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理由⑤
先生が5年生の時のお話です。クラスにとても可愛らしい女の子がいました。いつもニコニコしていて、男の子からも女の子からも、みんなから好かれていました―自己紹介を終えた4年3組はリラックスムード―皆さんは吃音とか吃りという言葉を訊いたことがありますか?これはね、物の言い始めがスムーズでないことを言います、こんな風に・・・―小澤先生の妙にリアルな実演―このように、話を始めるまでに少しだけ時間がかかってしまいます。いわゆる間が空いてしまいます。人と話をする時には、この間が大切な役割を果たします。
「好きな色は何色ですか?」
「あ、え・・・あぇ、う・・・あ、お、私の好きな色は青色です。」
間が空くと、会話のリズムが崩れます。物凄く非道い言い方をしますと、この女の子は普通に会話ができませんでした。―和んだ空気が鉛と化す―一旦、言葉が出てくれば流暢に話ができるのですが、どうしても第一声が難しい。間隔が空いてしまう。相手を待たせてしまう。結果、思いが伝わりにくい。




