込ンだのに、受け取らないなンて言われたら
ダンのせいよ。
ダンが言ったことって、周りの男子に影響あるから、プレゼント渡せなかったら、
どうすればいいっていうのよ! 」
しばらく悪態をついていたジョディは、何かひらめいたように、声をひそめて
マギィと話し込んだ。
「ねぇねぇ、マギィ~?
違うクラスに、頭悪いけど、腕力があるディノっていたじゃない」
「ディノ? ああ、ゴリラみたいな顔したでっかい子? 」
「アノ子に、あまったチョコでも渡して、タケルが帰って来たら、
ボコボコにしてもらったら? 」
「そうね。でも、あたしたちが仕掛けたことがバレたら、まずいわよ。
それに、もしタケルが帰って来るとしても、次の学年になってからだわ」
「いいじゃな~い。
今のうちにディノにエサを与えといて、いざというときに使えばいいのよ。
ダンへの仕返しもしたいし。あたしはやるわよ」
「どうぞ、ご勝手に。
あたしはタケルが気に入らないから、追放してやりたいだけよ。
キラシャだって、次の学年に進めるかシラナイケド、同じクラスになったら
シメとかないとね…」
「パールもね。フフ。楽しみだわ…」
昼食を食べ終わって、話に夢中になっているジョディとマギィの近くのテーブルで、
偶然その話が耳に入ったケンとマイクは、目配せして席を立った。
原作者:金田 綾子
マギィとジョディは 何を企んでいるのでしょうか?




