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理由⑦
4年生にもなると、歌や音楽に興味を示す子も増えてくる。特にこの頃はテレビで音楽番組を目にしない日がないくらい、音楽業界が賑わっていた。CDを予約購入したり、ランキング番組をチェックしたり、好きな歌手のファンクラブに入会したり。要も好きな歌手、ロックバンドができたし、音楽番組もよく観ていたが、相変わらずそれ以上の熱量を注いでいたのがゲーム音楽。一般的なCDショップでの扱いが少ないゲームのサウンドトラックを求めて、中古ショップやレンタル店を自転車で駆け回っていた。
BGM、サントラ、ヒーリングミュージック、クラシック、いわゆる音色というものは不思議な力を持っている。言葉によって何かを訴えられている訳ではないし、音楽的な知識がゼロに等しくたって、勇気が湧いてきたり心が安定したり、油断すると涙が溢れそうになる。時に抽象的ながら言葉よりも心に大きな影響を与える。どうしてだろうと、ふと考えてみる要ではあったが名探偵の様にはいかず、またすぐにゲーム音楽の虜になってしまうのであった。




